2026.4.14
Rinto Otake WITB 2026 (April)
2026.4.14
Rinto Otake WITB 2026 (April)
(ショット後に、クルクル)
パターを除く13本、全部入れ替えることを本日ここに宣言します。最新のWhats in the Bag はこちらで。
USKidsの中上級者向けのクラブTour Seriesがフルモデルチェンジされることが年明け発表されました。TS5からTS6へ。そして先週、販売開始。即発注して昨日お昼前にフルセットが家に届く。サイズは、靴を履いた状態での背丈51インチから、次の長さとなる54インチに。通常ならサイズが移行するごとにヘッドは若干重くなり、シャフトは番手にもよりますが2インチ前後長くなります。
春休みが終わり今週から東宝調布での平日親子ラウンドを再開しようと思っていたけれど、昨日は家で開封の儀を行い、サイズ確認。今日はホームレンジで試してみる。ホームとはいえ、ここで練習するのは久しぶり。受付で、「随分大きくなったわね」とスタッフさんからお声がけいただく。
まずは工房にて、新調したサブの5番アイアンにTraining Gripsを刺してもらうために預けて、新旧2つのセットが入ったキャディバッグを抱えて5番打席に向かう。隣の打席では、競技ゴルファーのおじさまが怪音を轟かせてドライバーショットを放っておられる。息子も負けじと力が入りそう。
ウォーミングアップを終えて、まずはウェッジ。モデルチェンジする前のヘッドよりも若干、ソール幅が小さくなったのは気のせいか。弾道を含めて他はあまり変わらず。マットですし。そしてピッチングウェッジ。1発目から素晴らしい弾道。そして音が明らかに低い。「すげぇ気持ちいい〜」と息子。続いて、8番、6番、5番とショットを重ねる。シャフトが伸びたこともあるけど、弾道が高い。
そして懸案のウッドへ。なぜ引っかかっていたかと言うと、前のモデルのTS5シリーズに比べると、同サイズであっても(例えば同じ51でも)、特にフェアウェイウッドとドライバーのシャフトが長くなったから。USKidsは、身長のわりには短めが推奨としてラインアップされていた。そこには明快なコンセプトがあるから。ただ、新モデルは飛びをアピールしているところがあって、ついに他のメーカーに同調したのか、ジュニアの親の声に応えざるを得なくなってしまったのか、と思ってしまった。ただそれは一瞬で、ロフトが若干立ち、軽くなり、作りが変わったとのことを前々から伺っていた。膨大なデータに基づいてジュニアのスイングづくり(注: 磨くというより悪い癖をつけないこと)に適したクラブを提供するという姿勢、開発コンセプトは微動だにしていない点は確信していたけれど。
まずはユーティリティから試打。完全に、ジュニア版しだるTV、しかも同じホームレンジ。「見た目が素敵。打つ前から弾道がイメージできる」と評する息子。語彙が豊富になってきた。その言葉通り、1発目から吹き上がる。「すげぇ〜」の一言。長さもOK。キレッキレで、スイングスピードがかなり上がっている。振り切れている。体が1ミリも持って行かれていない。
そしてフェアウェイウッド。ロフトが16.5度。愛用してきたTS5の51では20度あって、ミスに強いし高い弾道が出るけど、飛びについてはもうちょっと欲しかった。新モデルはいかに。家で確認した通り、少し長い。短めに何度か持ち替えて、まずは1発目。多少ひっかけ気味。トップトレーサーの数字を見ると、これまで使ってきたドライバー(15度)並みに飛んでいる。2発、3発と打ち込んでいくと、徐々にスピードが上がってくる。それにつられて、球が高くなる。「このヘッドはジュニアに打ち込むことを教えてくれる。わざとロフトを立てたな。すくい打ちの子は打てないけど、これで治るよ。...軽いからバーンといける」と息子。
最後にドライバーの試打。息子はUSKidsのep Tour Lite という最上級者向けのドライバーをここ2年近く愛用してきました。シャフトを伸ばしながら。ありとあらゆるジュニアクラブを触ってきて、息子に打たせて、これこそ技量を養う上で最強ジュニアドライバー&シャフトと思っております。まぁ、ドライバーについてはTS6は使わずに、そのままシャフトを次のサイズに移行してep Tour でと確信していたところ、1発目から素晴らしすぎる弾道で、スイングがすこぶる良い。シャフトが長くなったこともあるけれど、キャリーが伸びて振りちぎらなくても1発目から人生最長飛距離(注: ジュニアクラブのなかで)。「振りやすい」と息子。そりゃそうだ、比べるとシャフトのしなり、トルクが抑えられているわけだから。ふにゃふにゃ、じゃない。ただ、やはりフェアウェイウッド同様、長め。ジュニアで刻々と身長が伸びるわけだから、少し長めのクラブを短く持つ期間が多少は必要なわけで、そこは仕方ないとしても、買い換える頻度を少し増やしても、もうちょっと短いのが理想だなと思ったり。
息子は何度がグリップの適正位置を探り、正真正銘の縦振りで、言葉通り気持ちよさそうに振り抜いていた。ハンドスピードも落ちていない。重たそうに振っている姿は微塵もない。弾道は言わずもがな、スイングが崩れていない。したがって、来週先生に確認していただくけれど、完全移行で問題ないと判断しました。
試打が終わると、待ってましたとばかりにトップトレーサーのコースモードに切り替えて、今日はOakmont Country Clubを赤ティ(5800ヤード、パー71)を回る。ゲームですし、アプローチが冴え渡ればスコアがでまくりますけど、74。ドライバーとフェアウェイウッドがこんだけ飛べば、先週までのゴルフとは全く違う景色が見えてくる。これは毒じゃないか。ただ、当たり前ですけどゴロ玉じゃない。それに、次のサイズに移行し、ヘッドが重たくなるのだけれど、フルモデルチェンジで軽量化が進み、スピン量が番手によっては多めに調整されたので(運が良すぎるこのタイミングで)、スイングに無理が生じておらず、さらに早く振れているのだから、何の迷いもない。いや1つあるな、ドライバーについて。まだドライバーはミニドライバーとの位置付けにして、新モデル51のサイズの長さにすることだけ。短すぎても無理が生じてしまうと考えるのは単なる正当化か。
ということで、今週はコースに出ず、この13本でスイングを重ねる時間を取りたいと思います。ラウンドは日曜日かな。早く本コースを回ってみたい。コースボールでどんな弾道が出るのか楽しみでならない。
最後に、国内外において、男子はこの9, 10歳あたりでジュニアクラブから大人用のクラブへと移行するジュニアさんが多い。品質? スピード出てきたらから? 物足りない? 息子には最新テクノロジー満載のドライバーや憧れのマッスルも時あるごとに数発打たせてきて、スイングに無理がでることを確認してきました。アイアンに関しては、ミスをミスとして感じやすく、フィードバックに感度が高くなるハーフキャビティやマッスルをと心が動く時があるのですが、いくら打ち込んでもスピン量が確保できないので球が吹かない。したがって息子の言うとおり、すくう動作がでてしまう。出玉から高く。力む。タメが確保されない。無理に捕まえにいく。要するに、スイングがおかしくなる。ウッド系に関しては、シャフトの硬さにもよりますが、ロフトが立ち気味でヘッドが重ければ横振りのオンパレード。ゴロ玉。USKidsもFlynn Golfもそこは分かりきっておられる。
繰り返しになりますが、松山英樹プロ曰く、アメリカにはジュニア用クラブがたくさんある。数字上のデータはもとより、数多くのジュニア、そして時系列でその個々人の成長をイベントや主催試合会場での観察を通じて把握しているジュニア専門組織がアメリカにはある。目の前の結果と長期的な成長という両立が難しいものをバランスよく作り込み、その過程で30年近く試行錯誤している(注: 後者に重きは置いている)。
9歳の時点では全く迷いはない。次の移行時は迷うのかな。