2026.2.20
そろそろ10番を入れようか?
2026.2.20
そろそろ10番を入れようか?
(新エースと)
今日はバレエで、ラウンドせず。疲れ果てている。ひつこいですけど、バレエはそんなにハードなのか。体力あるし身体が強い方だと思うけど、トップダンサーを目指して毎日鍛錬する子たちと時間をともにしたら、息子はどうなんちゃうんだろうか。慣れの問題なのか、ダンサーに関わる素質が大きいのかな。
夜は家でいつもよりゆったりとパッティングの練習をする。新たに加わった3本とともに。Quadを横に置いて。パッティングについては月1回ぐらいデータを見て、傾向を測りたいところ。私も理解が及んでいるか怪しいですが、息子の自由研究になりそうなほど豊富なデータ収集と密な分析ができる。ヘッド特性と身体動作との関係性。タイプの異なるマットで転がりの違いが数字として出てくるし、対話ができそうです、息子が眠くなければ。
特性の異なるパターを使っても、息子の場合、打点のズレ具合はどのパターで打ったのか分からないほど同じ。一方で私は、パターによって打点のズレ具合の傾向が明確に違う。道具に合わせるのが上手いと言ったら聞こえはいいけど、身体が混乱しないのか心配。あくまでもズレ具合ですから。まあ、私は混乱しまくっているわけですけど。
以下、パターの話にからめて。久常涼プロがPGAツアーで優勝争いしている姿をU-NEXTで見ている息子は大喜びしております。なぜなら、ZOZOチャンピオンシップ(2021年)のパッティンググリーンでわざわざ息子の目の前に来てくださってパッティング練習を見せてくださったのと、今、手にしておらるのがL字パター。銘柄はオデッセイの #9。小学生のときに石川遼プロの影響を受けて使用され、その後メルカリで6,7本調達されたとのこと*1。世界で頂点を争うトッププロがメルカリで購入したパターでプレーされたら、と思うと親近感が高まる。それに、一時、息子のサブとして活躍中のDel Marも使われていたので親近感倍増の様子。
昨年は、ストロークゲインド・パッティング(パッティングのスコア貢献度)が141位で、今年のファーマーズは7位、フェニックスでも上位*2。ゴルフダイジェスト・オンラインの記事によると、Collin Morikawaプロのパッティングを指導されているStephen Sweeneyプロにツアーが始まってスポットで見てもらったそう。その内容は、アドレス時のフェースの向き。ご本人曰く、「ストロークはほぼ変えていません。アドレスだけです。シンプルでしょ。だから、今までもいいパットは打っていたってことなんですよ」。基本、アドレスのみの変更。それだけで、強豪ぞろいの世界において結果が出てしまうという凄さ。もともと私にはパット巧者のイメージがあります。
このことを息子に伝えると、「やっぱりなぁ。ヒサツネ(プロ)もちゃんとむけないんだ。だからデルマー(注: 息子のサブ器、L字マレットDel Mar MOTO)だと入いんないのかな。ナパ(注: 息子の新たなエースパターのNapa California)の方が合わせやすいんだよねぇ」と返してくる。本当か? このNapa Californiaはドットもラインもない。サイトライン、ゼロ。ラウンドレッスンでは主にDel Marを使っていて、結果が良くないことの言い訳か、真意か。入らない理由はコースの難しさにあるような気もするけど。
2022年8月から愛用してきたペラペラのクラシックL字のNapa Valleyを、先週、それとほぼ同じ形状のNapa Californiaにスイッチしました(クラブセッティング_息子)。Napa Valleyをこれまでシャフトを延ばしながら使ってきました。ただ、前々からスイング碑文谷の店長と敏腕クラフトマンさんから「もう延ばしは限界だからアメリカのキャメロン工房に送ってリシャフト、リフレッシュした方が良い」とのアドバイスを受けていて、それに先立って、父がコレクションとして保管しておいたNapa Californiaを昨年末にキャメロン工房に送り、それが先日届いたのです。いや時間がかかる。そして、今度はNapa Valleyを送るという… ややっこしくてすみません。Napaはぶどうの産地。ワインの香りがする。
Napa Valleyには、フェース面と並行した白いラインとドットが記してあるので、クラシックL字のなかで比べると合わせやすい。ソールにもキャメロンさんの並々ならぬ工夫が施されている。そもそも息子にL字を使わせる時に知恵を絞って、パッティングの基準づくりをしたかったので、ビタっと直角に合わせられる、ソールがこれまたビタッと収まる、要するに目とボディの整え方が鍛えられることを踏まえて、私のNapa Valleyを切ったのです。とにかくまっすぐ構える身体づくり。後日、キャメロン工房からNapa Valleyが戻ってきたらスイッチするかもしれませんが、今はシャフトカットしたNapa Californiaを使う。長さはキャメロン工房の遠隔アドバイスをいただき28.5インチ。私的には長い気がするけど、まあ反論もできず説得されて。プロゴルファーを含む、ものすごい数のゴルファーを見てきてデータを蓄積しているわけで。ジュニアのデータもあるとのこと。ほんとかよ、8,9歳のデータもあるの?とはビビって聞けず。
Napa Valley同様、Napa Californiaもかつて新品で購入したものでレアもの。グリップもヘッドカバーもそのまま。息子を無視して売っちゃえば、私のセッティングを14本総とっかえできるかと思われますが、もう戻れません。Napa Californiaはシャフトカットしただけでなく、キャメロン工房で名前を入れてもらったので。M.O.R.。しかも文字が踊る、ダンシング仕様で。盗んでも消せない程の深い掘り。トゥで打つ技が使えなくなるな。かなり先端付近ですけど。
で、一昨日、東宝調布スポーツパークにある工房さんにて、2本のパターを調整してもらいました。ひとつは、この前、PGAスーパーストアで新調したSpider TOUR X。これはシャフトカット。もうひとつは、先ほど冒頭で登場した、Del Mar MOTO。こちらはシャフト延ばし。パターの特性が違うのでなんとも言えませんが、キャメロン工房のアドバイス通り、長さは28.5インチ。即日仕上げ。ありがとうございます。シャフトやグリップ、その他パターの調整について教えを乞う。
で、これに飽き足らず(注: 父が)、特性の違うパターを色々使いたいという息子の要望に寄り添って、今度はゼロトルク(or トルクレス)を、と思っていたところ、息子が青木功プロの動画を見ているではありませんか。私が見せているとも言えますが。そこに登場する、キャッシュイン(に近いもの?)。もちろん、息子の目が輝きだす。「L字よりむずかしそう!!!」と。操作性の高い道具は技術を養う、との考えが息子にはある。
最近、先生から「Rはタップ式のような打ち方を試してるのか」と指摘を受けました。レジェンドの影響が効いているに間違いない。すぐにバレてしまう。すべてお見通し。日頃の練習ではストローク式の占める割合が感覚的にいうと99.99%ぐらいですけど、本人は試してみたい気持ちがあり。なにせ、誰が見てもカッコいい。
"バルタスロールの死闘"。1980年の全米オープン3日目、17番。帝王と2打差。カップの奥に跳ね上がって入るロングパット。バーディ。「ジャンプしながら入りましたね」と実況の羽佐間正雄アナウンサー*3。トゥが浮きに浮いている。そして息子はこうなるわけです。「あのパター、なに?」と。もうスコットランドのことを忘れているのか。Old Course at St Andrewsのパターコースでレンタルしたのが、キャッシュインだったことを。こうした映像を見てしまうと、マレットなんかいらないんじゃないかなとも思ってしまう。幻想?
で、買いたくなるわけです、私が。調べてみると、数が多すぎる。選べません。とりあえずキャメロンつながりで、PLATINUM BLADE BULLS EYE かな。息子の愛用クラックL字とほぼ同じ素材のカーボンスチールだし。いや、もっと時代を遡ってACUSHNETのBULLS EYE までいっちゃおうかな。いや、青木功プロに影響を受けているわけだから、青木功ゴルフ企画のパターかな。
キャッシュインを購入しようと探索していたところ、キャッシュインはそこまで難しいパターではなく、フェース開閉が少ないんだから、トルクレスパターは今いらないかもと考え出す。難しいのはやっぱりL字。Napaはクラシック(or オマージュ)だと思ってきたけど、もっとペラペラなものがある。例えば、Bobby Jones氏が1923年の全米オープンを制して以来愛用し続けたCalamity Janeとか*4。これぞバターナイフ。1番アイアン、どころではない。もうどうせならヒッコリーまでいっちゃおうか。
なんか息子が可哀想になってきたな… ただ、L字はその昔、ウェッジが11番で、パターは10番と記されていたことを考えると、全体の流れが良いのかもしれない、と言ったら屁理屈か*5。まずは父のセッティングで試してみようかな。さすがにヒッコリーはシャフトカットしたくないな。
ただ青木プロの言葉に接すると、いろんな特性のパターに触れて動作することがゴルファーとしてネガティブに効く可能性もあって心配してしまう*6。ようやく今日の冒頭の話に戻ってきました。今から8年ほど前、75歳になられた青木功プロ曰く、
「一つのことしかできないし、したくない。…いろんなことができる、何でもできるってことは、結局、何もできないってことだと思うよ」
話の文脈が違えど、場合によっては、器用さが凶と出てしまうことがある。息子の打点ズレの傾向が合うのは器用さではなく不器用さのあらわれでは、と考えるのは深読みか。
*1 "久常涼の14本 エースパターは「小学生の頃使っていた“遼くん”のL字」," ゴルフダイジェスト・オンライン, 2023.5.9.
*2 "久常涼パッティング復活舞台裏 世界有数のコーチから指摘された「結構大きな向きのズレ」," ゴルフダイジェスト・オンライン, 2026.2.8. 先週のペブルビーチは練ランに帯同されたとのこと("久常涼の初ペブルビーチは絶景のち暴風 エリートフィールド入りも「出るだけじゃ…」," ゴルフダイジェスト・オンライン, 2026.2.11)。Stephen Sweeneyプロのウェブサイトはこちら。
*3 非公式になります。"1980年全米オープン・ゴルフ3日目 ニクラス対青木," YouTube: Smartチャンネル, 2020.11.17. 開始47分30秒あたりから。冒頭で羽佐間正雄アナウンサー、「マジックパッティングと言いますか、とにかく青木の一風変わったヒール打ちのパッティングに注目しておりますが、はたしてニクラウスと今日どんなラウンドをするでしょうか」。日本の期待を背負って異国の地でまさしく戦っている感じがする。帝王と。
*4 Wall, Jonathan (2019), "This legendary Bobby Jones ‘Calamity Jane’ putter is up for big money at auction," GOLF, 2019.8.2. オリジナルは高すぎて手が出ないが、復刻版あり、要検討。
*5 "【パター研究】やっぱりいいよねL字パター(第2話)。カラミティジェーン マグレガー ウイルソン スポルディング…マニアのお宝拝見," ゴルフへ行こうWEB, 2019.7.20.
*6 地平達郎 (2017), "青木功の持論 不器用な一徹者がうまくなる," 日本経済新聞 (2017.10.5). 産経新聞社の記者を経て月刊「ゴルフクラシック」の編集長を務めた地平達郎さん。青木プロの考えを踏まえて、アマチュアゴルファーへのメッセージで文章を締めておられる。"テレビや雑誌にスイングのヒントが洪水のようにあふれ、その都度、採り入れてみたりする。結果、さらに深い悩みに引きずり込まれていく。そんな世界に別れを告げ、「オレには、これしかできない」と開き直って練習に取り組むのも、一つの解決方法かもしれない"。