2025.9.17
父による指導で一流に
2025.9.17
父による指導で一流に
(父以外の存在と対話)
9月から平日ラウンドは週2,3回ペースに戻りました。その分、地味練の時間が増えつつあります。地味すぎてその時間は終始無言。
平日ホームコースの東宝調布は2グリーンで、ベントの日だと、芝からティーショットできるホールが増えるので息子は喜んでおります。芝よりも、雨風に晒されたマットの方が難しいのがその理由。ただ1番ホールはベントだと極小なのでワンオンは至難の業。
今日は途中、息子のヘッドカバーを落としたことに気づいて、ホールアウトしてから後ろの組(お一人ラウンド)を待って声をかけたら、拾っていただいたのにご本人のヘッドカバーと一緒にどこかで落としてしまったと。そのアスリート感漂う女性のゴルファーさんはもう1周するということで、ごめんね、と謝りながらそのままスタートホールに向かわれてしまった。結局、さらにその後ろの組の方が拾ってくださった。息子とアスリート女性ゴルファーさんのヘッドカバーを受け取り、息子はスタートホールにダッシュして届けて感謝された様子。感謝の声が遠く私のところまで届いてきた。なんて感じの良いゴルファーさんなんだろう。親子でアスリートを自称しているので、時間があればついて行ってもう1周したかった。
ベントだと6、7番アイアンでもキャリーで止まるのでスコアが断然出る。さすがに5番だと打ち出しが低すぎ&スピン量が少なく、狭いグリーンを転がり落ちてしまう。ただ使えるようになってきました。父は7番より下はユーティリティでいいかも。ウッド祭り。
ラウンド中、父のスイングにいちゃもんをつける息子。うるさすぎてキレる寸前。ほぼキレてますが、的を得ているので反撃できず。逆に息子のスイングにいちゃもんをつけてやろうかと決心しても、その内容が正しいのかどうか判断できず言葉が出てこない。先生の言葉をそのまま返しても、分かっているよ!、となってしまう。
息子のゴルフ時間の9割以上、父と一緒にクラブを振っている。でも父が殆どアドバイスしない。一方的に父にアドバイスを送る息子。これでいいんだろうかと、思うことも無きにしも非ず。
下手くそで指導経験もない私が教えるなんてて無理だよ、と思う一方で、前にも触れた通り、超一流ゴルファーのなかで指導を受けたのは親御さんだけ、というケースが意外とある。親子でゴルフを始める前に調べまくった上で、親が指導することのメリットについては重々把握していたつもり。ただ若手で同様のケースが出てくると揺さぶりがもたらされることもある。
で、直近はJackson Koivunさん。現在世界アマ1位で、だいぶ前からジュニアの試合で常に上位におられたので注目していました。その後、大学で錚々たる賞をもらい、PGAツアーカードを手にされ、先週のProcore Championshipでは4位*1。
そのJackson Koivunさん*2。ジュニアの早い段階からプロの指導を受けるのが当たり前の感があるアメリカで、当初、ゴルフを学んだのはお父様のGeorgeさんから。Georgeさんは「少しテニスをかじった」程度で、特定のスポーツに本格的に打ち込むことはなかったとのこと。それを示すかのように、息子Jacksonさんが7歳の時に負けている。それを考えると、うちはまだ白、青ティならギリギリ父は負けてない。Koivunさん親子がそうならば、我が息子が父から学ぶことは可能かもしれない、なんて。
私としてはゴルフは当然のこととして他のところでも活きるだろうと、外の師匠が大事だと思っています。私は感情的にはなるけど厳しくできない。ゴルフに関しては、私もしっかり学びたいし、息子のゴルフに関して「こうしておけばよかったと」あとから思いたくないので、独学では無理があると判断して指導を受けることになりました。
ただ地味練は別にして、特に親子ラウンドにおける対話の質を高めるためには何か付け加えないとダメだなとの思いが最近強くなってきました。QuadMAXのデータを見ながら、実りのある対話はできている。データを見てすぐに、ここをこう変えよう、とはせずに主に飛距離とスピン量、高さを確認。なぜキャリーでグリーンに止まる場合と止まらない場合があるのか、加えてボールの飛びザマを見てから色々と考えてヘッドデータを見て答え合わせ。ラフとベアグラウンドでスピン量がどんだけ違うのかを確認。その理由について対話する。要するに、客観的なデータがないと対話にならない。
内的対話力もアップするのでQuadMAXに感謝しつつも、それ以外は、言い合いになって中身がない。父の言葉に説得力がない。中身がないなら1人でラウンドさせようかな、と思ったり。別々の組で。あるいは東宝調布に訪れたゴルファーさんに混ぜてもらって。私は優雅にラウンド。
*1 "Players: Jackson Koivun," PGA TOUR. ちなみにJackson Koivunさんが息子ぐらいの年齢の時に(8、9歳)試合でどうだったのかなと調べてみたところ、我々親子にとって大きな位置を占めている(適正ヤーテージの試合という点でも良い)USKidsで勝っている。例えば、USKids Regional ChampionsのMonterey Challenge(2014年)で優勝("Regional Champions," US Kids Golf)。
*2 Mishra, Navya (2025), "Who Are Jackson Koivun’s Parents? All You Need to Know About the Amateur Golfer’s Biggest Supporters," EssentiallySports, 2025.9.14. 母のMeghanさんについて。記事によると、“ジュニア大会の初期からPGAツアーデビューに至るまで、彼女は常に息子のそばにいた”。Jacksonさんがが大学に入学する際には家族でキャンパス付近に移住。息子を信頼されているというか、何処となく本人に悪い意味でのプレッシャーがかかっていないような気がする。