2024.5.5
もし昔に戻れるなら
(グリップ編)
2024.5.5
もし昔に戻れるなら
(グリップ編)
(細い、けど息子の手は超小さい)
ここ一週間、ウェブサイトの移行を考えていて、本格的なウェブサイトツールを使って過去の記事をコピペしながら作成しており、書くのが止まっておりました。結局、私の力量だとGoogle Siteがベストということで、このまま移行せずに続けます。
今週はKTGA Elite Juniorがない日曜日。ただ、メンバーの高校生のお兄さんが県のジュニア選手権に出場されていたので、IMGA世界ジュニア日本代表選考会に続き良い結果が出たらと朝から陰ながら応援しておりました。結果、上級生を抑えて2位に3打差の優勝。唯一のアンダー。マッスルバックから放たれる“プシュー”と低いところから舞い上がって、“フワッ”とグリーンに着弾する弾道が想像されます。松山英樹プロのジュニア時代もそうだったと記憶していますが、前半後半、日のバラツキはともかく、その日のハーフ最少スコアが出せるというのが大人になっても勝てる強いゴルファーの特徴だと感じます。
前に「もう一度、昔に戻れるなら」と題して(日本語が...)、息子のクラブ選びについて反省文を書きました。本ウェブサイトを始めたきっかけのひとつが私の反省にあるわけですけども。まだ1日ありますが、今年のゴールデンウィークで一番学びがあったのがグリップのサイズについて。
日ごろアプローチ練習場でご一緒させていただいているお兄さんのパパからクラブについて色々と教えていただきました。これまで私が見落としていたのがグリップの太さ。これまでちゃんと考えていなかったのですが、特に幼少期、ジュニア用クラブと謳っていてもシャフトが太かったり、ジュニア用のグリップとはいえ太すぎ、大きすぎるのではと。その点、USkidsはグリップのサイズもしっかりと成長に合わせてサイズを豊富に用意している1。
なんだか私の意思決定をあとから正当化しているような感じがしますが、ここから完全に私の意見になります。いくつかジュニア用のクラブを中古で買ったり、他の子のクラブを触らせてもらったり、工房で見せてもらったり、アメリカの地クラブ(ジュニア専門)を取り寄せたりと、年式?を問わず、ありとあらゆるジュニアクラブを父、自ら握ってきました。今思うと、その多くがジュニア用のグリップで、例えばGolf Pride JuniorやIOMIIC Juniorなどは、大人用と比べれば子どもの手に馴染みますが、それでも3-10歳ぐらい?の多くのジュニアにとっては太すぎる。ギュッと手のひらで握ってしまうおそれがあるわけです。
グリップの仕方も人それぞれ。となると、どうでも良いことかもしれない。でも、手のひらでグリップするのは少数派かと*2。パームグリップ。ゴルフを小さい頃から始めて悪い癖がついてしまう一つの例として、この手のひらグリップがあるのではと。パームグリップが力んだスイングを助長する。
息子にはGolf Pride Tour Velvet Juniorを使用していた時期がいっときありまして、その当時の動画やグリップした際の写真を見返すと、指の付け根に引っかけて握っていない。手のひらグリップになっている。というか、ならざるを得ない。その後、USkidsのUltralightシリーズに戻り、昨日、今日のグリップを見てみると、手のひらグリップになっていない。そのいっとき使っていたクラブを本日、アプローチ練習場で久々に握らせたところ、「太い!」と息子。シャフトも太め。一方、Ultralightに持ち替えたら、「細い!」と息子。前者は自然とパームグリップ、後者は自然と指の付け根に引っかけている。
同年齢の子よりも手が大きい息子ですら7歳の子の手は本当に小さい。大人用のシャフトをカットするればシャフトは細くなってちょうどいい、というのは低年齢ジュニアにはおそらく当てはまらない。シャフトとグリップの太さも適正に。昔に戻れるなら、グリップのサイズにとことん拘った(シャフトの太さを含む)ジュニア用のクラブを“一貫して”握らせたいなと思うと同時に、またまた反省しております。
*1 “Universal Velvet Grip”, U.S. Kids Golf. およそ身長10センチごとにグリップのサイズと重さが変わる。ちなみに、変な握り方をさせない専用グリップもある。もちろん、サイズも重さも成長に合わせて用意しているという徹底ぶり。"Right Hand Training Grips," U.S. Kids Golf.
*2 なぜ指の付け根で握る必要があるのか。片山晋呉プロによれば、パームグリップだと力が入るから。「ゴルフって、腕に力が入りやすいのはあんまり良くない」とのこと。詳細はこちら。「グリップのずれはスイングのずれを生んで大きな力のロスにつながります【レッスンイベント】」, YouTubeチャネル; 45 GOLF - 片山晋呉チャンネル, 2023.2.26. ゴルフの経験を重ねるほど握り方を変えるのが難しくなることがわかります。握り方の変更は一大事。でも、クラブと身体との唯一の接点。片山晋呉プロによるグリップの体系的なレッスンはこちら。「【レッスン】骨格にあわせた正しいグリップの握り方」,YouTubeチャネル; 45 GOLF - 片山晋呉チャンネル, 2020.4.14. 「指の関節で握る」。