2025.3.26
試合本番(一発勝負)
2025.3.26
試合本番(一発勝負)
(2年ぶりの日本予選)
今日はついに試合当日。日本での試合は、2023年3月に開催されたU6の世界ジュニア予選以来です。結果、東日本決勝大会に出場。試合内容については「読み物:試合結果(息子)」で。
今回、過去の試合直前の打ち込み過ぎを反省し、10日ほど前から球数制限をして試合に臨みました。試合本番に流れる形で3日間の練習ラウンド。ラウンド前の打ち込みは1カゴ(30球?)、横の芝で10分ほどアプローチ、クラブハウスの前で10分ほどパッテイングとチッピング。これでも今の息子には体力的にきつそうです。直前の練習ラウンドは2回で十分、というのが今回の結論です。
ちなみに、 練習ラウンドの1R目は74(微風)、2R目も74(微風)、3R目は69(無風)というスコアでした。で、今日は72(やや強い風)のパープレー。1R目と2R目はバンカーの練習もしたいし、ラフからのアプローチもしたいということで、息子の意思で「無理してギリギリを攻めまくる」方針で、結果2オーバー。バンカーにたくさん入り、グリーン奥にボールがいきまくり、アプローチが難しくなったのが要因かと思われます。練習ラウンドの日数だけでなく、今後、その中身も考える必要がありそうです。
3R目は試合を想定して周りました。他のジュニアさん3人と一緒で気合が入って&無風ということで、特に後半9ホールはノーボギー、5バーディーだったので(前半は崩れているのでなんとも言えませんが)、これを明日やりたい!、と息子は意思表示しました。ただこれはあまりにも出来すぎで、ピンの位置も優しい感じがしたので、私「パープレーで決勝行けるから、明日は全部パー狙いで行こう。無理せず」と伝え、今日の朝も呪文のように「パープレー、パープレー、無理せず、無理せず、焦らずに」と息子の前で唱え、ティーグランドに向かいました。
結果は、普段パー狙いのゴルフなんてしたことがないので、リズムが悪かったように思います。ただ、息子は父の良くわからない呪文に触れながらも、緊張感のあるなかで良いゴルフをしたんじゃないでしょうか。1位を取らなくても決勝に行ける、という気持ちが息子本人のなかにも強くあったはず、少なくても前半は。
翻ってキャディとしての父。そもそもなんで最初からパープレーを狙いに行くのか、その根拠すら曖昧です。しかも、使用していないグリーンに息子のボールが乗ったときに、処置の方法をしっかりと把握しておらず、同組のお父様に教えてもらうという失態をおかしてしまいました。ここで息子のプレーは終了になる可能性だってあったわけで、大馬鹿だと反省しております。プレー内容云々、技量向上云々の前にルールを勉強しろと。ルールブック(本)を見る習慣をつけたいと思います。
試合なんて出なくたって、ゴルフの力はつくし、あと伸びした感じで突然試合に出てサラッと勝てるさ、なんて思っていた時期がだいぶありました。ジュニアの試合に出るとお金も時間もかかるし、のめり込んで息子が置き去りにされないかとの心配もありました。ただゴルフの技量向上だけを考えると、いつかまとめますが、超トップレベルのTiger WoodsプロやScottie Schefflerプロは言わずもがな、現在PGAで活躍中の若手プロや米国のトップレベルのカレッジゴルファーの生い立ちを調べると、ゴルフを始めたのが本当に遅かった方々を除いて(競技に参加するのが遅いとかでなく)、幼少期から "ジュニアの" 試合に出まくっています。上を目指す上で、試合で得られる何かがおそらくあるのでしょう。
今日の息子にとってその一つは、スコアを落としたホールでの弾道のイメージの希薄さ。ピンまでのヤード数値だけでサッと打ってしまったのはおそらく試合の緊張感。ここでダボとったらカットされるかも、パーだったら1位になれないかも、という気持ちが生じた中でのショット。息子の場合は固まらずに、考えたくないからサッと打つ。そしてショートする。他のもあります。「パーとりたいからグリーン乗ればいいか」と呟いた後のショットがほとんどショート。グリーンにすら乗らないこともある。これはいくら試合を想定しても経験できません。うまくいかなかったことを踏まえて練習するといっても、試合と通常ラウンドでは濃さが違うような気がします。
息子の場合、試合に向けて準備し、父と一緒にクルマで長い時間かけて移動して(うちはまだ短距離)、連泊。試合結果の報告を待ち侘びているママ、そしておじいちゃん、おばあちゃんを意識する。学校に帰ったら「どうだった?」と聞かれる友達や先生、コーチ、練習場のオーナーさんなどもいる。これも緊張感を生む背景にある。
試合に出れる環境、状況にあるのなら、逃げて得られるものはあまりない。今回の試合に参加して強く感じました。ジュニアの試合に対して様々な向き合い方があるかとは思います。ただ、お友達かつ良きライバル?に囲まれた息子の姿を見ている限り、それは我々親子にとっては間違いない。プロを目指すにしろ、そうではないにしろ。ゴルフの技量向上以外にも(技量向上の試みを通じて)得られるものがたくさんある。
熱くなった頭を冷やすためにも、今日から寝る前にルールブックを一読したいと思います。