2026.6.18
ジュニアへのアドバイス by 松山英樹プロ
2026.6.18
ジュニアへのアドバイス by 松山英樹プロ
(バーディ!)
今日は運動教室がお休みだったので、学校が終わってから東宝調布に直行。レンジでサクサクっと整えてからコースに出る。この時間、ちょうど空白時間帯でして、ほぼ貸切状態。これより少し早いとシニアの方々で賑わっている。逆に、私たち親子がラウンドを終える頃には若者たちがスタートホールに集まっている。今日はラウンドを終えると大学ゴルフ部の学生たちがクラブハウスとスタートホールにおりました。20人ほど。他の大学ではありますが、まだまだ形だけであってもここはゴルフ部の顧問を務める身として、観察しまくる。今日の昼間は大学生たちと長く時間をすごしていたのでその勢いでついつい質問したくなるが、そこは変なおじさんに勘違いされるので自制。
ここ平日ホームコースでは、ほぼほぼスコアをつけておらず、レンジ&コース&アプローチエリアをストイックに親子で使い倒しているわけですが、月1回ほどはスコアカードを手にし、親子で成長をチェックしております。東宝調布は2グリーン。個人的にはティフトン・グリーンはかなり癖があるし、硬めで我々の球の高さだと止まらないので、ベント・グリーンより難しい感じがします。ベントの方が小さいし、ティーエリアから見てちょっといやな位置にあるホールもあるのですが、グリーン自体はそこまで癖がなく、止まるしパッティングは比較すると優しめ。今日はティフトンで、一番後ろのティから久々に回って、1アンダー。速いグリーンが大得意な息子ではありますが、今朝の雨で遅くなったグリーン上でしっかりと打てていた。
パッティングといえば、本日、ゴルフダイジェスト・オンラインをサーフィンしていたらLEXUSの広告がトップページに表示され、そこに松山英樹プロの姿があったので即、クリック。ジュニアの親にとって学びの多いインタビューが掲載されておりました。タイトルは、"ルーツ: 松山英樹の原点を知る #1 幼少期~小学生編" *1。息子は今、小学生。これは熟読してしまう。
そのなかのひとつ、"小学生時代に上達させるべき技術面のポイントは?" との質問に松山プロは次のように答えておられます。
「難しい質問ですね。僕自身、いまも苦労している部分でもありますが、パッティングでしょうか。子どもの頃は誰でも、余計なことを考えず、カップまでの見た目を信じてポンっと打つことができます。シンプルに考えられるのはジュニアゴルファーならではの強みです。その感覚を大人になっても保てるかどうかは、意外と大切だと感じます。どんな技術も体が成長すると、打ち方が少しずつ変わるものですが、そういった感覚を養えるといいのではないでしょうか」
感覚。技術面のポイントは?と聞かれているのに、感覚に焦点を合わせて説明しておらる。パッティングに関して息子は相当自信をもっている。未就学児からその "感覚" を壊さないように、最新の注意を払ってきました。父は邪魔をしない。ここでも色々と触れてきましたが、パッティングの名手たちは、 "感覚" の意味するものは多少違えど、幼少期の頃に遊びとしてパッティングをしまくってきた、とのニュアンスでその秘訣を強調されておられる。何度もメジャーで痺れる状況で沈めてきた帝王、しかり。壊さないように、出来れば磨きに磨きをかけるために、道具にもこだわりをもってきた。
世界最高峰で戦ってこられた松山プロが、「余計なことを考えず、カップまでの見た目を信じてポンっと打つこと」「シンプルに考えられる」ことをジュニアの強みと示され、それを養うことを勧めておられる。その対照的なものって何かな、と考えると、松山プロの表現を借りると、成長とともに少しずつ変わる「技術」「打ち方」ですかね。小さい頃にその「打ち方」をビシッと再現する練習とかはマズい? 養うべき感覚を殺しているように私には思えてくる。ジュニア時代に悪い癖をつけないようにとパッティングの練習器具を多用したり、大人向けの指導内容に取り組んだりするのは(注: 松山プロの言葉を一部恣意的に使わせていただくと「体が成長」してから取り組むべきもの)、マズい? 「どんな技術も体が成長すると、打ち方が少しずつ変わるもの」だから。「打ち方」を何度も反復練習で再現してロボットみたいにしてもな... ストロークばかりに意識が向かう小さい子... 切り取りばかりですみません。
記事には「ジュニア用のクラブ」についても言及があります。これは!。"幼少期、どんなゴルフクラブを使っていましたか?" との質問に対して、松山プロ。
「僕たちの世代が小さかった頃の日本では、今ほどジュニア用のクラブが普及しておらず、父が大人用のクラブを短く切り、グリップをつけたものを使っていました。ジュニア用のセットを与えられたのは小学校に入ってからです。伸びる身長に合わせて1年半おきくらいで、交換してもらっていました。ただ、必ずしも、道具がよければうまくなるとは思いません。どれほど機能に優れた最新モデルであっても、使い慣れた、信頼できるクラブにはかなわないはずです」
松山プロはアメリカに渡った直後のインタビューで「ジュニア用クラブ」に触れておられた。「僕は基本的に、子供が与えられているクラブはハードすぎると思っています。アメリカには日本に比べてたくさんジュニア用クラブがありますよ」と。文脈からすると、おそらくそれは吊るしの状態のジュニアクラブを指している。今回の記事では、松山プロご自身が「ジュニア用のセット」を使っておられ、今普及している「ジュニア用のクラブ」をジュニアクラブと読み取るのもゼロじゃないですが、お父様が大人用のクラブを切って作ってくれた、との話をご著書で紹介されておられますので、「ジュニア用のクラブ」は、大人用のクラブをジュニアが使えるように調整したもの、とも読める。
私はかつてのインタビューも含めてこの話が大好きで、特に「子供が与えられているクラブはハードすぎる」という部分。松山プロからすると、ジュニアクラブだってハードなものがある。今回の記事で、その発展的な話を期待していたのですが、それは欲張りすぎか。先の話の続きでいくと、パッティングは感覚、じゃあその他は? 道具の視点からすると、松山プロが見て、今なお子供が手にするクラブが「ハードすぎる」。じゃあ、どの点が? ヘッドが重すぎる。なんでそれが問題? スピードが養えないから、と私は推察しております。いずれ成長してから飛ばすためには強振するしかなくなる。ヘッドの重さに付随して生じざるを得ない、シャフト、そして道具としての全体に関わるネガティブ要素。これは私の読みすぎか。はい、読みすぎです。
で、最後に息子が手にするクラブについて。スペックダウンしました(クラブセッティング_息子)。ウッド系。長さがより短くなり、ヘッドはより軽く。松山プロを前にして、100%ハードではない、と言い切れます。微調整していただいたので、重さの点からしても13本の流れが良い。パターは軽量クラシックL字で、14本の流れも良い。USKids Golfの優良顧客じゃなくなるな... でも対応はさすが。ジュニアの成長にとことん向き合ってくれる、30年あまりにわたって蓄積してきた知見をもとに。
*1 "ルーツ: 松山英樹の原点を知る #1 幼少期~小学生編," 公式ウェブサイト: LEXUS, 2026.6.17. 印刷して壁に貼り付けておきたい。トヨタさん、ありがとうございます。小さい頃に河川敷や公園でアプローチ練習されていた。松山プロ「今の環境では難しいかもしれないですね」。我が息子もかつて、土手、公園の砂場と土で練習、というか遊んでいた。もう時効か...