2026.7.5
「壁練」
2026.7.5
「壁練」
(スコールのなかバーディ)
今日はフジゴルフパーク(9ホールのショートコース)のベストを更新しました。息子です。1アンダー。途中、強い雨が降っても乱れず、最終9番ホールで流石にすべってティショットが木に引っかかったものの、表情を変えず、無理せず根っこ&グチャグチャの木下から横に出して、そこからピンにつけて1パット。ボギーで凌ぐ。成長を感じる。技量の向上は良くわかりませんが、息子が強みとするメンタルがさらに強化されているのは間違いない。これは癖のある同伴者と常にラウンドを重ねてきたおかげだな。
メンタルに加えて、パッティングにも成長を感じるところがある。ショートコースだと、同じ日でもホールごとでグリーンのスピードが違うところも多いのですが、ここフジゴルフパークのベントグリーンは私的にはスピードはどのホールも変わらない気がしております。ただ、息子によると違うらしい。それはメンテナンスによるものというよりは、木に囲まれ、地形を存分に活かしたコースなので陽当たりも違うし、雨水の流れも全体傾斜によってかなり変わり、高低差があり、微妙に違うとのこと。息子談。よって、その日その日に、グリーンに上がって歩いた感じや周りの木々などを見渡し、風の抜け方などを考えて、グリーンの状況を捉え、スピードを推測をしているらしい。他のコースでも同じように読んでいて、外れることもあるけれど、最近、その精度が高まっているらしい。本当か。
今日のパッティングを見ている限りは、読みというより、単にストロークが安定していたのが大きいと父は思う。ストロークの安定というと、練習器具がたくさんあり、考え方についてもまぁそれは色々とありまして、私を含めて迷い人を量産しているように感じる。ロボットではあるまいし。で、パッティングについて息子が影響を受けているのが、父の影響をもろに被ってBen CrenshawプロとTiger Woodsプロ(注: パッティングに限らず、とにかく考え方も実践も息子は全部真似ようとしている)でして、ひたすら映像や写真を見返している。そして、それ以上に見ているのがジャンボさんのパッティング指導動画です*1。その中のドリル。息子が名づけた「壁練」。その動画の中でジャンボさんは、次のようにパッティングの極意をジュニアさんに対して説明しておられます。
「こういうふうに閉じながらまっすぐ。閉じながらまっすぐ。そして打っていく時にヒールを押してくる感じ」
それを受けてそのジュニアさんが実践。「それは閉じすぎだ!」とジャンボさん。その後すぐに練習方法を示しておられる。部屋の壁にヘッドをつけて「まっすぐ、まっすぐ」。「パターの上手い人間でフック回転で打つ奴は誰もいない」とジャンボさん。続けて、
「あかん、バックスイング。リズムがゼロじゃないかよお前よ。丁寧に丁寧に丁寧に丁寧に、2を丁寧に、2を丁寧に、…ゆっくり …1、2、3。2が一番大事なんだ」
一時パッティングに悩まれたジャンボさんだからこそ、この「2を大事に」という言葉に重みを感じる*2。「ストロークできてない、ちゃんとした。…どこを使ったら一番丁寧に上がるかってことだよ」
最近では、ヘッドをアーク上になぞる器具や、ヘッドではなくシャフトを平行に動かす器具もあるし、その根拠となる道具の動きに関する物理的なことも指摘されているけど、私的にはプレイヤーの感覚、しかもジャンボさんの感覚となれば、それが意味するものに考えを巡らせたいと思ってしまう。ロボットじゃないので。「パターの練習いらない、グリーン上の。家の壁で充分。…ぶきっちょな奴ほどゆっくり丁寧に上げられることなんだ」と言い残されてその場を去っていくジャンボさん。
器具はとりあえず横に置いといて、今日も「壁練」で。ジャンボさんのおっしゃる「バックスイングのスムーズさ」を求めて。形でもあり形だけでもない。
*1 "【❗️まもなく消滅❗️】神動画【パッティングの極意】尾崎将司プロ," YouTube: ジャンガーゴルフchannel jumger, 2021.9.13. その場を一度去られた後にまた戻ってこられてジュニアを指導するジャンボさん。今度はフォロースルーを中心にご教授されている。「2を大きく」「しっかりとインパクト」。後者については、フォローを短く、とも表面上は受け取れる。だが、感覚的な側面に焦点を当てると、Tiger Woodsプロの説明と一致していると私は思う。最近よく聞く指導内容とは全く違う。その最新の内容には感覚が抜け落ちている、というか感覚が数値や物理法則名のもと意図的に排除されている、ような気がする。ジュニアに個別指導。小指の握り方まで。しかも自ら手を添えられてそのジュニアの感覚を刺激しているように見受けられる。なぜここまで熱心に指導されるのか。ジュニアの質問に対して丁寧に答えるジャンボさん。何度見ても涙が出てくる。
*2 "【Tommy Armour IMG5】【WOSS】尾崎将司プロ歴代使用パター グリップの秘密㊙️," YouTube: ジャンガーゴルフchannel jumger, 2026.7.4. パターグリップの考えは興味深い。先を行きまくっておられた。脱帽。やっぱりL字。Tiger Woodsプロは幼少期も大きくなった後もL字を併用。パッティングがチッピングへ、チッピングがフルショットへとつながっていく。ちなみに、ジャンボさんが愛用されたIMG 5も、それをオマージュ?したScotty CameronのCLASSIC 6 カッパープレート(CGI CLASSICS)もすでに購入済み。訳あってこのバージョン。CLASSIC 6のネック変形版で、ショートネック仕様。ただ息子は使いたがらない。こんなにジャンボさんの動画を見ているのに。まだ恐れ多くて使えないのか。動画では、今年USオープンが開催されたShinnecock Hills G.C.の話が出てくる。かつて、3日目最終組でGreg Normanプロと一緒だったジャンボさん。宮下さんによると、前半のミドルホールでの12,3メートルのパッティングで1.5メートルほどショート。「このときに、本人曰く、イップスというか、おかしくなった、パッティングがおかしくなった」と宮下さん。その後、それを克服するためにマレットに変えられ、グリップを太くされたそう。増田雄二さんの道具を使いたくなるな。