2025.7.14
例外?それとも...
2025.7.14
例外?それとも...
(2年後はジュニアクラブで)
台風が近づいていたので、先週から始まったショートコース巡りも今日で途絶えそうでしたが、回れました。時折、小雨。時折、晴れ。場所は、白井ゴルフ林間コース。Macのアルバムを見返すと、前回訪れたのは2023年8月2日。世界ジュニアで大敗してショートコース巡りをしていた頃。今と同じ状況じゃん、いや今回は日本予選大敗後に...
今日は息子とのマッチプレーで、息子の3UP。イライラする父に気を遣って後半わざとグリーン外したんじゃないの?と疑うショットが2つほど。意図して外してアプローチの練習をしたのか、いやただ散っただけなのか。
2人で本コースだとお金も時間もかかる。ショートコースはサクッと回れて、グリーン周りの強化。白井ゴルフ林間コースは各ホール、グリーン周りに特徴があって、跳ね返されたり、バンカーに吸い込まれたり、ショットの精度が求められる。小さなグリーンと相まって。帰り際にオーナーさん?から採りたてのキュウリをいただきました。
イップスに関する私の投稿に対して、"大大大" 先輩のジュニアさんの親御さんからご意見をいただきました。
「Tiger(プロ)や松山(プロ)は練習で同じ動作を繰り返してるよね。それどう思う?」
要するに、世界で活躍するゴルファーは今なお反復練習してるじゃん、ということ。現在はもちろん、ジュニア時代はボールをあまり打たずに庭で素振りばかり、家でひたすら同じ距離で同じ動作でアプローチ練習していたプロゴルファーがいらっしゃる*1。反復練習は基本でしょ、と。それがあるから今があるんでしょ!と。
この文章を書いている今、全英オープンの練習模様をYouTubeで生視聴していますが、みなさん、レンジではほとんど反復練習。狙いを変えて長めのショットを放っているプロはほぼおられない。同じ番手で距離を変えたり、弾道を変えたりしているプロがたまに。
コースに出ればランダム学習が行われるので、レンジでの反復練習と組み合わされて、TPIが推しているであろう練習スタイルに、多くのゴルファーは何も考えていなくても自動的になっている。問題は全体の練習量における両者の比率。レンジや庭でのスイング量(同じ動作の繰り返しの素振りを含む)よりも、ラウンドでのスイング量が多いというのは稀だとは思う。未就学児の頃と最近の息子はそれに該当する。レンジに行っても家での地味練においても、同じ動作は連続してはあまり繰り返さない。Collin Morikawaプロのように、ジュニア時代からラウンドばかりしてきたゴルファーがアメリカPGAやLPGAでシードを取るようなレベルでは多いのでは、と私は感じていますがちゃんと調べたらそうではないかも... Collin Morikawaプロは例外なのか。
さきほどの質問に対して、極論かもしれませんが、反復練習の比率を下げていたら今よりパフォーマンスは上がっているかもしれないよ、と返しても証明しようがない。同じことは、ジュニア低年齢期のクラブも同じ。長くて重いクラブを小さい時から振っていてもメジャーチャンピョンになれる*2。松山英樹プロはジュニアに対してジュニアクラブを使うよう間接的にアドバイスされておられますが、じゃあ松山英樹プロが、たとえば小学生の頃、身体とその特性にぴったりあった長さと重さのクラブ(松山プロご自身がおっしゃる "ジュニア用クラブ")を使用していたら今どうなっているのか、そんなこと分かるはずがありません。
今のところ、Collin Morikawaプロのジュニア時代のゴルフライフが素敵だなと思ったのと、イップス、それに類するあと伸びしない原因をあらかじめ潰すべく、比率はかなり考えてゴルフしてきました。ただ反復練習が少なすぎるかもと心配ではあります。
先ほどの質問をいただいた親御さん。息子さんが今年の日本アマ上位に入る活躍を見せておられる。最後に一言。「よくジュニアクラブに戻れたね。うちが昔に戻れるならそうするよ」と。ここでは書くのを躊躇するほどの忠告も合わせていただいておりまして、これが唯一の前向きなお言葉でございます。
一瞬息子が使用したタイトリストのクラブ。およそ2年ぶりにラウンドした白井ゴルフ林間コースのスタートホール。今日はUSKidsのPWでコントロールショット。2年前はタイトリストの名器718AP2でフルスイング。逆ならまだしも...
*1 松山英樹(2021),『彼方への挑戦』, 徳間書店. 未就学児、小学生時代の松山プロ。「...愛媛で暮らしていた頃、僕はクラブを握る時間の大半を自宅の練習場で過ごしていた。毎日毎日、素振りばかり。教わったスイングが固まってきて、打ちっぱなしの練習場に連れて行ってもらえる日が、いつも待ち遠しかった(p.32)」。この時期でスイングを固める作業をしておられる。その一方で、週末はゴルフ場でパッティンググリーンやバンカーで時間を過ごされ、「ときには背の低い木々の上や幹の隙間を通してみたり、茂みの中から打ってみたり(p.41)」との説明もある。
*2 非公式ですが、ジュニア時代の松山英樹プロの練習風景を映した動画がYouTubeにあります。松山英樹、ジュニア時代、などと検索すると見つかります。試合の中継時に放送られたもの。小学生時代と思われる松山プロが手にしておられるドライバーは長めに、私には見える。それに重さ。ショットをした後にバランスが崩れてしまう映像がある。
(2023年8月2日、同じホールをAP2で!)