2026.4.22
弾道計測器で促される弾道イメージ
2026.4.22
弾道計測器で促される弾道イメージ
(ターゲット意識、プラスα)
新クラブに移行して1週間あまり。QuadMAXを平日ホームコースに持ち込んで番手の距離を把握しております。フルモデルチェンジしたとはいえ、同じシリーズの長さ、重さ違いなので正直そんなに変わりません。シャフトが長くなっても結局少し短く持ち、前モデルと比べて、ボールと身体の位置関係、それに手からボールとの距離関係もそこまで変わらないわけでして。
ただ、ドライバーとフェアウェイウッドはロフトが立ち気味になりましたのでぶっ飛んでます。ドライバーのロフト角は12.5度。前モデルのepTOURは15度。そりゃ全然違います。自分のスピードと技量を勘違いしそう。
レベル or 打ち込んでも遠くの方で球が上がる仕様。強烈なアッパーで打ち出し角を作ってしまったらボールはフラフラっと飛びません。これはepTOURのコンセプトを踏襲している、はず。前モデルのTour Seriesよりヘッドが軽くなっており、ビュンビュン振れる。タイトリストのGT1が相当デカく&重く感じる。そちらは10度で激飛びですけど、打ち上げロケットのように強烈なアッパーか、先端が動くシャフトを組み合わせたりして、ジュニアに身につけさせたくない動作を誘発してしまう。飛びは新調したTS6のドライバーで十分です。グリップエンドギリギリに長く持ったらさらに飛ぶので、そうさせないように目を光らせて見張らなくては。
欲を言えば、しつこいですけどウッド系のシャフトをそこまで伸ばして欲しくなかった。短く握る癖、それに起因する問題が生じてしまいそうで… まぁ、ユーティリティ以下は全て、推薦身長にしては短めですから大丈夫!と妥協するしかない? もうちょっと考えます。現場で相当な数のジュニア、そして経年で見続けてきた上での判断なので、相当、こちらに理由がないとアレンジする勇気が持てませんけど。
なんといっても、新調した5番アイアンにTraining Gripsを指した、通称シェフラーアイアン。5番なのに、球が低く出て高く上がる。先週、スイング碑文谷の工房で完璧な位置に刺していただきました。Scottie Schefflerプロは7番アイアンに、かなりガッツリしたガイド付きのグリップを刺して使用されておられる*1。Xander Schauffeleプロも7番か6番に同じようなグリップを入れて練習されていて、前々から息子も真似して7番に刺して家でもレンジでも握ってきました。今回は息子の強い要望で、5番アイアンに。「5番が打てればなんでも打てる」と。どこかで聞いたような... あれは4番? 松山英樹プロ? グリップとフェースの向きの確認がメインなので、5番じゃなくてもいいのに。「一番練習するクラブだからそれにつけるの」と息子。
骨格に合ったグリップというのが大前提で、特に親指のガイド、親指と人差し指の付け根をくっつけるのには、子供の小さな手だと通常のガイド付きグリップはデカすぎる感じがします。このUSKidsのTraining Grips。2つの凸。元は誰のアイディアなんだろう…
Quadで計測していると、ヘッド軌道、インパクト条件に父は目がいきがちなのですが、飛距離だけでなくスピン量が日に日に増えているのがはっきりと分かる。比較すると新モデルは、番手✖️1000がさらに高次元で実現てきている。ビュンビュン振れる大人ではなく息子のスピードでもそれが可能。打ち出し角は決して大きくない。クラブ開発者に脱帽。そもそもロフトが寝ていなければおそらく難しい。前モデルのアイアンと比べて、息子「気持ちよさ、100倍」。私が使いたい。強いて言えば、形状が全く違いますけど気持ちよさ的に&弾道的に T100とか、ちょっとバックフェイスに共通点を見出して優しさ込みで i210とか。それらとは異なるグースっぽさに、開発者のメッセージを読み取ってしまう、スイングの基本を叩き込むジュニア期ですから。それに、寝たものを立たせる。
トラックマンやフライトスコープ。もちろん素晴らしい機器ですけど、風に左右されない生データで確認したいことも多い。コースに持ち込むと、生データと実際のボールの飛びざまを確認して、その差があるのなら外部要因を考えて答え合わせしやすいです。最近、海外の試合で知り合ったジュニアさんの親御さんから、Quadについて聞かれることが多くなりました。日本のジュニアは結構使ってるの? どうやって普段使ってるの? 子供に全てのデータ見せてるの? 弊害は? GC3でも十分だと思う? などなど。
息子はUpNextプレイヤーで、しかも頼みに頼んでMAXを日本で最初にUpNextプレイヤーとして購入した身ですので、その親として普及に貢献したく、良いところを強調してしまうのは否定できません。ただ確実に1つだけは言えます。親子の対話が弾み、本人は1球1球に集中しそれを復習し、単調さが消えてきます。数字を見て動作がギクシャクするとか、ジュニア時代に弾道計測器?との声が聞こえてきそうですけど、おそらく現場でもっとも弾道計測器を使っている9歳児だと思われますが、スイングに意識があまりいきません。ショット前、ターゲット意識というか弾道に対する意識がMAXを置いた時の方が増しているのは確実です。コースでスイングを作るという当初の親子ラウンドではありましたが、予想に反して、現場に持ち込むと、超一流プロを10歳から7年あまり指導したプロが強調されておられること、すなわち弾道に対するイメージ、そしてターゲット意識がキンキンに磨かれている感じがするのです。1つだけじゃないな...
ディスプレイを見てデータを確認。もちろん弾道計測器ですからそれはする。私は息子の全ショットを確認している。ただ息子はディスプレイを見ないこともある。割合にして半分ぐらい。なぜか。おそらく、ターゲット意識と弾道イメージを強烈に持っているので、目の前にあるこの機器の存在が意識からなくなっている。ショット前は存在を意識しているわけです、観客から見られているかのように。それなりのプレッシャーみたいなものがかかっている。ただ打ったらそれを見ない、忘れているのは、フロー状態だから? 最近、MAXを現場に持ち込まない時と比べると、明らかにスイングそれ自体に対する対話が減っている。MAXを置くと、会話の内容の7,8割が弾道に関するもの。そこからスイング、インパクト条件の話になることもあるわけですが、あえてスイングのことを考えていないようにしているのか、目で見た弾道と数字を擦り合わせたいのか、理由はわかりません。
MAXを置かないと、今のはインからはいりすぎちゃった、開いちゃったな、頭が沈みすぎた、などなど身体動作やヘッド挙動にフォーカスしがち。コースでスイング作り。MAXを置くと、その存在を忘れて、どこに打つべきだったか、どう攻めるべきだったか、を私と話し合うことが多い。不思議。前述の通り、息子はデータを見ない時が半分ぐらいはある。打点の位置は結構気にしているみたいですが。
あれ、ナイスショットの時だけ確認しないのかも。いや逆か。いずれにせよ、それだと、ナイスショットが半分だけということに...
*1 先週のRBC Heritageの "On The Range"。冒頭からScottie Schefflerプロの練習風景において、このグリップを握る手がズームアップされている。柔らかく握っている感じがする。2本のアライメントステックにこのグリップ。基本。"On The Range from RBC Heritage | 2026," YouTube: PGA TOUR, 2026.4.16. 優勝したMatt Fitzpatrickプロ。試合前のこの中継時に大きく取り上げられていた。ショット前のルーティーン。腕をグルっと胸を張る。こちらもどこかで見た覚えが... 開始1時間4分前後から。首からぶる下げるボール。真似するゴルファーが増えそう。