2025.1.13
半移住計画の前提
2025.1.13
半移住計画の前提
(やっぱり棒に当たる)
移住先としてどこがベストか。ゴルフ環境だけに焦点を合わせると、私が重視するのは3つ。重要度順にいくと、
①ゴルフを始めた当初からスイングを見続けている人に直接指導を受け続けられる場所
②芝からバンバン打てる場所
③グリーンが速いゴルフ場
絶対に外せないのは、①。私がド素人同然なので、スイングのアドバイスを私がするのは不可能だと個人的には考えています。息子のスイングを一番知っているのは、3歳からお世話になっている先生。
親子でゴルフを始めるにあたって、PGAツアーで活躍している若手プロたちを追っかけてみると、ゴルフ始めた時のコーチにずっと指導を仰いでいらっしゃる方が多い印象です*1。途中、一瞬変わったとしても、PGAツアーに出るレベルに到達すると、不思議と最初のコーチに指導を求めて帰ってくることがある。
ぐっと年齢が上がりますが、現在世界ランキング1位ということでScottie Schefflerプロはどうか。ゴルフを始めた6歳の時からRandy Smithプロ*2。現在まで継続して指導を受けており、さらにRandy Smithプロの息子さんがScottie Schefflerプロのマネージャーをされている。家族ぐるみのお付き合い。コーチ曰く、「スコッティは当時、ゴルフバッグよりも小さいくらい小柄だったが、球の高低・左右などの打ち分けができる子供だった」。
我が息子も高低・左右にボールを打っておりますが、打ち分けているのか、そうなってしまうのか... 最近は打ち分ける練習ばかりしていますので(本人に聞かないとその球が意図したものか判別できず)、今日はあえてインドア施設に行き、ストレートボールが打てるよう、軌道を安定させる練習をしてきました。
出球が右に。シャフトがダウンで若干寝る傾向に。これらは先週、先生のレッスンで指摘された点。インドア、かつ、Tommy Fleetwoodプロご愛用の道具を置いたので、否が応でもスイングに集中。普段、ボールの飛びザマに注力する息子にとっては違和感だらけ。月1でインドアとかもいいかも。中盤からは弾道計測器のデータを確認しながらスイング。 終盤はいつもの息子に戻り、カット軌道を試したり低い球を出したり、ハイドローの練習をしたりと、やりたい放題。前半の時間で得られた感覚が失われていないことを祈って、明日、スイングならびに実弾道で確認します。
話が脱線しました。じゃあ、Tiger Woodsプロは?、となりますが、コーチが変われど(4歳からRudy Duranプロ、10歳からJohn Anselmoプロ、そして19歳からButch Harmonプロ、以下省略)、ジュニア時代はスポットでなく長めに見てもらっているし、そもそもお父様がゴルフに精通しているのでずっとスイングを見続けて声をかけておられる。Collin Morikawaプロは最近コーチを変えてまた舞い戻って来られました、8歳から指導を仰ぎ続けた先生に(先日のザ・セントリー@ハワイの中継で知りました)。
度々幼少期のコーチに戻られるRory McIlroyプロ、曰く、「なんで一人のコーチ(Michael Bannonプロ)なのかというと、どのコーチよりも自分のスイングを知っているから。8、9歳の頃から今に至るまでのスイングビデオがあって、自分のスイングを上手く指導するコーチは他にいない。反復、一貫、継続、がゴルフの特性。他のコーチに変えたら逆効果になる可能性がある」
芝からバンバン打てる天然芝練習場に息子は4歳から通っている。我々にとってこのホームと言うべき場を率いる会長&Hプロは、息子のスイングを遠目から?見続けておられるし、時折助言もいただいている。
私が自制していれば、息子のスイングについて私が付け加えることは何もありません。親がコーチ役だったり、あるいは、この①だけを除くと、たくさん選択肢があります。例えば、宮崎県にあるフェニックスカントリークラブ。又聞きですが、芝から長い距離も打て、グリーンが速い時もある。しかもトーナメントコース。我々親子の先生がスコットランドから帰国され、前身となるアカデミーを立ち上げてその後ディレクターを務めておられたのがこのフェニックス、ということもあり、縁を感じます。今後、レジャー施設の運営で実績のある組織のもとでどうなるのか、未知数ではありますが、高そうなので毎日ラウンドは無理かも。私もラウンドしますので。だったら渡米? でも①を満たさない。
③のグリーンの速さだけで言えば、家のフローリングや16フィート・マットで転がしてもいいのですが、やはり傾斜がついたところでやりたい。そこは週末ラウンドレッスンの場であるカレドニアンの巨大なウネウネ&仕上がったパッティンググリーンがある。フラットな箇所もある。もちろんコース上のグリーンも速いので弾道の高さやスピンの多さが、あまりにも足りないと認識できる。このグリーンにこれ以上の速さを求めるのは贅沢すぎでしょう。毎日試合をやるわけではないですし。
要するに、今のままでいいじゃん、ということになります。それはそうです。ゴルフを始める前に練りに練ったことでしたから。ただ、クルマのなかで息子は色々取り組めるとはいえ、やはり移動時間が勿体無い。加えて、こんなに移動で疲れるとは予想しておりませんでした。アカデミーのラウンドレッスン以外は、息子と一緒に私もラウンド、練習もし、その上で運転ですから。甘く見ておりました。それに息子がスイングやコースマネジメントに対して拘りを持ち始めたので、対話にも疲れ果てます。私のゴルフを直接観察しながらのパパの話には説得力がなく、ぜんぶ反撃しようとしてきますので。
ということで、後から正当化しているような、いや、だいたい計画通りで自分を褒めているような、よく分かりませんが、完全移住だと上記3つを同時に満たせないので、千葉県への半移住計画が頭をチラついたわけです。義理の両親からの妙案もありまして、事がとんとん拍子に。先週末、場所を決めました。本日、書類を送りました。あとはハンを押すのみ。2月から半移住?
*1 極端に若手(PGAツアーカードの取得権利を持っていたということで。でもカレッジゴルファーの道をそのまま継続⁈)となると、例えば2023年、アマチュアランキンング1位のGordon Sargentさんはどうか(Ian Thompson, "MR. GOLF: Amateur scene picking up," The Tuscaloosa News, 2020.8.10)。お父様は競技ゴルファー。10歳から今に至るまでEric Williamsonプロの指導を受けておられる。Eric WilliamsonプロはShoal Creek Clubのディレクター。PGA Championship、USアマやUSジュニアも開かれたその場所で、先生と共にGordon Sargentさんは腕を磨いた。Shoal Creek Clubには住宅もあるのでそこに住んでおられたのかも。やはり、我々親子がゴルフを始めた当初から候補に上がり続けてきたブリック&ウッドクラブか?
*2 Eiko Oizumi,「【世界トッププロ達のFamily・家族の絆】第14回「スコッティ・シェフラー」, ゴルフ・グローバル, 2022.9.22. 先生と直接やりとししているお姿は、こちらから。"Scottie Scheffler and longtime coach Randy Smith | Swing Expedtion with Chris Como | GolfPass," YouTube; GolfPass, 2022.8.23. 冒頭でジュニアたちが芝の上でショットしまくり。試合でもないのに... 羨ましい。やっぱり移住先はアメリカか?