2025.5.7
世界ジュニア予選、反省⑤
2025.5.7
世界ジュニア予選、反省⑤
(えっ!)
美浦での大叩きパー3をまだまだ引きずっているところで(おそらく父だけが)、今の私のために作られたんじゃないかと思わせるドンピシャの動画がYouTubeに上がっておりました。こどもの日の堀川未来夢プロのチャネルです*1。昨年、日本男子ツアーでのショートホール、アンダーの数、No.1の木下稜介プロ。和合のショートホールでその極意を語っておられます。
動画の中盤、7番ホール。風の方向というより "角度" を踏まえて7Iか8Iかで迷われている。「奥は絶対ダメ」。ビタッといくかどうか。木下プロ「これね、キャディ次第なんですね」。キャディの声がけも大事だそうです。いや、頭が痛いです。父キャディの反省点。
番手選びに関してアマチュアゴルファーにむけてアドバイスをいくつか伝授されておられます。そのひとつが、事前の準備。キャリーの範囲と正確なランの把握。練習ラウンドでランをチェックしてメモをする。キャリーもランも風次第だけれど、毎週環境が変わるからそれを練習ラウンドで掴んでおくことが大事。そのコースでのランを直前に掴んでおくことがみそ。
息子の今の技量だと球が散りすぎて正確なランの距離をそのグリーンで把握しても意味ないなと感じるのですが、許容範囲を含めて、そのコースのグリーンの状況でナイスショットした時のランぐらいはちゃんと数字で把握しておこうと思います。美浦ではそのホール、スイング的にはナイスショットしたのに大叩きしたわけですから。
試合の前にこのテーマで動画をアップロードして欲しかった。コース状況に影響を受けないキャリーは大体把握していても、ランは結構曖昧だった。これも反省点。この動画を見た後で振り返ると、練習ラウンドでパパなにやってたのよ、と。息子にはナイスショットを求め、スイングの完成度を求め、パッティングの距離感を合わすべく、直前練習ラウンド。いいスコアが出たら喜んでしまう。模試みたい。
本日はほぼ2ヶ月ぶりの平日ホームコースで親子薄暮ラウンド。9番ホール、120ヤード。なかなかのアゲンストだったのでユーティリティで意図して低いショット。本人曰く80点。Quadのキャリーは120ヤード。でもグリーンにキャリーして止まらない。奥にコロコロ… おっ、これはどこかで見たことのある光景だ。
息子が「えっ!」と驚いたのは、キャリーの数字と実際の落ちどころ。Quadは生データ。意外と風に負けていない。当然のことながらホームコースといえども低いショットを打った時のランは把握していない。理想は、Quadで生キャリーデータ、実際の落ちどころをピンなどを使いながら距離計で計測し、両者の差を確認すること。
さらにいえば、番手の距離も著しい成長のせいで掴みきれない。東宝調布の5番ホールの左のグリーンなんて奥にいったらボギー確実。だから、スコアを作るなら最初から右サイドに逃げるしかない。成長を踏まえて保険をかけて短い番手でショートさせた方が良いホールもある。飛距離に関して、徐々にというより、何かのきっかけを掴んで伸びているような感じがする息子。
木下プロがおっしゃる番手選びとは次元が全く違うけれど、消極的なゴルフを重ねたらイップスになるのでは? コースマネジメントと紙一重だとド素人ながら思ってしまう。今日も何も言わずに自由にやらせていると、いつも通り私の横でピンをデッドに攻める息子の姿。息子は反省していないのか、もしくは、言語化できない何らかの感覚があるのだろうか。
これまでコースでスイング磨きに力を入れすぎてきたあまり、ゴルフプレーを身につけようとする姿勢は置き去りにされてしまったのだろうか。でも、楽しさは間違いなくある。
*1 “『2024年でパー3ナンバー1の木下先輩』ショートホールでスコアを上げるためのコツを伝授!,” YouTube: 堀川未来夢チャンネル, 2025.5.5. 風を読むために鳥まで見るそうです。鳥の飛びざまを。