2025.11.2
カレドニアン、ハーフベスト更新
2025.11.2
カレドニアン、ハーフベスト更新
(贅沢なラウンドレッスン)
今日はラウンドレッスンでした。前回、先生からいただいた複数の宿題。その中心は、構えに関するもの。鏡を見ながら2週間取り組んできたけれど、スタンスの極狭さが改善されません。過去数年のスイング動画を見返すと、特にドライバーショット時は四股を踏んでるかの如く広い時がある。2年前ぐらい。今よりも圧倒的な迫力。下半身がそこまでバタついていない。
最近はバンカーショットですら狭いのです。実際、地味練でやりまくっているわけですが、バンカーで通常ショットやピッチエンドランの練習をしているかのよう。パッティングも同様で、さらに両足がほぼくっついている状態。本人の意識においては狭くなく、動画を撮って確認させると、「こりゃあ、狭い!」となる。実際とイメージとの乖離。日々身体が成長しているのでボールとの関係性を一定に保つのも難しい様子。
スタンスの狭さ以外はだいぶ改善しているかな。ドライバーのマン振りに伴う、バレエダンサーのような足捌きはだいぶ鳴りを潜めている。ただ足のバタつきについては引き続き向き合わねば。
バンカーでの練習は幼き頃から相当時間をかけて親子で取り組んできたので息子には自信がある。でも高校生のお兄さんが真横でベタベタ止めているのを見て、「くそ〜」となってしまう。なんでスピンかからないんだよ!という表情を浮かべている。比べなければ相当いい球なんですけど。不貞腐れた息子に対して、バンカーから止まる球の打ち方を実演付きで教えてくれるお兄さん。あの頑固な息子がフムフムと頷きながら即実践。お兄さんとは比べるべくもないけれど、さっきより止まり方がギュギュとなり、ニヤニヤしている。で、自然とスタンスが広くなっている。視覚情報もビシッと効いている。さらに、パッティンググリーンで遊んでくれる。で、自然と下半身が安定している。これも視覚情報。
色々と吸収してからの午後ハーフラウンド。「今日はベストを必ず出す」と宣言してからのティーショート。左にひっかける。元気のない息子の後ろ姿。正門からクラブハウスへと続く道からグリーン上の勇姿を見届けて、父はクルマに戻る。洗車してオヤツを食べながら… その2時間後、INコース最終ホールPar 5で、池&バンカーを避けて花道サイドに刻むという息子の王道を使わずに、3オン。打ち切れず、バーディとはならず。
でも、戻ってくる息子の表情が明るい。笑顔が隠しきれない感じ。スコアカードを片手にヒラヒラさせている。このコース(赤ティ)でのハーフベストを更新。パープレー。最後のパットが入っていればアンダーだったのか。慣れているコースとはいえ、難コースの赤2700ヤードでパープレーできるのはだいぶ先かと思っていたので父としては嬉しい限り。もう9ホール回って集中力を切らさずに耐え続けられるかは分かりませんけど。先生からは、構えについて引き続き宿題をいただく。課題をこなさなければこのコースでラウンドできないよ、息子。
悩ましいのは、JGA全国大会へと繋がる東京都小学生ゴルフ大会(来月開催)に申し込むかどうか。都予選に続く関東大会は幸運にもこのコースで開催される(後日修正11/3:上総モナークカントリークラブでの開催。ご指摘いただいたお父様、ありがとうございます)。赤で5400ヤードほど。当日の試合では少し距離が増しても安定して80は切れる。距離的にパーを狙い続けるゴルフなのでパープレーは難しくても… と期待が高まるというか親の勝手な妄想が。
自信満々の息子であっても、「このドライバーじゃ、飛ばない」「Tくん(5月に叩きのめされた2学年上のお兄さん)に勝つなんて1億パーセント、ムリ。優勝できない試合なんて意味ない」、と出る気は今のところありません。これは、私の影響を受け過ぎている。「来年ならラクチンでパーオンできるから出る」と息子。
申し込みまであと3日。息子の考えが変わらなければ来年からかな。今日のラウンドでスコアは良くても、息子なりに内容的に考えるものがあったのでしょう。距離的に無理があると。大きなミスは1つたりとも許されない。
撮影のため、クラブハウスの前から最終ホールの様子をiPhoneの動画ズームを使って見ていると、真ん中にあるラフでお兄さんとクラブを振りながら何やら話をしている。あとで聞いたらフライヤーが出る仕組みとそれを活かしたショットについて学んでいた模様。息子にはまだフライヤーを気にするほどのスピードはありませんけど、本人は出る出るうるさく、お兄さんに聞いたのでしょう。あえてフライヤーさせる打ち方を息子は次の親子ラウンドで見せてくれるそうです。マン振りするのかな。
今日も最終ホールのグリーンを見ておられた、いつもお声がけいただくベテランキャディさんから、「たくさんのゴルファーさん見てきたわ。R君、タッチが素晴らしいね。雰囲気がいいのよ、パッティンググリーンでも」と褒められ、親子で浮かれてしまう。それはクラシックL字のおかげですよ(見た目)、と言ったら息子が悲しむか。
そのL字のシャフトが短いようで、そろそろ伸ばさねば。もう伸ばしに伸ばして限界に。今回はアメリカのキャメロン工房に送る予定なので、その間、どうするか。手元に戻ってくるまで1ヶ月はかかる。ピン型か。L字マレットのDel Marか。ただ、どちらも練習で毎日使っているとはいえ、コースで使いたがらない。いっそのこと、パターなしか。それはない。残された選択肢はひとつ。わたくし父のクラシックL字、Napaを切るしかない。こちらはドットすら入っていない、サイトライン、ゼロのパター。使いこなせるだろうか。父のコレクション、道具が息子にとられていく。父が使いこなせないんだから、まぁいいか。