2026.4.2
試合と親子ラウンドとの違い
2026.4.2
試合と親子ラウンドとの違い
(途中から晴れ渡る。桜にヒール)
今年の春休みは試合がありません。休みに入ってからずっと息子はラウンドを続けております。昨年は世界ジュニアの予選が大日向であり、それに向けて練ランを3日やり、本番を迎えました。つまり、4日間同じ場所でラウンドしたわけです。
先ほど一年前の投稿を読み返していたら、昨日書いたことと随分違うことが記してある… 「試合に出れる環境、状況にあるのなら、逃げて得られるものはあまりない。今回の試合に参加して強く感じました。ジュニアの試合に対して様々な向き合い方があるかとは思います。ただ、お友達かつ良きライバル?に囲まれた息子の姿を見ている限り、それは我々親子にとっては間違いない。プロを目指すにしろ、そうではないにしろ。ゴルフの技量向上以外にも(技量向上の試みを通じて)得られるものがたくさんある」と。昨日の内容と逆…
ただ、言い訳がましいですが、それは連戦、多戦、ではない点が重要でして。昨年出た試合は3試合。世界ジュニアの予選、その決勝、そしてUS Kids Golf European Championship。
今年は夏開催のUS Kids Golf World Championshipと、検討中ですけど、冬の関東小学生ゴルフ大会の東京ブロック大会に参加予定です。昨年より少ない2試合。1試合になる可能性もある。
この時期試合に出る数を減らしているのはいくつか理由があります。名前をあげるとご迷惑をおかけするので一部内容だけにとどめますが、定点観測でジュニアを見てきた賢人たちのなかで、「試合に出れば出るほどスイングが崩れていく」「試合に出過ぎてゴルフプレーの楽しみが薄くなり試合自体が作業になる」「試合に出ている暇があるなら地味練しろ」「伸びしろがなくなる」(以下、省略...)とおっしゃる方が複数いらっしゃった。国内外問わず。
ただ、Tiger Woodsプロは幼少期、試合に出まくっていたわけで、矛盾するよなと当初は考えていたけれど、確かに試合のプレー中、そしてその後の練習で息子の姿を観察すると、腑に落ちることが多くなってきた。
コースで上手くなることはあまりない、コースで削られていく、という片山晋呉プロの言葉を思い出す。ただ、私の勝手な解釈によると、ここでおっしゃっておられるコース=試合であって、試合以外のラウンドでは過ごし方を工夫すれば崩れないんじゃないかと正当化しております。コースが練習場という認識。もちろんマイボール。長期休暇を除く平日親子ラウンドとは違って、たまに訪れるコースとかだとこれがなかなか難しい。練習場がコース、という工夫はなんとか環境を作れたけど。
どうやりくりしても、試合が練習場というレベルにまで我々親子は持っていけない。物理的にも、精神的にも。前者は1発しか打てない。後者は結果を追い求める。どちらとも捨てられるなら、息子と相談して小学生時代もおそらく試合に出まくる。適正ヤーデージの試合は。昨年の春休みに比べると、今年の春休みにおける息子のゴルフ能力の向上は比較にならない。試合ばかり出ていたら、その1/10にも満たないと感覚的にわかる。ただ一方で、試合でしか得られないものもある。それが本当の課題だとしたら。
今朝、息子は3周目に入ったYouTubeチャネル"中野麟太朗 リンリン ゴルフ” に続き、Bryson DeChambeauプロのチャネルを見ていた。そのなかの動画の一つが、"How To Create Repeatability In Your Golf Swing" *1。すでに息子はフルで3回視聴している。今日が4回目。おそらく、わたくし父になんらかのメッセージを送っているのでしょう。
Bryson DeChambeauプロはジュニア時代、1日8時間練習していたけど効率的ではなかったと振り返っておられる。この動画では、ジュニアがカレッジ、そしてプロレベルまで到達するための練習方法を紹介。具体的には、2つのテーマが大事。再現性(どれだけ同じショットを繰り返せるか)と練習のゲーム化。自分にとって再現できる感覚を見つけ、どれだけそれを繰り返せるのかを追い求める。以下、コースとレンジ(練習場)の関係性に関するご発言内容です。
「コースを練習場に持ち込み、練習場をコースに持ち帰る。それが一番効率がいい。…実際のコースでは同じショットをもう一度打つのにすごく時間がかかる。でもここではすぐ繰り返せる。…人は、コースに行かなきゃ、と思いすぎる。でもすでに上手い人にとっては、戦略はそんなに難しくない。次のレベルに行くには、何回連続でできるかだ」
私の方をチラ見して、フムフムと頷く息子。そして愛するBryson DeChambeauプロの次の言葉を何度も反復し始める。
「多くの人は、つまらない、と思う。練習が退屈だ、と。でもそれは自分に挑戦していないからだ」
これは私に、「毎日コースばかり。コースから離れて打席にも連れていけ。長い時間、打席で過ごさせてくれ!」というメッセージを発しているな、確実に。「デシャンボーだって言ってるじゃん!」と。父にだけでなく自分に問うていただきたい。
今日は雨が降りしきるなかオーク・ヒルズCCに行く。コースに出る前に併設のレンジで1コイン分だけ打たせてあげる。「これじゃ、足りないよ!!」と文句を言い、父のボールを半分以上奪う。昨日は千葉市民ゴルフ場でコースを回る前にこれまた併設のレンジで1箱分練習したけど、その際も父のボールを奪った息子。明らかにショット練習したがっている。ラウンド後、5,000ヤードちょっとのかなり短めの赤ティで3オーバー。2日前に日本プロゴルフ選手権大会の千葉地区予選がここで開かれていたので、グリーンが仕上がっていると思って伺ったけれど雨で優しくなっていた。ピンの位置はだいぶ違っていた、と思う。9番ホールのピン位置は絶対パーとれない感じだったけど。
「自分に正直になれば、コースで回るよりもずっと速く上達する」
Bryson DeChambeauプロの締めのお言葉。明日はコースに行かず、ホームレンジに行かせてあげようかな。
*1 "How To Create Repeatability In Your Golf Swing," YouTube: Bryson DeChambeau, 2024.2.8. ここでのレッスン内容は正直、今の息子のレベルだと効率的にならないような気がする。平日親子ラウンドはこれに近いことをコースでやっているけど、練習場で再現するのは息子にとって難しいと思う。スイングの基礎的なところが磨けない。ちなみに本動画の撮影場所、その打席は芝。コースと見間違えるほどの自然環境。プレッシャーをかけられる景色が広がっている。幼少期の試合、その意義。技量向上の点だけにおいてBryson DeChambeauプロは何を思うのか。