2026.1.29
真似する弊害と恩恵
2026.1.29
真似する弊害と恩恵
(頭が浮く父は嫉妬する)
月曜日から息子と取り組んできたこと。トップの位置。深く、というのを意識して家でもレンジでもコースでもスイングしてきました。ただ芝の上でダフリまくる。父「どうしてダフると思う?」、息子「ボールの位置じゃない?」、父「右からボール見すぎているからじゃない?」、息子「ボールの位置!」、父「だったら変えてみれば???」と、夜風にも負けない冷たいやりとりが続く。
で、昨日。我々のラウンド中はゴルファーがいなかったので、息子は周りを見渡した後、コースでなんとアライメントステックを取り出してセッティング。いい球が出る。「でしょ、ボールの位置だ」。いや、飛球線方向垂直に置いたスティクの跨ぎ方を偏らせて右にボールを置いて誤魔化してるだけじゃん、とは息子に言わずに息子に任せて、そのまま無言でホールアウトする。それを指摘したら激論大会が始まってしまうので。
とにかくここ一週間はトップの位置ばかりにこっだわっていた。切り返しのタイミングを急がずに、という課題を私が間違って受け取ってしまったのがその背景にあるのですが、それに加えて、ジャンボ尾崎プロの指導。追悼特集が組まれた『週刊ゴルフダイジェスト』1月27日号。そのなかで石川遼プロの追悼コメントが掲載されています*1。
"ジャンボさんには数えきれないほど多くのことを教えていただきました。...アイアンの練習では、同じトップの位置からダウンスイングだけでドローとフェードを打ち分ける練習を教えていただき、私がトップに上げた瞬間にジャンボさんが「フェード」「ドロー」と指示を出し、その場で打ち分けるという緊張感のあるトレーニングの日々を15年以上が経った今でも昨日のことのように覚えています(p.19)"
これを真似して崩れる親子。「同じトップの位置」。アドレスで工夫を持たせて、フェードとドローを打つことすらままならないのに。本日気づくわけですが、トップの位置がどんどん低くなり、頭もゆらゆらと。「同じトップの位置」がキープできないという。現状、ありとあらゆるものが足りないことが息子自身、明確に掴めたはず。
で、本日のスタジオレッスン。トップがめちゃくちゃになっていた。ダフりの原因はそこにあり。加えて、課題であり続けているインパクト直後の右腕の伸び。できない原因は別のところにもあり。難しい。全てがつながっている。体系。
ラウンドばかりしていたらスイングが整わない、ラウンドで貯金がなくなっていくということは分かりきった上で、それに対処する策を練りまくって3歳からコースに出ている。レンジで練習しようが家で地味練しようが、コースに出れば失っていく? うちは見方によっては練習器具とも思えるクラブを用いてコースで地味練しているようなものでして。失うものがない。ティーエリアやフェアウェイやラフやバンカーやベアグランドで、時にはカート道で、時にはティーエリアの横で。
それにしてもレッスン中の息子の表情が険しい。パパ間違ってたじゃん、と。部分部分は私でもどこがおかしいか何となく分かるけど、全体のなかで掴むことができていない。声かけの内容と仕方とそのタイミングに苦労する。余計なことを週初めに言ってしまったなぁと猛省しております。切り返しのタイミングが課題であったはずなのに、手やヘッドの位置ばかりに気を取られてしまっていた。それでトップに至る過程で手首がおかしなことになってしまったという。対話に徹せねば。
スイングに関して父は完全に息子の信頼を失ったな… まぁ、横で一緒に日頃練習しておりますので、そもそも信頼を得ているのか怪しい。言い訳がましいですけど、どんな強固な理論、体系を頭に叩き込んでも他者の身体に浸透?活かした経験、実践に活かす経路を持っていないと上は目指せないと感じて入念に準備しつつゴルフを始め、今のところそれに揺るぎのない我々親子(注: 父)。私は相当勉強してきたつもりだけど、経験も経路もない。でもついつい口を出してしまう。これ、私が上手かったらこんなもんじゃ済まないだろうな。
なんで指導できると思ってしまうのだろう。ゴルフ、不思議。
*1 オンライン版にも掲載されている("「いいぞ。もっと深く悩め」ピッチング練習、トップで『フェード、ドロー』…ジャンボ尾崎さんが石川遼に伝えたこと," ゴルフダイジェスト・オンライン, 2026.12.24)。雑誌だと別の写真が2枚ある。素敵な写真。