2025.12.13
ラウンドにおける内的対話
2025.12.13
ラウンドにおける内的対話
(ズボンの白線でスイングチェック)
最近息子がバスケにハマっていて、土曜日のルーティーンである、早朝プール→運動教室→会長→アコーディア志津に、バスケが加わりつつあります。志津の前に公園でバスケ。ショートコースを回る前に父は疲れ果てる。息子はなんでこんな体力あるんだ。もう少し若ければ、というのは言い訳か。
今日のテーマは60度ウェッジのフルショットの精度を高めること。息子自ら設定しました。なぜか行きのクルマのなかで高々と宣言。前にも何度かありましたけど、このテーマ。
息子にとってフルショットとはマン振りを意味している。120%。いや、200%。スイングが崩れるのでやめて欲しい。会長からも前に制止された記憶が。当たり前ですけど、距離感がバラバラ。難しすぎる。会長のところでも志津でも、傾斜、ベアグランド、バンカーからマン振り。60度の最長飛距離を目指している息子の姿。一見すると、同じように振れているように感じても、スピン量は「これドライバーか」と思われる少なさから、「これ溝規制前のクラブじゃないか」と見間違えるほどの多さまで、ものすごい幅がある。スピン量だけを見たら、全番手試打。60度をマン振りしてその幅が収まっていれば60度を使いこなせている。そう息子は判断している。目標達成まであと数十年かかるんじゃないかと思わせる、一日でした。途中、今日も中身の薄いやりとりが始まる。なんでスピン量がこんなにも変わるのか。お互い感覚論。
気になるのは、マン振りした際に、インパクト後、右足がくるっと右回転していくこと。これはまずい。Scottie Schefflerプロの右足とは逆回り。最近よく息子に現れる動き。新打法か。新理論か。「バタつき抑えれば?」と息子にトゲのある言い方でわざと言ってみると、「はぁ???、シェフラーだってバタバタしてるじゃん。インパクトさえ良ければいいの!!!」と息子。どこかで聞いたことのあるセリフだな。父の影響を受け過ぎている。
Scottie Schefflerプロといえば、3連覇がかかった先週のHero World Challenge 最終日。途中、Tiger Woodsプロが実況席に登場し、Scottie Schefflerプロの強さを一言で表現されておられました*1。生解説。これは贅沢。Scottieの1番素晴らしいところは?との質問に対して、
「ドローやハイフェードを打てて、今日もレンジでさまざまなボールを打ち分けていたんだ。…プレーが良くない時に、どこが悪くてどう立て直すのかをわかっている」
少し盛って解釈すると、ボールを曲げる技術に長けているという点。オールドゴルファーみたい。上の上の世界においては、道具の進化が云々、は関係ないのだろうか。アマが機械的に曲げるスタイルとはだいぶ違いそう。手の使いこなし。そしてラウンド中に修正する力。その前提としてどこが悪いのかを把握する能力の高さ。
他の話題を挟んで、再びScottie Schefflerプロの強さについて解説するTiger Woodsプロ。
「ビックトーナメントを勝ち切る。勝ち方をたくさん持っている。リードをしていて逃げ切り、並んで抜け出すこともできる。ゴルフというスポーツはストロークの場合、スコアが少なければ勝てるというシンプルなスポーツ。スタッツを見る通り、どんなトーナメントにおいても一番優勝の確率が高いゴルファー」
盛らずにまとめると、ボールをコントロールする技術に長けており、自分のゴルフに精通しており、勝ち癖がついている。で、当たり前ですけど、全体のスタッツが良い。
もちろん質の高いストレートボールを打つのも容易だと思われるScottie Schefflerプロですが、Tiger Woodsプロからすると高低の打ち分けのみならず、曲げる技術が高い。長く活躍するのにストレート・ストレート、という感じじゃなさそうなところが私自身の常識に反していて勉強になる。よく見聞きする、道具の進化で曲がりづらくなったとか、曲げる必要性が薄くなったとか、Tiger Woodsプロの目からするとまた違う世界が見えていそうで、深みを感じる。
息子の話に戻すと、ショートコースでアイアンが巻いた際に、ブツブツ言っている。耳をすませてみると、グリップがまずかった、これじゃあ手が返っちゃう、みないなことを自分自身に投げかけている、父ではなく。で、それ以降のショット時はグリップを入念に確認。結果はともかく、次元が違うけど、"どこが悪くてどう立て直すのか"、時間をかなりかけて考えていたと思われます。
先のスピン量が変わる要因もそうですが、仮に私が完璧なる答えをもっていても教えることはしない。対話、議論の相手になるだけ。答えを知らないケースがほとんどですけど。自信もない。
自らグリップに意識を向ける。クラブヘッドを頭上に持ち上げ、そこを見上げる。そして目の前のグリップを確認。Scottie Schefflerプロが練習器具でグリップを確認するかのように。親子でゴルフ中継を見過ぎだな。
*1 "ヒーローワールドチャレンジ DAY4," U-NEXT, 2025.12.8. 開始3時間49分ごろから。ボールが文字通り曲がらないゴルファーとは大きく違う。コントロール能力が高い。ミスショットの少なさ、その幅、云々というよりも。