2024.10.22
やっぱり、ありえない?
2024.10.22
やっぱり、ありえない?
(ZOZOに感謝)
本日は学校が休みだったので、ZOZO CHAMPIONSHIP の指定練習日に行って来ました。毎年試合を観戦していたので新鮮でした。ラウンドのみならず、アプローチ練習場やレンジにてショットを間近に見れました。本当に、目の前、後。極めつけは、グリーン近くで休んでいると、偶然にも松山英樹プロがそのホールに回ってこられて、そのグリーン近くのラフでアプローチ練習。息子の1メートル先。これはラッキーでした。
子供や大人もプロのサインを求めて事前にフラッグやペンを用意されていて、プロも気さくに応じていました。松山英樹プロもホール間でサインされていました。Collin Morikawaプロは最終ホールで何人にサインしたんだろう。物凄いすごい数でしたが笑いが絶えません。Justin Thomasプロはラウンド中にかなりの数のサインに応じていましたし、なんと息子も近寄って何やらやりとりしていました。「サインしてあげるのに...」というJustinの姿。サインペンを持ってくればよかった... 試合と雰囲気が全然違うなぁと感じたと同時に、やっぱりあの出来事は例外中の例外だったんだと思い知らされました。
前にも本サイトで触れましたが、私も含めて初めてのゴルフ観戦となった2021年のZOZO CHAMPIONSHIP。Maverick McNealyプロは、寒くて土砂降りの雨のなか、試合中にもかかわらず、ティーショット後に息子の姿を見るとすぐに駆け寄ってこられて、サイン入りのグローブを手渡してくれたのです。昨年、一昨年と試合を観戦しました。プロ自らが試合中にファンサービスをしてくれる姿には遭遇しませんでした。ただ、Collin MorikawaプロとMito Pereiraプロにはご本人からの指示でキャディさんを通じてボールをいただきました。今思えば、これもすごいことです。試合中ですし、こちらからは名前をあげて声援していませんでしたから。
今日は練習日ということもあって、子供に対してファンサービスを沢山してくれるのだろうと期待していました。もちろん、こちらから求めればしてくれたはずです。でも求めずにプロの方から何かをもらうとか声をかけられることはお一人を除いて誰もいませんでした。その一人とはもちろんMaverick McNealyプロです。1番ホールのティーショット後に、息子が声をかける前にこちらに目を向けてくださり、近づいてこられました。二人で話したあと、「もっと話を聞いてあげたいけれど、後ろが控えているからごめん」と申し訳なさそうに2打目へと小走りで去っていかれました。
今後もMaverick McNealyプロのようなゴルファーに出会わないような気がします。息子が大きくなったからではなく。3年前、小さな4歳の子供を見ても(しかも土砂降りの中で)、声をかけてくださったのはMaverick McNealyプロだけでしたから。その二人の光景を見ておられた同組の中島啓太プロを除いて、他の選手たちからは息子に目線すら送っていただけませんでしたから。試合ですから。当然と言えば当然です。
あれから3年の月日が流れ息子は7歳になりました。Maverick McNealyプロの対応がいかに普通じゃなかったのか、息子はすでに理解しております。今日も試合会場から運行している帰りのバスのなかで、「マーベリックだけじゃん。自分からデカい声を出さないと誰も振り向いてくれない」と。「練習でも試合でも、ぜんぶ終わったあとにこたえてくれるだけ」。そりゃそうですよね、練習は練習、試合は試合ですから。ただ、息子の心には、何かが刺さったようです。それは「だけ」という言葉に大いに含まれているような気がします。
やっぱり、ゴルフの世界において、ありえなかった出来事? Maverick McNealyプロが力を入れておられる活動に触れると(”Birdies for Education”)、おそらく、ご本人にとっては当たり前だった。そう思えてなりません。
(子供を見る目が!)