2026.9.22
しなりを感じやすい道具でスピードを出す
2026.9.22
しなりを感じやすい道具でスピードを出す
(縦振り)
本日、なんと息子は祝日授業。終わってから野球を挟んでスタジオレッスンに向かう。前回(というか前々から)指摘された課題。基本、球を打たずに@家 & 球を打ちながら@コースで取り組んできた。ここ最近、私が放っておいても(というか昔から)自ら考えながら真剣に向き合っている。USKidsヨーロッパ選手権や世界大会でポテンシャルの塊 同級生たちに接してスイッチが入ったのではと思う。先生からの講評はいかに。
目の前の椅子に座って間近で息子のスイングを見ていると、細かいところはわかりませんけど、インパクトが厚いような気がする。普段、ラウンド前のレンジ練習では隣打席や後方から見ていて息子まで距離がある。今日はボールから50センチぐらいで、しかも椅子に座っているので目とボールの距離がすこぶる近い。ただ近いから分厚いインパクトに見え、音もバスーンと潰れた音のように感じるだけなのか。
ここ最近で1番評価していただいたと思う。完璧なんてありえないけど、切り返しとその後の動きに関して、先生から「ちゃんとやってきたね。素晴らしいね」「いい縦振りだ」と*1。5本の解説付き動画を今見返しておりますけど、ベタ褒め。ただ、課題もあります。例えば、バックスイング中の頭の動き。身体自体はスウェイまではいかないけど、普通に見ていると頭がその場にずっと止まっている感じなのにスロー映像だとほんのわずか右に頭が動き、それから左に動いて、ちゃんと足がロールしながらバスーンといく。往年のプロゴルファーみたい。片山晋呉プロがこの点をオンライサロンで自分のスイングの変遷を振り返りながら説明していたな。ジャンボさんは、トップから左に行け!、と強調されていたけど、地面の球を打つ場合、頭が右というは基本ない。息子はちゃんとわかっているのだろうか。私が理解しているぐらいだから大丈夫であろう。
課題はあるものの、これまでの息子のゴルフ人生(6年ちょっと)、スイング的に絶頂にあると思う。5番アイアンのインパクトが素晴らしすぎる。5000回転以上、しっかり入っている。クラブそれ自体のおかげでもあるし、厳密に言うと、軽量&短め&しなる道具で長年、スイングを磨いてきたからだと思う*2。TPIやUSKidsが強調するハンドスピードがついてきていると思う。ジャンボさんもそうだし、その昔、小達敏昭プロに「グリップ(エンド?)スピードが早い! 出し方をRくんは自然とつかんでいる」と評されたことがある息子。ひつこいですけど、片山晋呉プロはハンドスピードの重要性をオンライサロンで指摘されておられた。
レッスン最後は、ドライバー。良い球ばかり出ているのに、不満顔。なぜか。ヘッドスピードが出ていないから。43ぐらい欲しいらしい... それは流石に無理でしょ。これは完全にPGAジュニアリーグのチームメイトのお兄さん(小6)に影響を受けている。先生にヘッドスピードを出す、インパクト直前の動きとコツを教えてもらうと、スピードが出てきた。もう少しシャフトが長ければなぁ、と私は思うけど、メインで使わせません。身体と道具との関係性を身体の成長に合わせて維持していくことは絶対に譲れない。手元と道具先のスピードをあげていくには。ジュニアをアメリカの現場で見続けてきた賢人たちの知見を私なりに解釈すると、後者だけじゃ、特にジュニア時代は育つものも育たない。
帰り際、大事なことを先生に伝える。金曜日、野球の日になりましたと。息子が今やりたい!となっているアクティビティだし、ゴルフにとって悪い動きを誘発させないように先回りして封じておけば身体が強くなること間違いなし。スタジオから家に帰るまで、ずっと野球の話。内訳、100%。家に着いたら、即、DAZN。ソフトバンク vs 西武 戦。
レッスン後に先生から、BMW PGA(先週開催されたDPワールドツアー)見た?、と聞かれて、なにそれ?という表情を浮かべる息子。「PGA、もう終わったんでしょ? フェデックスカップ、終わったじゃん」と息子。JJスポーン プロが優勝したことも知らないし、そもそもBMW PGAが開催されていたことも知らないのです。ずっとプロ野球中継とアーカイブを見ていたわけで。全米アマを見返すぐらいで、ゴルフの映像にほとんど接していない。今日は寝る瞬間まで柔らか野球ボールをストライクゾーンボードに投げ続けていた。このままで良いのだろうか。しなりについて、ゴルフクラブよりも感じづらい野球バットを振り回して問題ないのだろうか。
ちなみに、息子は右投げ左打ち。金曜日は野球塾。今週はバッティングのレッスン。バッティングに関して初めて指導を受ける。楽しみでならない。
*1 「縦振り」。我々親子にとっては最大の褒め言葉。なぜか。ジャンボさん。ただ、ジャンボさんもゴルファーによっては?縦振り過ぎはダメらしい。例えば、ジャンボ邸に通い続けておられた佐久間朱莉プロ。3年前のオフシーズン中にスイングが崩れ、ジャンボ邸で、あるプロから「縦振り過ぎないか」と言われ、ジャンボさんから「確かに縦振りだな」と指摘されたそう("佐久間朱莉「ジャンボさんのおかげ」師匠尾崎将司に感謝 コースレコードタイ「63」," 日刊スポーツ, 2023.3.9)。どこまでが適正なのだろうか。
*2 先週の住友生命レディス東海クラシックでのドラゴン大会。かつて息子が世界ジュニアでご一緒させていただいたアマの後藤あいさんが優勝("17歳アマチュア・後藤あいがドラコン女王防衛 ただ一人270yd超「いい経験ができた」," ゴルフダイジェスト・オンライン, 2026.9.20)。前に取り上げたように、幼少期の頃、かなり柔らかいシャフトを後藤さんは使われていた。ハンドスピードとヘッドスピードの関係性で言えば矛盾しそうな気がするわけだが、話はそんな単純ではない。ジュニア期にスピードを磨くという考えと、後からパワーをつけていけばスピードはつくという考え。後者はジュニア卒業後スピードがあがっても(ヘッドスピード) "スイングの崩れ防止" が実現できるかどうか。ハンドスピードを伴わないヘッドスピードの強化もジュニア期は避けるべきか。将来、同じヘッドスピードが出たとしても、力みのなさとか再現性の高さとか、身体内部でも結果としての道具の動き(外部、逆の経路もあるが)でも違いが明確に出てくると思う。スピードそれ自体は身体が成長していけばあがるのは当たり前。そもそも、ジュニア期で同じスピードが出ていても、それがシャフトの長さやヘッド特性に紐づいたヘッドスピードのなのか、直、という意味での道具それ自体の特性というよりはその道具を振る身体の動き(例えば、先にあげたハンドスピード)によるものが大きいのか、単なる飛距離やヘッドスピードの数値だけ見ていたらポテンシャルは測れない、と私は思う。