2025.2.26
ジュニア時代の硬いシャフト
2025.2.26
ジュニア時代の硬いシャフト
(ロフトを寝かせて初ワンオン、赤ティ)
昨日に引き続き、ジュニア時代のクラブ選びについて。昨日紹介したように、笹生優花プロは幼少期にしなりづらいシャフトを使われていた。大人のレディース用シャフトをカットされたのか分かりません。ただお父様が「しならない」とおっしゃているので相当硬かったはず。記事を読んでみて、弾道だけを見てそのゴルファーにとって適正なクラブか否かを判断するのもジュニア時代は少し怖いな、とも感じました。
ジュニア時代に使うシャフトの硬さをどうするか。ジュニアの親御さんのインスタを拝見すると、硬くしたり柔らかくしたり、試行錯誤されているお姿がそこにはあります。なかにはアドバイスをされている親御さんもいらっしゃり、大変ありがたいです。例えば、息子が小さい時からそのお姿を画面越しに見て気合を注入していただいている、みろくちゃんこと、須藤弥勒さん。昨年末、お父様がインスタで、幼少期に硬いシャフトを使う弊害について触れておられました*1。幼少期からゴルフをしている子の多くが大人用クラブをカットして使っていることに言及された上で、次のように述べておられます。
「そのためか、本当に幼い頃からゴルフをやっている子の多くはシャフトのしなりの使い方がとても下手で、弥勒も(弥勒の場合も今もそうですが…なのでXやXXなど男子並みに固いものしか今でも使えませんが)その打開策として、このラグショットを購入しました」
しなりの使い方を覚えるために大きくなってから専用の道具を使っている。お父様は同じ投稿で、この道具によって「1番シャフトが真っ直ぐなるタイミング」を覚えることができると薦めておられます。
息子が今手にしている、ふにゃふにゃドライバー(くどいですがUSkidsでは「エリート」という位置付け)。「真っ直ぐなるタイミング」とは少し意味合いが違うのですが、タイミングがズレると球が散ります。で、スイングスピードを落とすと理想の打ち出し角も飛びも得られない。さらに、球に当てにいく動作が少しでも入ると、球が散る。試合では正直、使いたくない... でも練習器具として使ってしまったら、ほとんどの練習は他の特性を備えたメインのクラブになりますので、意味ないんじゃなかなと*2。
でも、ふにゃふにゃシャフトに慣れすぎてそれしか振れなくなる、という恐れ。いや、コツを掴んで急成長。昨日の投稿に関してダイレクトメッセージをいただいた親御様、ありがとうございます。本日はそれを実感すべく、カチャカチャしてロフトを寝かせて1番ホールで届くかどうかチャレンジ。ふにゃふにゃシャフトがタイミング良くしなって、ワンオンに成功。急成長しているかもしれない。
*1 Instagram; miroku_suto_official,2024.12.20. Xシャフトであの球が打てるのに驚きです。息子じゃ、ゴロ玉しか出なそう。お父様がベタ褒めされていると買いたくなってしまう。
*2 別の見方をすると、特性が異なるシャフトを併行して振っていれば、それこそ変形型?ランダム学習・練習なので、コツを掴む機会が増えるかもしれない。昔に戻れても繰り返しませんが、息子はかつて、振る回数は抑えつつも私に邪魔されて色んな特性を持つシャフトやヘッドを試していた。まるで "しだるTV"。同じクラブを振り続けるよりも、コツを掴む機会が増えていたかも。