2025.5.11
2年後の姿を描きつつ
2025.5.11
2年後の姿を描きつつ
(おしい! 最終、36ホール目)
昨日に引き続き、今日もジュニアさんとラウンドしてきました。お相手は息子より2学年上の世代を代表するお兄さん。朝5時に起きて、7時から36ホール。息子にとって1日で本コースを2ラウンドするのは初めての経験です。当たり前ですけどスコアが引き離されていく。そうなると雑さが際立ってくる。裏を返せば自由にやっている。おそらく私が注意すると息子の楽しさが消えてしまうだろうし、あーだこーだの親子の言い合いになり見苦しい姿を見せてしまうので強く静止できず。
2年前に初めてご一緒させていただいたとき、お兄さんは今の息子と同じ歳。その年に世界ジュニア@アメリカで優勝されました。チャンピョン。さらにその年の冬に2度目のラウンドをさせていただきました。そのラウンドが大いに刺激になり、本サイトで「日々のラウンド」記録をつけるきっかけとなりました。最初の「日々のラウンド」記録は、そのお兄さんとのラウンド。
この過去2回のラウンドでお兄さんのプレーを目に焼き付けて、お兄さんの歳、すなわち2年後の息子の姿を描きながらそこに到達すべく2年間やってきたと言っても過言ではありません。今年、息子はその歳になりました。今回の大日向、そして美浦での試合を控えて、お兄さんの当時のゴルフのレベルには到達していないことは明白でした。なので負け惜しみではありませんがこのまま世界ジュニア@アメリカに駒を進めても勝つのは難しいだろうなと思っておりました。
そして本日、3度目となるお兄さんとのラウンド。序盤は必死で食らいついていって(注:最初の1ホール、すなわち1/36)、息子もまぁまぁいけるんじゃないかと思っていた節がありましたが... 以下省略。
事前に質問リストを頭に叩き込んでパパからたくさん話を聞こうと思っていたのに、息子の雑なプレーに影響を受けたのか、それを弁護すべく?、恥ずかしいから?、いや、息子のプレーがお兄さんやパパに刺激を与えることは皆無なので、息子のクラブ選びからトレーニング、日々の練習スタイルなどについて私の持論を展開するという間抜けな時間を多くとってしまいました。でも聞きたいこと、特に練習量やその中身の背景となる考え方について大いに学びがありました。これだけですと息子(のプレー)からも私(の持論)からもお相手に提供するものが何もないので、私がこれまで賢人から直接聞いたことで一番考えさせれたことを自分なりにまとめて、凝縮して、お伝えしました。要するにそこに私の考えはほとんど入っておらず、でも時間とお金をかけて学んだことでもある。「年下のジュニアとのラウンドだったけど、たまにはいいじゃん」と思っていただけたら幸いです。
1Round目は赤ティーから、2Round目は息子の強い要望でジュニアティーから。ジュニアティーからお兄さんにプレーさせるなんて大切な時間を奪っている。でも息子は距離が短ければ勝てる、と思ったのかもしれない。当たり前ですけど、初っ端から突き放され、「もうスコアはどうでもいいや」となる。ただ楽しさは維持できていたようで、「もう1Roundしたい。できないなら近くのナイターに連れていって」と言うほどでしたから、よほど悔しかったのか、ゴルフに目覚めたのか分かりませんが、息子にとっても大きな刺激となったようです。こちらが得てばかり。
今日のラウンドでまた2年後の息子の姿を描くこととなりました。2年後、息子は10歳。すでに現状、お兄さんが8歳の時とも圧倒的な差があり、そしてさらに2年後。私たちが目標とする姿がどんどん遠のいていきます。練習量を増やしただけではおそらく近づけない。人それぞれのスタイルがあるかとは思います。息子には自由度を確保しながらも、日々のゴルフライフが "なあなあ" にならないように工夫せねばと強く感じた1日となりました。
ラウンド後はアプローチ練習を少しやった後、記念撮影。パッティンググリーン、←IN / OUT→ の標識がある前で。2年前と同じ場所。同じ立ち位置。当時の写真と比べると2人ともお兄さんになりました。次は1年、2年とは言わず、すぐにまたラウンドしたいけど、なかなか声をかけられません、年上のジュニアさんには。技量をどんどんあげて、精神的にも成長して、お相手に何かを与えられるように、息子にも頑張ってもらいたい。うちの場合、強くなるためにというよりも、こうした出会いのためにゴルフをしているような気がします。
6, 7, 8, 9, 10歳と、ずっと世界ジュニアに出られているお兄さん。一緒にラウンドしてプレーを間近で見ていたら息子は世界ジュニアへの想いが再発し、それをカートから眺めている父は未練をまだまだ引きずることになる... 1日中、我々親子に付き合っていただき、ありがとうございました。