2023.12.1
読み物の追加
親子ゴルフの場_ゴルフ場
2023.12.1
読み物の追加
親子ゴルフの場_ゴルフ場
連日、平日は東宝調布スポーツパークでナイターラウンドをしております。
親子で良く訪れるゴルフ場をまとめました。ゴルフをするのが自分だけであれば、また違ったゴルフ場選びとなりますが、息子と一緒に、となると、楽しめて、腕も上がって、成長に応じて... と迷うところがでてきます。
親子ゴルフの場の9割以上(打数も時間も)が、ゴルフ場か天然芝アプローチ練習場というスタイルになった最大の理由は楽しいからです。そして、腕を上げるという意味では、Collin Morikawaさんの小さい頃の練習方法を真似ているからでもあります。再現性の高いスイングを身につける練習の必要性も当然のことながら、ゴルフ場で球を打つという本質的なところを大事にする。ゴルフ場で子供ながらに見て感じるものがあるそうなのです。プロ中のプロにとって必要なものが。
その考えをより強くしたのだが、ある動画でした。それは私たちがゴルフを始める前に撮影されたもので、ゴルフを始めて数ヶ月経ち(レンジのマットより芝から打つ回数が多くなった頃)、その動画に触れ、こりゃ間違いない、そうだよ、と確信を持ちました。それは額賀辰徳プロのYouTube公式チャネルで配信された「【Zoom対談】#4 石川遼・宮里優作・額賀辰徳 メガ盛り最終回」です*1。額賀プロのチャネルはゴルフを始めたときからリアルタイムで拝聴させていただいております(一流のツアープロがド素人の私でも理解できる言葉でゴルフの本質を解説いただき頭が下がる思いです)。この動画は親子ゴルフを開始する前に配信されていたもので、見落としていました。関連動画(おすすめ)で表示され、触れることになったのです。
この最終回では、ジュニアゴルファーの育成について、お三方が課題や対策をそれぞれ述べてらっしゃいます。そのなかで石川遼プロが、「実践練習をジュニアたちにもっとさせてあげたい。練習マットの平らなところから500球、600球打ってきた自分の練習方法じゃない練習方法や環境をなるべく多くのジュニアの子たちに用意してあげたら何が起きるんだろう... 20年後とかに何が起きるんだろう... 練習量を減らさせて、コースをバンバン回らせたり...」「自分のゴルフ自体が中学生の頃からもうめちゃくちゃに振り回して、林の中とかにはいって... 毎回そういう色んなライだったり、状況に対応していくうちにゴルフ力っていうものが全体的にこう積み上げられてきて... ゴルフってライがあって一期一会... ドライバー以外は結構もう一生会えないというか、同じライから二度と打てないという世界、いかに沢山のライと出会うか...」。その後にもコースでの練習の重要性が語られます*1。石川プロやお父様が書かれた本では、小学生の頃からコースをかなりの頻度で回られていらっしゃったことが伝わってきますが、それでも圧倒的なレンジでの練習量のせいで、少ないという認識に至ってらっしゃるのかもしれません*2*3。あと行間をよむと、小さい頃から振り続けて蓄積されて徐々に表面化してくる怪我を避けるという意味もある気がしてなりません。
ジュニアゴルファーをもつ親として最初から最後まで学びのある動画です。ぜひ何度も繰り返しご視聴ください。 宮里プロのお父様についてのお話も、とても勉強になります。
で、今書いているこの私の話には落ちもございまして、この動画で石川プロは「家族とばっかりラウンドしている子って、どうしても自分のことしか集中できないというか、その環境でも周りが家族なんで、やっぱ家族なんで気にしないみたいな...」、それを受けて額賀プロ「うちの息子と何回か最近ゴルフしたんだよね、でもやっぱり親とやるのはダメだと思った」。えっ... その理由は動画をご覧ください。どうしましょ、私。
もちろん、動画を見ていただけば、こういうことを意識して親子ラウンドすれば良い、というヒントはいただけます。ただ、私と息子、べったりと一緒に張り付きながらラウンドしておりますので、ラウンド中、常にお三方の会話が頭をよぎります...
*1 動画「【Zoom対談】#4 石川遼・宮里優作・額賀辰徳 メガ盛り最終回」, YouTube公式チャネル額賀辰徳, 2020.5.10.
*2 石川遼 (2012), 『石川遼自伝 僕の歩いてきた道』, 講談社.
*3 石川勝美 (2008), 『バーディは気持ち: 遼くんが育ったゴルフのゆりかご』, ゴルフダイジェスト社.