2025.7.21
見た目より内側
2025.7.21
見た目より内側
(左足横のカゴ、その意味は?)
今日は会長の練習場で過ごしました。バカバカ打っている親子を見かねてか、ハウスに呼ばれ、会長直々にワンポイントアドバイス。往年の賞金王のスイング連続写真を見ながら頭のポジションについて。悪い癖を引きずりながら何百回振ってもそれを強化するだけ、と会長。それは下手になるための練習。
ハウスから出て芝に戻った息子がなにやら変わった動きをし始める。ボールの箱をカラにして、左足の横に設置。頭の位置を確認しながらショットを重ねている。横に箱を置いて練習? あれ、昨日ラウンドレッスンで誰かがやっていたような気が… 早速、真似ている。この練習の意味をおそらく理解していないはず。私も怪しい。まずは形から。とりあえず試す、その意識と実行力を高く評価したい。
連日、朝起きて、夜寝る前にと、全英オープンを親子で見てきました。最終日の昨日、U-NEXTのメインフィールド映像でも丸山茂樹プロの解説が途中から始まりました。息子はゴルフ中継を見ている時、独り言をいいながら解説者と常に対話している。今回の全英オープンで、息子がド反応したところをピックアップ。4番ホールでグリーンを狙うScottie Scheffleプロ。丸山プロの解説*1。
「だって本当に打った瞬間、どこいったか分かんない。でもフェースコントロールは(抜群)でしょ。もうスローモーションで見てた時のあのダウンスイングとフェースコントロール。とてもあのあんだけ下が暴れていると思えないぐらいのフェースコントロールでしょ」
それを受けて息子。「足はどうでもいいんだ。フェースコントロールさえよけば」。いや、そこまでは言っていない。傾斜を使ってScheffleプロのボールがピンによる。続けて、丸山プロ。
「でもね、僕ね最近見習っているのは、フィニッシュいらないなと思ったのは、カッコいいフィニッシュよりも身体の動きが止まらない方がまっすぐいくっていう。…スコッティシェフラーを見習うじゃないけれども、フィニッシュはいらない。とにかく身体が動いて振り切れる、なんかその能力があった方が絶対なんかいいような、彼から学んだ感じがする」
それを受けて息子。「Rは振り切れてる。小さい頃から振り切ることばかりやってきてよかったなぁ。...やっぱりフィニッシュはどうでもいいんだ」。いや、どうでもいいんじゃなくて、いらない、と言っている。
要するに息子の解釈をまとめると、足もフィニッシュもどうでもいい。
とんでもないスイングになりそうです。昨日のラウンドレッスンでは、左足について先生と議論したはず。今日は会長と右足について議論したのに。忘れないでいただきたい。
フォームの美しさを求めて小さい頃から型にハメ(見た目)、調整能力(内側)を自ら削るのはよくないと私は思ってきたので、丸山プロのこの解説は私もビビッときました。息子のスイングは美しくないかもしれないけど、低年齢ジュニアにおいてフェースコントロールは長けているんじゃないかなと親バカながら思っています*2。
今週のテーマは、頭と下半身。油断していると私は、息子のスイングの形ばかりに気を取られてしまうので、先生や会長からのご指摘を踏まえ、そして丸山プロの解説を頭に入れて取り組みたいと思います。
*1 "2025全英オープンゴルフ選手権 DAY4," U-NEXT. 開始6時間15分あたりから。丸山茂樹プロの解説を受けて、振り切ることの大切さを指摘しつつ深堀圭一郎プロ 。「形にあまり捉われすぎないで、やっぱり、もっている身体のメッセージをしっかり出し切るということですよね。...それがまた個性になってくる」と。丸山プロ「マキロイはバランス派だけどね。まあ、振り切れるバランス、すごいよね」。お二人とも「振り切る」という点を強調されておられる。
*2 「ジュニア」と「フェースコントロール」という2つの言葉で真っ先に思い出されるのはクラブの話。例えば、今回の全英で30位タイだったAkshay Bhatiaプロの話とか。振り切れるなら、アイアンはマッスルで重めがいいんじゃないかなと。クラブ、フェースの位置や向きに対する感覚を磨く。