2024.12.31
打ち納め 2024
2024.12.31
打ち納め 2024
(クリエイティブなゴルファー、弾道の高さに頼ることも)
今日は私の実家近くの練習場で打ち納め。かつてミニコースだった天然芝アプローチ練習場で30分、レンジで100球ほど。私は50球ちょっと。いつもよりサクッと。
朝9時でレンジは1階も2階もほぼ満席。併設のアプローチ練習場は9時営業開始。運良く親子で一番乗り。息子が未就学児のときから実家に帰る際には立ち寄ってきましたので、どのぐらい技量が向上したのか把握しやすい。キャリーで止めづらい、硬く小さなグリーン。低い弾道かつ高スピンでキュキュと止まる玉も出るようになりました。グリーンからこぼれ落ちる球が殆どですが。
親子のゴルフライフに関して、2024年と前年との大きな違いは身体トレーニング(遊びを含む)の時間量が飛躍的に増えたことです。未就学児の頃からゴルフクラブをバンバン振るのは身体に悪いだろうと思って球数を制限してきました。身体が強くあって欲しいと始めたゴルフでもあるので、逆じゃマズい。もちろん、ゴルフで上を目指すために身体は強く。今年は、しなやかさ、をキーワードにこれまで続けてきたバレエに加えて、ヨガを取り入れました。ヨガについては私も一緒に取り組んでおります、朝活のひとつとして。
特に息子においては、しなやかさが増した気がして、さらに怪我予防にもなるし、呼吸法と相まって、ボールを目の前にして静から動への動きがスムーズになったと思います。副次的な効果というより、こっちの方が得られたものは大きいのかもしれません。
その一方で、前年と比べてマイナスに働いてしまったなと思っているのが、これまで頑なに守り続けてきた人工芝と天然芝でのスイング数の割合が崩れてしまったことです。平日ホームコースの東宝調布スポーツパークにおいて、ラウンドする前にレンジで打つ量が徐々に増加傾向に。ラウンド後に修正の練習でも良いのですが、秋口から息子はどちらかというとレンジでスイングと球筋に納得して、それが練習場で表現できるかどうかを試す、というスタイルに変わってしまいました。レンジで整えずに、素振りして身体をほぐしてラウンドでスイングをつくるという意識だった昨年(ゴルフを始めてからついこの前まで)と比べると様変わりです。私自身は後者が理想かなと思っているのですが、ラウンドばかりしてても上手くならないという考えもあり、少し影響されてしまった形です*1。
息子の意識は変わりつつ、形上はずっとCollin Morikawaプロのスタイルを模倣してきたものの、ラウンド数は昨年に比べて激減*2。私もラウンドしてショットを放ちますのでほぼ毎日では正直身体が持ちません。それに、ラウンドでスイングをつくる、というのは言うや易し、整う感じがしないのです。スイングづくりに必要なショット数を確保するにはそれなりの工夫と、そもそものラウンド数を半端なくこなす必要がありまして。悲しいかな、作業に近くなってしまいます。
2025年はその反省を踏まえて、今年同様にラウンドしまくるのではなく、天然芝練習場での時間を増やそうかなと考えています。そのテストとして先週、先々週と息子の学校が休みに入った期間、これまで以上に長い時間を過ごしてみました。スイングが整っている印象があります。こっちの方が作業ぽくない。不思議なことにラウンドより楽しそう。まぁ、ラウンドだと息子がショットするとその質に対してパパは表情に出るので嫌なのかもしれませんが。
ラウンド数を抑えながらもその際にはCollin Morikawaプロのスタイルを踏襲。それ以上に、天然芝練習場で多様なショットを遊びのように行う。今年8月に参加したUSkids世界大会で得られた知見でもあります。渡米に費やしたお金の元を取るべく。数が少なくなったラウンドもより楽しく感じること間違いなし。
今年もお付き合いいただきありがとうございました。
*1 日米問わずこの考えはゴルフ界で広く共有されていそうです。分かりやすくて直近だと以下の動画が参考になります。片山晋呉プロの練習に対する考えについて、阿久津未来也プロが動画で伝えておられます。 「『阿久津未来也の密着気になる人いる!?』練習ラウンドの1日を密着しました!<勝手に撮ってみたシリーズ>」, YouTube:堀川未来夢チャンネル, 2024.12.21. 開始18分20秒あたりから。「その、よく先輩陣、何回も名前をあげてアレですけど、片山晋呉さんに聞いた話は、コースで実力が付く、上手くなるっていうことはあまりないらしくて、コースに行くとどんどん、例えば朝の練習で100で行ったものがまあ色々と削られて削られて70。それをもう1回100にするのが練習で、コースがこれが70になって例えば練習で70のまま明日行っちゃったら、ここからコースで100になることはなくて、70で始まったものは50とか40になっていくっていう話をされてて、コースの後の練習は自分のフラットな状態をなるべく100というか0というかアレですけど、とにかくフラットな状態に戻すっていう意味ですごい大事」。
*2 Collin Morikawaプロはコースでスイングをつくるというスタイル。プロ曰く「練習場と実際のゴルフコースではスイングって変わっちゃうよね。これはどんなゴルファーも知っていることさ。僕はゴルフコースで育ってきたからこそ、クリエイティブなゴルファーでいられると思っている」。ゴルフするほぼ全ての時間、コース。私の浅い知識がベースでの推論でめちゃくちゃかもしれませんが、片山晋呉プロとCollin Morikawaプロの考えは対立していないのかなと。そもそも私や息子のレベルだと、分母の100があまりにも薄く&低いのでそれを濃く&高くすることが必要で、例えばコースに出て「こういうタマが打てないとダメだなぁ」「なんでこのライでダフるのかな」「この状況だとほとんどショートするな」とか学習の機会を増やしていきたい。で、色々とショットしながらスイングづくり。スイングをビシッと固めるという感じではなく。圧倒的なコースでのスイング量。これはCollin Morikawaプロの幼少期からの練習方法。そして、そのプロセスで身に付きつつあるスイングを維持するレンジでの練習。コースに出ると削られていくものを取り戻す。これは片山晋呉プロが後輩に伝えているもの。