2026.10.23
学生ゴルファーに寄り添う
2026.10.23
学生ゴルファーに寄り添う
(同級生による熱血指導)
朝起きてすぐにゴルフネットワーク。7時20分から生中継。常陸宮杯全日本大学ゴルフ選手権競技の最終日。息子はMacbookをダイニングテーブルに置いてゴルフネットワーク、そしてなんとテレビでYouTubeを開いて野球の動画を見ている。なんて優雅な朝の時間。どうしても野球が見たいのだな...
今日の野球塾は守備練習。守備の基礎練習として2つ取り組んでいる。「これは本当に大事な練習。丁寧に。日頃しっかり取り組むこと」とコーチ。塾に行っているだけでは上にはいけない。ホームワーク。学習塾と同じだな、息子は通ってませんけど。それにしても皆さん、身体が強い。
今回のように大学生ゴルフの試合が生中継、しかもマルチアングル放送で、さらに長時間で数多くのゴルファーを映してくれる。来年の試合もぜひ放送していただきたい。日本アマや日本学生、日本ジュニアなどの成績表で名前は知っているもののどんな子でどんなスイングしているのか、今回初めて知る学生が多かった。しかも普段私が接している関東学生ゴルフ連盟の大学以外にも、予選会を突破して全国各地の大学が参加している。新鮮。解説の井上透さん曰く、駅伝と違って強い学生が必ずしも関東の大学に集中しているわけではない。大阪学院大学や近畿大学、中部学院大学、東海大九州、福井工業大学などなど。野球やサッカーと違ってゴルフは基本、個人競技なので、常陸宮杯に出れない大学でも強者ゴルファーはいる。
息子は昨日のドラフト会議を振り返りつつ、「中学校や高校を出てプロになるのと、大学でゴルフしてからプロになるのはどっちの方がメリットあるの?」と私に聞いてくる。昨日のドラフト会議で1位指名はほとんど大学生・社会人。でも育成ドラフトで中学生が選ばれたり、息子が推している超一流プロ選手には高卒プロが多い。ゴルフはどうか。アメリカ男子ツアーは大卒(中退を含む)プロが占めている。男子ゴルフ世界ランキング上位を見ればそれは明らか。日本人だと、アメリカの大学への進学を予定していた久常涼プロの名が上がる。日本ツアーに限定すれば、優勝経験者を含めて、高卒組も多い。
井上さんも触れておられたけど、アメリカの大学はゴルフ部の部員が少ない。故に、いろんな大学に強い学生が分散し、流動性が高い。一方、日本の大学は特定の大学に集中し、その結果、部員が多くなり、全国上位に入る力を持っていても超強豪校であるために出場機会に恵まれない学生が出てくる。アメリカの大学でも部員数が少ないとはいえ、レギュラー争いが熾烈でそこで疲弊してしまう学生も多い(特に海を渡った子たち)と現地で聞いたことがある。アメリカに早くから移住して小さい頃からジュニアの試合で結果を出しまくっていても大学でつまずいてしまう子も多いと。それは大学から留学してもそんなに変わらないとのこと。この点は日本でも同じだとは思うけど、なにか違う感じがあるような気がしてならない。
私には我がゴルフ部を強くする広大な構想がありまして、フットワークの重さと実行能力の欠如で、未だ実現はおろか、着手もしておりませんが、アメリカの大学ゴルフ部の現状は、息子がアメリカの試合に出た際に現地で親御さんや関係者に聞きまくって知見を蓄積してきました。息子がアマではなくプロのピラミッドのてっぺんを目指す意思があるなら正直ここの大学さんかなというのはある。
井上さん曰く、プロになるんだと振り切ってしまうなら大学は絞られる、と。同感。これは、国内の大学のゴルフ環境について説明しておられた文脈で出てきたお話。では、国内に限っていうなら、その大学で4年間ゴルフするのと高卒でプロに近い環境に飛び込んでゴルフするのと、どちらが良いのか。本人の特性や家庭の事情もあるけど、前者の学生ゴルファーだってプロの試合には出れる。しかも、下部ツアーもレギュラーツアーも。日本オープンもある。そしてアマで世界メジャーでプレーするチャンスがある。その経路は複数ある。松山英樹プロだってその道を歩まれてきた。ただ、杉浦悠太プロ以来(2023年)、すこし時間が空いてしまった印象を受ける。まあ松山英樹プロ(2011年)と金谷拓実プロ(2019年)の間には8年あったわけですけど。
完全なわたくし個人の感想レベルの話になります。大学ゴルフ部が時代の流れというか、プロの世界で活躍を目指す学生ゴルファーの思いに寄り添えているのだろうかという疑問が頭をチラつく。あまり昔から変化していない印象を受ける。高卒の道と大卒の道。ゴルフ環境、例えばハード面において後者に分があるのか。アメリカなら、分がある大学がたくさんある。じゃあソフト面は。周りに強いゴルファーがいるという点で言えば高卒プロの道一択のような気がするが(強ければ)。ただ、プロのセッティングでゴルフするのはアマでもできる。毎週ではないけど。アメリカで大学に進学する男子ゴルファーが割合として多いのは、身体の成長云々の話を横に置いておいても、納得できるところがある。
結論があるようでないような感じもしますが、息子は今のところアマの道なのでそれを長くするなら大学ゴルフ一択となる。その際に、我が大学ゴルフ部に息子を入れたいと思えるのだろうか。自問自答。ただ、今のところ息子もそうだけど、プロのてっぺんを目指すという目標がない学生が大半を占めるなら、大学ゴルフ部はもっと違うところに力を入れないきゃだめじゃん、という気持ちが沸々と湧いてくる。と同時に、学生ゴルフ環境は高卒プロの道のゴルフ環境よりも充実した時間を過ごせるのか、進化しているのか、という引っかかりもある。アマの道とプロの道、学生ゴルファーとして共存できる構想が私には一応あります。ただ、お金がかかります...