2026.9.25
入塾(学習塾ではなく)
2026.9.25
入塾(学習塾ではなく)
(お友達の打撃に圧倒される)
先週金曜日に野球塾で体験レッスンを受け、本日めでたく正式に入塾。巨人戦がなく静まり返った東京ドームをすり抜けて施設に入るとさっそく塾生たちから声をかけられる。「はいったんだね!よろしく!!」と。4年生の塾生たちと練習前に併設のバッティングマシーンで打ってからフィールドへと向かう(ここは撮影禁止 >涙)。ちなみにフィールドを囲む壁には、大企業の名がズラリと並ぶ。サントリー(天然水)、大塚製薬(ポカリスエット)、三菱重工... さすが運営母体、三井不動産(東京ドーム)。
今週はバッティング中心。初めて打撃の指導を受ける息子。息子がゴルフを始めてから今に至るまでずっと観察してきて&ジュニア指導@アメリカに長らく携わってきた賢人たちの知見に接して&日頃レンジで練習するジュニアさんたちの姿に触れてきて、確信めいたものが私にはあった。それは、小さい子はクラブを本能で引っ張っていくように本能で道具の動きがわかる、それにクラブが重いので大人のように押す動作が入りづらくなる、で子供が上手くなっていくように大人もクラブの動きへの理解を深めるべし、というが誤りだ(注: 条件付き)、という確信です。クラブが重ければ小さい子はそもそも振れない。グリップだってなんでもありという意見もあるけど、骨格に沿った、あるいは(加えて)ザ・スタンダードなグリップ?、そして身体と道具の理想的な動き(受け継がれてきた先人たちの知見)、要するに形から"も"アプローチする。ジュニアにとって、本能でたまたま理想的な動きが実現できる可能性は否定できないけど、無理でしょ、というのが私の自論。引っ張れないし振れない。重いから。それにハンマーを叩くようにはボールを叩けないから。
で、野球の場合は。今をときめく超一流プロが重たいバットはダメだと強調されていた。ゴルフの場合、重たいクラブでジュニアの成長を促すなんて、論理的にも実証的にも、そして感覚的にも私にとってはあり得ない。そういう大胆というか新鮮味を帯びそうに見える考えは大昔にアメリカでも言われていたことで、なにも目新しさはない。形にこだわらずに道具の特性に身を任せる。3歳が? シャフトを軽く短くして工夫はするものの大人が使うような重たいヘッドで組んで、その道具が正しい動きを教えてくれるなんて暴論ではないかと思う。3歳ですよ。6歳でも、今の息子の年齢9歳でも程度の差はあれ同じではなかろうか。クラブへの意識なんて小さい頃からやっていればそれは無意識に掴めるだなんて... 息子が例外かもしれないけど(注: 本能 "だけ” では引っ張れないという意味で)、そんなのあり得ないと思う。息子は3歳から取り組んでおります。こうしたやりとりは、ひつこいですけど、はるか昔からアメリカで行われているわけでして。もう結論が出ているんじゃないかと。レジェンドの幼少期然り、そのレジェンドがご著書で説明されておられる視点も然り。そのレジェンドのジュニア後期・卒業後を指導したコーチも然り。
私が見る限り、野球の場合は当たり前の話。ジュニア専用のバットが重さ、長さ、形状、多様なものが用意されている。なぜか。そのひとつ。大人用のバットを切って使うわけにはいかないから。ゴルフとは違う。大人の事情が入り込む余地、なし。ジュニア用の道具が豊富になる土壌がそこにはある。ゴルフは... 野球とは違い、大人になってから取り組む方々が多いアクティビティでもありますから。ジュニア時代に技術をどこまで教えるかは野球においては考え方に違いがあるけど、基礎基本は教え込む。
話が脱線しました。今日のバッティングの指導。息子。まずは足の幅。続いて、姿勢。そしてバットを構える左肘の位置(息子は左打ち)。ティーバッティングをする前に、形を直される。体に触りながら理想の形を息子に叩き込んでいただくも、コーチの手が離れると、足以外は自然に元に位置に戻ってしまう息子。何度か形を作っていただいて、ようやくボールを打つ。一発目、当たらない。形を意識して振っていると当たるようになってくる。これを本能に逆らっている指導だからダメとするのか、本能を刺激していると見るのか。
今日まで素振りと簡単なボール打ち@家、そして打ち込み@バッティングセンターを2ヶ月以上やってきたのに、本能で?ボールを捉えること(理想の道具の動き)ができていなかった。まだ量が足りない? プロだっていろんなバッテイングスタイルがあるでしょ、というのは改めて的外れな印象を受ける。
レッスンを見学していて、ふと思う。量が圧倒的に足りないのか。ゴルフにおきましては、レンジでバカバカ球を打つ、という意味では量が圧倒的に少ないですけど、素振りやフルスイングではない振り、それに平日親子ラウンドで行ってきた取り組みは半端じゃない量です。圧倒的な量。でも、質の悪いことを積み重ねてもなぁとは思う。質が高いとは何か、先人たちの知見に触れれば一発でわかるケースもある。その質が担保されたものについて量をこなす。そういう点におきまして息子は相当いい線を言っているはず。わたくし親の自己満足か(注: 後述のインタビュー動画にて)。
野球はどうか。親子二人でやりたい放題続けてきた。YouTubeを見たり、野球本を読んだりして工夫はしてきたつもり。このままもっと量をやれば上手くなるのだろうか。上手くはなるだろうけど、そのスピードも遅そうだし、限界が来るのではなかろうか。誰からもフィードバックをもらっていない。量を続けていれば質が見えてくるのだろうか。はい、見えてくるんです、と指摘するアスリートが何人もいらっしゃる。例えば、ゴルフにおいて直球としては松山英樹プロ。そして視点は違えど、サッカーの鎌田大地選手。オフトレーニングの際に、練習の量について次のように説明しておられる。
「質より量だと思っているから俺は。その、自己満でいいんすよ、多分。自分よりやっているやつおらんやろ、と思うとか、そういう自分よりやってるかやってないかは別として、メンタル的に自己満で良くて、とにかく俺は量やって他の人よりやってるやろというので思えてるから。それでいいと思う」
なるほど。トレーニングがテーマにはなっておりますが、やはり質が先じゃないのか。ただ、この説明の直前には、こうもおっしゃっておられる。
「昔とかわかんないじゃないですか。どういうトレーニングしたらいいとか。とりあえず量やるみたいな。今みたいにYouTubeとかなかったから。プロの人がどんなトレーニングしているのかわからへんし、周りにプロなんかおらんし。昔とかはだからやっててもほんまに意味あるのかって思ってましたよ」
順序をあえて逆にして紹介しましたが、量は自己満足、それでよし。今は昔と比べると質の高い練習ができる環境にある。というわけで、質の高いものを同じ量で取り組んだら、と想像してしまう。そんな単純にはいかなそうですけど。
息子は量をやってきたという自負はある。量の稼ぎ方が違うというか個性的であり続けてきたけど、自己満足にもつながっているはず。ただ最近、野球熱が高まり過ぎて、家での地味練の中身が変わりつつあります。ゴルフから野球へ。時間的には半分に迫る勢い。これで良いのだろうか... 「基礎練習。地味なことをコツコツやるのが大事かな」という鎌田選手のお話に触れるとなおさら。
今日のレッスン。冒頭でアニマルトレーングをしました。クマ、クモ、カエルなどなど、全種目で息子が一番早かった。休みなしのセットも一番早い。ガチの野球少年たちを相手に堂々と勝負できていた。これは未就学児の頃から通い続けている運動教室のおかげでもあるし、バレエ、そして家での地味トレの成果でもあると思う。積み重ねてきた量。
フィールドレッスン終了後、併設のバッティングエリアとピッチングエリアで友達と汗を流す。特に同級生のレフティーさん。スイングスピードが半端じゃない。音もすごい。おそらく4年生で屈指の打者だと思う。体もめちゃくちゃ大きい。同伴されていたお祖父様からもアドバイスをもらっていた。こういう子が、来年、再来年ジャイアンツジュニアにいくのだろうな。そんなことを、併設のレストランで広島 vs 巨人戦、DeNA vs 阪神戦が映された画面を交互に見ながら焼肉鉄板定食を食べ、ぼんやりと考えておりました。野球漬けの一日。
*1 "鎌田大地の再出発 オフトレーニングに密着," YouTube: テレビ朝日スポーツ, 2026.7.30. 開始17分あたりから。別のテーマで動画の後半。膨大な金額のオファーがあった中東のリーグへの移籍。親御さんの考えに触れて、プレミアに残ることを決断されたらしい。ちなみに今は「スーパートレーナーが決めてることを全部やるだけです」と鎌田選手。
(お友達と競う。山本由伸選手の真似らしい)