2025.4.28
東日本決勝、振り返り
2025.4.28
東日本決勝、振り返り
(ツアーみたい。贅沢すぎる)
一昨日、昨日と2Rの試合が終わりました。結果は2位。世界ジュニアに出場することはできませんでした。試合の詳細はこちらで。
初日、スコアを落として2打差でむかえた最終日。前半で追いつき、後半リードして優勝を意識したところで、1つのホールで大叩き、優勝が遠のいてしまいました。リードした時に親子で気を緩めてしまったところがあったかと思います。ただ、優勝されたS君は、仮に息子がそこで大叩きしなくても、難しいピン位置とはいえウェッジで2打目を打てる息子世代のセッティングにおいて、攻めれば残りのホールで少なくても1つはバーディーを取れるゴルフをしていた。その時には風も止んでこの低年齢カテゴリーにとっては好条件でした。息子が攻めなくても並ばれていたはず。並ばれたらおそらく息子はストレスのあるゴルフになる。並ばれてからギアを上げるなんておそらく無理。世界ジュニアに対する想いにおいても大敗でした。
2年前にU6で世界ジュニア@サンディエゴで惨敗したあと、この予選大会をかなり意識して練習してきたので親子で悔しさが残ります。世界ジュニアでもUSkidsでもスイングやショートゲームのレベルで全く歯が立たなかったジュニアさんとどのぐらい差が埋まったのか or 差がついたのかをアメリカで確認したかった。ただ昨日、ラウンド終了後に気落ちしていたところに、とある親御さんから食事会に誘っていただきまして、息子より世代が1つも2つも上のジュニアさん、親御さんと時間を過ごすことができました。7家族、みなさん日頃から交流があるなかで予定されていた会だったと思うのですが、そこにお邪魔させていただきました。
子供たちが同世代で試合でガチンコ勝負しているのに、子供たちの席ではワイワイ声が聞こえて、親御さんの席はピリピリムードが1mmもなくて、過去の試合のことであったり、今後の試合、アメリカでの世界ジュニアの過ごし方、穴場の練習場、世界のゴルフ環境、クラブ選び、将来に向けて今何が大事か、などなど話は尽きませんでした。一方的には存じ上げておりますが初めてお会いする親御さんばかりでしたので、私は端っこで身を潜めて、聞いて、学んできました。
息子の一個上のカテゴリーで優勝されたお兄さんの親御さん、そしてかつてラウンドを息子とさせていただき、今回、一個上のカテゴリーで優勝されたお姉さんの親御さん。息子が優勝したら私ならルンルンな感じで会に顔を出すような気がしますが、アメリカでの世界ジュニアというより、目先の試合で勝ちにこだわりながらも、全然先のことを見据えていらっしゃる。そのお兄さんの親御さんは、日本のジュニアが世界で勝てるような環境を作るべく力を入れてもおられ、その知見に触れさせていただきました。私がいかに息子だけ、そして目先のことしか考えていないのか、突きつけられた形です。その自分自身に対するイライラが息子に乗り移ってしまう... 今回優勝を逃した先輩ジュニアの親御さんも清々しい。私は繕ってもおそらく険しい表情。それは試合後の子供たちの表情や姿を見ていても分かるもの。子供の姿が親の声掛けや態度を反映している。自分に言い聞かせております。
この会に参加していなかったら、息子には申し訳ないですけど、試合に出た価値が半分以下だったんじゃないかなと思います。息子も年上のジュニアさんと友達になれましたし(顔と名前を覚えていただいたし)、もしかしたら今後ラウンドさせていただく機会が訪れるかも。
試合においては悔しさが残るところで、ゴルフ場でも嬉しい出来事がありました。日頃ラウンドレッスンを一緒に受けているお兄さんが15-18歳の最上位カテゴリーで優勝されました。4打差。朝スタートなので強風。それで後半31。昨年に引き続き、2年連続の世界ジュニア代表。最終9番ホールでスーパーショット。まぁ、いつもラウンドレッスンで拝見させていただいてますけども。グリーンの近くで私は、パッティンググリーンで準備している息子そっちのけで見ていました。そして、息子がランチを食べ後半スタートするところに、ラウンドを終えてクラブハウスへと戻ろうとするお兄さん。途中、息子に声をかけていただきました。カッコ良すぎる。一緒にアメリカに行けなかったことが残念でなりません。
お兄さんの親御さんが、最終ホールを丘の上から眺めていらっしゃいました。小学生と高校生。その間、競技人口が増える。プロを目指すのであればどんどん振り落とされていく世界。のし上がらなければならない世界。ジュニア最終年度、お兄さんの歳まで10年あまり。
グリーンと丘。お兄さんと親御さんの光景は記憶に残り続けることでしょう。