2026.7.4
ジュニア用の野球バットから学ぶ
2026.7.4
ジュニア用の野球バットから学ぶ
(Scottie Schefflerプロ流、バックハンド)
今日は不思議な日でした。会長のところで過ごした時間の9割は貸切状態。ショートコースは我々親子がスタートした時間帯には誰1人、コースにおらず貸切状態。最近新しく我々親子の活動拠点に加わった千葉北スカイランド。バッティングセンターもオートテニスも、着いた時には貸切状態。通常のテニスコートやフットサルコートは満員御礼でしたけど。
そのバッティングセンターでの一コマ。息子がガンガン打っていると(注: 球速60キロ!)、同年齢らしき男の子が隣の打席に入ってくる。球速100キロ? 野球のユニホーム着用。チーム名が入っている。ソックスが膝付近まで捲れ上がっている。野球シューズに、もちろんマイバット。完全に野球少年。こちら息子はというと、ゴルフウェアにスニーカーにレンタルバット。1球目から「バシュ」っとマッスルバックで完璧に球を捉えたような音が響き渡る。息子は呆気に取られて野球少年の後ろ姿を見ている。自分の打席でまだ球が来ているのに見過ごすほど。お金がもったいない。当たり前ですけど、圧倒的にレベルが違う。
音が金属バットではない。木製でもないような気がした。10歳前後の少年が木製バットであそこまで振れるわけがないと感じた。横で野球少年にゲキを飛ばしているお父様についつい聞いてしまう。「そのバット、なんですか?」と。お父様によると、木製ではなくウレタン素材で、めっちゃ飛ぶらしい。規制があるらしい。色々と詳しく教えてもらう。家に帰って調べてみると、例えばミズノの公式ウェブサイトには*1、ウレタン素材「ミズノレガシーPUフォーム」について、"反発力を高めたことで、飛距離アップを狙いやすくなっています。軽量FRP素材も使用しており、軽く振り抜くことができる使い心地が特徴です"、とある。同シリーズの「ビヨンドマックスEV2N」については、"軽量感があり操作しやすいため、小学生の選手でも扱いやすいでしょう。重さの範囲も、510〜540g前後がメインとなっています"、とある。
ゴルファーの私からすると、ミズノといえばマッスルバックという印象が強い。先ほどの野球少年が手にしていたバットで「バシュ」っと音がしていたのはミズノ効果か。野球はわたくし父にとって小学生でいっときチームに入ってかじったことあるぐらいで、道具についても理解が及びませんが、小学生用のバットは充実している。前にこのサイトでも書きました、"野球では大人用のバットを切ることは難しい。野球少年・少女たちは当然のごとくジュニア用のバットを使っている"。
先ほどのミズノ公式ウェブサイトの説明から引っ張ってくると、"軽量(感)"、"振り抜くことができる"、"操作しやすい"。私なりに強引に関連づけると、軽量なので振り抜くことができて、しかも操作しやすい。そのままか… 軽量、という点が大事。起点は、重さ。拡大解釈すると、軽くて振り抜けるから、スピード能力が磨ける。そして軽くて操作しやすいから、バットコントロール力が養える。読みすぎか。
ゴルフはどうか。大人用のものを転用できるので、ジュニアクラブを使う流れは大きくなりづらいのかなと。組み合わせが無数にあるので、その子供により適した道具を作れる可能性があるという反面、方針を明確にしないと無茶苦茶になってしまいそう。その方針は、感覚か、データか、経験か、それらをひっくるめた知見に基づいたものか。ちゃんとした方針。
なぜ、特にアメリカに比べて日本の子供たちがジュニアクラブを使わないのか(注: 印象論ではない)、という問いに対する一つの仮説は、ジュニアクラブを作る大きなジュニア専業組織が日本にないから、というもの。息子がゴルフを始めた際には、すでにUSKidsやFlynnのクラブを個人で日本に届けてもらうことは容易だった。今では公式ウェブサイトで購入して日本に届けてくれる。ただ日本のゴルフメーカーさんはジュニアクラブを用意しているけど、その推薦身長の幅の大きさや、技量に応じた、特にスピードに応じたセットを用意しきれていない。故に、より子供の特性に合ったクラブを、ということで大人用クラブを調整して作った方が良い、となる。難しい道具で技量向上を、というのは私も一瞬考えて息子に渡しましたけど、悪い動作と感覚を誘発し、そもそもヘッドが重い。長さはなんとかなっても、重さはくり抜いても小学生が使うレベルまでに持っていくには限界がある。ウッド系はほぼほぼどうにもならない。
話を前回のテーマに戻して、AJGA(American Junior Golf Association)。世界ジュニアでご一緒させていただいた今は中学生のお兄さんたちが、アメリカに行って優勝を重ねておられる。親子でUSKidsの世界大会やヨーロッパ大会、それらにつながるローカルの試合に出てきたのは、もちろんその試合での経験や楽しさ、ゴルフライフの充実を求めてのことではありますが、先走ってUSKidsが連携するAJGAにつながっているのも少しはある。お兄さんたちの優勝が息子のやる気をさらに刺激している。もちろんわたくし親も。
話を今日のテーマに戻して、ジュニアが使う野球のバットに加えて、テニスラケットはどうだろうか。野球バットとテニスラケット。ゴルフクラブと比べると、大きな違いがある。意味は違えど、重心の位置。詳しくは、注で。さすが世界のミズノ。テニスラケットについては要検討。
*1 "ミズノマガジン: 少年野球でおすすめのバット4選! 選び方のポイントや注意点なども解説," 公式ウェブサイト: ミズノ. 本記事には、徐々に重たいバットに慣れていく必要性について言及している。"徐々に" という点が身に染みる。成長には個人差があるのでそれに合わせてバットを選ぶことを推奨している。その際に世界のミズノが指摘しているのは3つ。"長さや重さ、重心の位置"。長さと重さについては、ゴルフの世界においてレジェンドたちがジュニアとその親に対して警鐘を鳴らされておられた。ジャンボ尾崎プロと片山晋呉プロ。"重心の位置" ついては、先にあげた「ちゃんとした方針」であれば考慮済み。野球以上に、"重心の位置" がゴルフにおいては重要かと。大人用のものを工夫する際に考えている人はどれほどか。例えば、"重心の位置" を現時点で感じやすくするのか、身体の成長に応じて狂いがないように関係性を維持するのか、など。長かろうが短かろうが、重かろうが軽かろうが、重心なんて... ?