2025.12.10
大学ゴルフ部の課題
2025.12.10
大学ゴルフ部の課題
(そこからロブ???)
Oklahoma City Universityのゴルフ部。男女ともにNational Association of Intercollegiate Athletics (NAIA) のタイトルを複数回とっている。今シーズンをもって廃部するそうです*1。学長によると、背景には財政的な問題がある。部の予算は50万ドルほどで、そこには渡航費や奨学金が含まれている。アメリカの比較的小さなスポーツプログラムに属するゴルフ部でもその規模感で、全体で見ると日本の大学ゴルフ部(平均値)に比べてデカい*2。全米各地に飛び回ることもさることながら、奨学金の占める割合が多いのかもしれません。
今日は大学ゴルフ部のミーティングがありました。4年生が引退して新体制。我々はキャンパスの教室で真剣にゴルフと向き合っている。ただ、ゴルフの話はキャンパスではなく現場でするべきだったかも。かしこまってしまう。新キャプテンには大いなる構想があるようなので頼もしい限り。
次期キャプテンになるのかなと昨年から思っていました。エースの副キャプテンに支えられてこれから楽しみでなりません。キャディやその他ゴルフ場でのお手伝いをしながらラウンドや練習できる環境がいただけるかも。学生自ら交渉して話がまとまりそう。大学からも近い、超名門ゴルフ場。私もキャディしたい。本日ご参加いただいたプロやアドバイザーの賢人にも日頃から厚い&熱いサポートをいただいている。ますます私の出番がなくなる… お金集めぐらいか、というかこれが持続的成長のための重要課題。
大学生のあとは我が息子のゴルフ。小学生。今日はラウンドに対する姿勢をかなり緩めて息子のやりたい放題にさせてみる。たまに試みる安息日、であったけど、アプローチが雑すぎてスタート早々、キレる。感覚を磨くという領域を遥かに超えた、型にハマらないアプローチの嵐。これで上手くなるのか。本人は楽しそうで遊び感、満載。未就学児の頃を思い出す。当時はこんなにキレてなかったような気がする。語彙が増え、観察眼が磨かれ、父の一声に対して反論する術を身につけ始めた息子。またキレてるわぁ〜と呆れているのでしょう。苦しむ父のゴルフを冷めた目で見ている。
今のところ、息子が大学生になるイメージが1ミリも持てません。男子に限定して話を進めると、プロを目指すなら大学に進学することは遠回りなのだろうか。プロでもどの辺を目標に置いているのかで考えは変わってくるのだろうけど、大学に行くなら上級生のなかにプロのツアーで優勝するような学生がいるような環境でないと、遠回りしそうに個人的には感じる。4年間でプロの世界から遠ざかっていくようなイメージ。大学を経由せずに同い年で既に勝利を収めている同期がいたり、そこに近いゴルファーがいるわけで(@日本)。そのイメージ&現実を回避するためには、アマとしてツアーに出て、自らのポジションを確認する必要があるのかもしれない。一方、大学に行かなければ、金銭的なやりくりができるなら、朝から晩までゴルフできる。圧倒的な時間量。学費もかからないし、プロになればお金がもらえる。でも、現在、世界で活躍する男子日本人ゴルファーは、松山英樹プロを筆頭としてゴルフ部出身が多いのも事実。比嘉一貴プロ、星野陸也プロ(中退)、金谷拓実プロ、中島啓太プロ、平田憲聖プロ。世界ランキング上位に目を向けると、さらにその比率は高い感じがする。特にアメリカ人。Scottie Schefflerプロだって高校生の時にU.S. Junior Amateurを制して*3、翌年、大学1年生で新人王、U.S. Openでローアマを取るぐらいのレベルにあったのに、タイムスリップして話は前に戻りますが、大学進学して、卒業後に下部で戦って、キャリアを築いている。高校卒業の段階でプロ転向とはならなかった*3。今のご活躍ぶりを拝見すると、大学時代にアマでPGAツアーに推薦出場してバンバン勝つ感じがするけれど、そうではない。アメリカにて、高校でも大学でも大きな活躍を見せなかったのにプロになってから活躍しているゴルファーが何人もいらっしゃる。
大学ゴルフ部が、そうした上の上を目指す学生に提供できるものはなんなのか。とんでもない競争が部で待ち構えていて(@アメリカ)、それで疲弊してしまう学生がいるのを耳にしたことがあります。そこで満足してしまう学生もいるとか。いいことばかりじゃない。あのRory McIlroyプロだってプロ転向直前まで大学進学を本気で考えていた。なぜ高校時代にあのレベルに達したゴルファーが大学進学を考えたのだろうかと、その本音を聞きたいところですが、私にはその術がありません。
息子はあと10年もすれば大学生の年頃。おそらくあっという間だろうな。あと何年、親子ラウンドしてくれるのだろうか。4番ホールでそう思って頭を冷やしたのも束の間、バンカーショットがトリッキーすぎて5番でまたキレる。中身の薄いやりとりが始まる。最近はこの繰り返し。ホームコースでダレダレということもあり、来週から息子の学校が休みに入ることもあり、今年の東宝調布ラウンドは今日が最後の予定。最後がこれか… 残念でならない。東宝のゴジラが吠えている。昨日のラウンドで締めたかった。
*1 "全米制覇もある大学ゴルフ部廃部決定!? 学長発表の波紋," みんなのゴルフダイジェスト (週刊ゴルフダイジェスト2025年12月16日号「バック9」), 2025,12.7. 詳細はこちら。Jourdan, Cameron (2025) , "NAIA school dropping men's, women's golf programs with 19 combined national titles," Golfweek, 2025.11.23. National Association of Intercollegiate Athletics (NAIA)については、こちら。男子と女子。記事によると、20年ほど前にUniversity of Minnesotaのゴルフ部も廃部の危機があったそう。
*2 ちなみに、Rickie FowlerプロはOklahoma State Universityご出身。City ではなくState。どちらも歴史のあるゴルフ部だが、あのオレンジカラーが見れなくなるのかと勘違い。Oklahoma State Universityは、NAIAでなく、日本でもよく見聞きするNational Collegiate Athletic Association (NCAA) で活動。男子と女子。今年、男子は本年度のDIVISION 1を制覇。卒業生から集めた基金で遠征費をフルカバーとのこと。寄付額と名前をリスト化して提示している(田邉安啓 (2020), "スター選手の球ひろい ファウラーの母校に潜入/海外ゴルフ回顧録," ゴルフダイジェスト・オンライン, 2020.4.11)。
*3 "Road to Stardom: Scottie Scheffler | 2013 U.S. Junior Amateur at Martis Camp," YouTube: United States Golf Association (USGA), 2021.7.20. 3回戦で、息子がサインをもらったMaverick McNealyプロに1UPで勝っている。それにしてもこの時期からすごい層の厚さ。「メンタルの強さが必要。...とにかくパットを決めないといけない。実力を発揮することが求められるんだ」と当時のScottie Scheffler 青年は語っておられる("Scheffler Defeats Riley To Win U.S. Junior Amateur," United States Golf Association, 2013.7.26)。ちなみにMaverick McNealyプロも大学ゴルフ部ご出身。