2025.11.9
再び迷走、はしない
2025.11.9
再び迷走、はしない
(The KOSHIGAYA)
今日は待ちに待ったお友達とのラウンド。北谷津での出会いがきっかけで本コースでのラウンドが実現しました。同級生と1学年下のお友達と。年下にカッコいいところを見せるんだ!と、この1ヶ月弱、気合を入れて練習してきたのですが、結果は運良くバーディもとれたけど、トリプルにダボと… 「今度は2年生にうまいと言ってもらえるようなゴルフをしたい。これじゃあ、3年生なんてこんなもんか、と思われちゃう」と帰りのクルマの中で反省しておりましたので、また明日からブツブツ言いながら取り組むことでしょう。
午前はアプローチ&パター&レンジ、午後はハーフラウンド。そして近くの練習場で90分間打ち込み。場所はカナーレゴルフプラザ流山。全球コースボール。しかも状態の良いボールばかり。息子の目が輝き出す。で、大きな収穫がありました。
1学年下のお友達がUSKidsのUltralightを使われていました。息子はそのUltralightのドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンを借りて打つことに。シャフトが短いのでかなり深い前傾姿勢で無理してスイングしているのですが、良い球が出ている。明らかに力んでいない。なめらかスイング。昔の息子の姿に戻っているような感じがする。かつて愛用していたとはいえ、スイングスピードを若干遅めにしてバランスよく振っているし、そこからスピードをあげて通常の9割ぐらいのスピードで振っても良い球が時折出ている。なによりも下半身のバタつきが抑えられている。特にコースで目立った左足の内折れ感が皆無。振り遅れも少ないようにみえる。
先日、息子がUltralightを初心者用とみなしているのでTour Seriesから戻ることは難しいだろう、と書きましたが、戻れるかもしれない(注:その可能性は10%ほどか)。その昔、タイトリスターとして、Titleist TSi1やTSR1をメインでバンバン振り回していた時が一瞬ありました。でも、スイングが一番良いのはUltralight。シャフトのしなりをちゃんと捉えて振れているのもUltralight。でも一番飛ばないのもUltralight。直進性、安定性、飛距離が一番良いのは、ダントツでTSi1とTSR1。これに少し重め&固めのシャフトを刺せば、再度作り直したものを遊びで時折振るけれど、ダントツの結果。悪く言えば中途半端、いやその中間に位置しているのがTour Series。あくまでも息子にとって。
本日、パパからも色々と教えてもらいました。ジュニアのクラブであっても、米国PGAツアーで活躍する超一流日本人プロが手にしてハードスペックと評しておられるものがある。その世界的な大手クラブメーカーが研究に研究を重ねて改良を続けてきたクラブ。息子にとっても若干ハードだなと私は思うけれど、この時期にそのぐらいの重量感のあるものを振れないのはいかがなものか、との考えが背景にあると思われます。
TSi1とTSR1はシャフトのスペックを落とせば振れるけど、ヘッドが重すぎ。じゃあ、いっそのことスペックをそこまで落とさずに、さらにアイアンも軽量スチールで、とか考えてセットを作ったら、成長してパワーがついた時に、元祖DGでも軽く感じちゃうんじゃないかなと。身体と道具との関係性を上手く築いていきづらい。バランスではなく、総重量の話。これは、私が話を伺った賢人の皆さんが共通して指摘されておられたこと。でも、ドライバーに関してはノロノロスイングでバカっ飛び。これこそ力んでいないとも言える、かも(注:身体の全体感のみ、体幹で振れる良さ)。
昔は大人用のクラブを切ってそれでゴルフを始めてメジャーチャンピョンやアマ日本一になったゴルファーがいらっしゃる。というか昔はジュニアクラブすらなかったわけで。徐々に世に出てきても選択肢としてまだ少なかった時代。セッティングの流れですら良くなくても、長期的に問題は大きくないのかもしれない。そもそもクラブについて考えすぎなのかもしれない。いや違うな。
そんな話をパパたちと夕食の席でしていると、頭が混乱してしまう。それにしても、息子がUltralightを手にしてショットした球の軌跡が素晴らしかった。良い軌道で真芯を食うと、「すげぇー気持ちいい。これいい」と息子が断言している。これ初心者用だよ、やっぱ大人用使いたいよ、とはならなかった。Titleistの現行モデルGT1にいかずに、Ultralightに戻るのか。T100&Vokeyにいかずに、Ultralightに戻るのか。いや、TSi1&TSR1&AP2&Vokeyに戻るのか。オールTitleist。いやいや、父こそ、GT1にいくべきだな。
まあ、ゴルフをしている限りクラブ選びはすんなりいかないんだろうな… こんな悩みは本人にはなく、楽しすぎた1日。こうした機会を増やしてあげたい。1日、お付き合いいただきありがとうございました。