2025.10.5
10年後の姿を思い描く
2025.10.5
10年後の姿を思い描く
(スコアが突き放される息子)
今日は朝、親子で会長のところでアプローチ練習してから北谷津ゴルフガーデンに向かいました。前回訪れた際に年間ジュニア会員に登録し、そのカードを受け取るために。
第一週目の日曜日が月例会ということで、お昼過ぎに着くとジュニアさんで賑わっている。1時ごろにカードを受けとると、受付で「2時すぎるとジュニアさんたちでコースが混むので今すぐ回った方がいいですよ」とのアドバイスをいただき息子1人で回ることに。周りがジュニアさんばかりで気まずいので、私は打たずに帯同。まずは東と西。ドローヒッターの息子には木が気になるホールがいくつかある。で、嫌がってグリーンを大きく外すか、ショート。短い距離の球筋のコントロールというかバリエーションがない。得意の球筋で打つしかない。こう偉そうなことを言っても、私もラウンドしたら同じこと。
大先輩のパパのブログを読んでいて、北谷津は未就学児や小学校低学年のジュニアさんたちが月例会に出たりラウンドしている印象を勝手にいただいていました。学年が上がると、試合が増えてくるし、ショートコースだと距離的に物足りず、足が遠のいてしまう側面もあるのかなと感じつつ。ちなみにそのお兄さんは高学年になっても月例会に出続けておられた。
その大先輩と並んで北谷津デビューが遅めの息子。今日も含めて何度かラウンドしながら感じるのは、ショートコースでしか磨けない(磨きづらい)ものがあるんじゃないのかなと。ティーショットがマットの上とか関係ない。これまでミドルコースやショートコースを本拠地に活動してきた息子にとって、18ホール、しかも止まりづらいグリーンに木の位置、打ち上げ打ち下ろし、グリーン周りは癖のあるライばかりで、キャリーしても横へと奥へと転がり落ちるグリーン… デカいコースで誤魔化していたものが顕在化し、それに対応すべく日々鍛錬する。
会長のところで小学生時代を過ごし、今週の女子ツアーにアマで出場していたジュニアさんも北谷津に来られているそうですし、週末ラウンドレッスンでご一緒させていただいているお兄さんも、部活動の拠点としてここでラウンドをされている。男女、世代を代表する高校生が世代がだいぶ上になってから北谷津に来られ、今なおショートコースで腕を磨いておられる。
日曜日は基本、ラウンドレッスンが入っているので継続的に月例会に出ることは難しい。でも月例会には出れなくても、そこはジュニアの聖地。何かがある。
2時過ぎに月例会の表彰式が終わり、3人のジュニアさんと合流してラウンド。夕方からは、なんとそのお兄さんが気を遣っていただいて一緒にラウンドしてくださることに。小学2年生お一人、3年生が息子を含めて二人、そして高校生のお兄さん。お兄さんは先週、国体に出られてそのままアマとしてACNツアーで最終日まで戦って、お疲れのところを小学低学年のジュニアと夜遅くまで付き合っていただいた。日が沈み、私たち以外に周りでラウンドしているジュニアも大人もいない。ナイターゴルフ。
そんな気遣いに気づかない息子は、お兄さんと東、西コースで勝負を挑む。一瞬だけスコアが拮抗し、息子が「いける!」と思ったのも束の間、当たり前ですけど突き放され、顔が険しくなる。帰りのクルマの中で、「西コースなんて短いんだからほぼ同じ番手じゃん。何がRは足りないんだ… 」とボソッとこぼしていました。本当に気づいていないのか。これはまずい。
一緒に回ったジュニアさんも「たま、たけぇー」「とまってるよ!」「やば」などなど、息子にとっても、小学高学年、中学生を飛び越して、もうすぐジュニアを卒業され、昨年、緑の甲子園で団体優勝し今はキャプテンを務める高校3年生と時間を過ごして得られたものは計り知れない。JGA主催の試合と並んで多くのジュニアが憧れる世界ジュニア@Torrey Pinesに国内予選を昨年、今年と2年連続で通ってプレーしたお兄さん。将来、息子が大きくなってから、世代が圧倒的に下のジュニアに対してこうしたことができるゴルファーになって欲しいと願うのは欲張りすぎか。
息子は3歳から本格的にゴルフを始めて、その殆どを私と共に過ごしてきた。私もクラブを持って、自分で言うのもなんですが親子でかなりストイックにやってきて、他のジュニアさんとラウンドしたり練習する機会は本当に限れていた。友達とワイワイ、ゴルフをやるという感じは全くない。上を目指すなら遊びじゃなく、淡々とやるんだという気合の入りすぎた&競技ゴルファーになるんだという父に巻き込まれた息子。
地味練含めて、ラウンドも基本2人で閉鎖的な空間でガツガツ取り組む。今後もその親子ゴルフのスタイルは大きく変わらないと思うのですが、息子が友達と楽しくやっている姿を見ると、こうした時間をもっと用意してあげないとなと反省します。おそらく一般的には順序は逆なのかなと。最初は楽しくワイワイと、徐々に本人の意思に導かれてストイックになる。うちは明らかに逆。なんでゴルフしているのか。我々親子にとって、目的はひとつじゃない。それに最近思うのは、2人でやっていても上手くなるには限界があると思う。
今日は息子より年下のジュニアさんの親御さんたちから、「ブログ見てますよ」「参考にしてます」「こんどラウンドして」と言われて嬉しい気持ち半分、よりちゃんと考えて書かないとなと身が引き締まる気持ち半分。息子も年下のジュニアさんに何かを持ち帰ってもらう歳になったんだ、と成長を感じて嬉しい気持ち半分、高校生のお兄さんの姿を見ていると、まだまだ成長して欲しいなという期待感半分、というか10割。
前回の北谷津でのラウンドに引き続き、「あー楽しかった」「あー楽しかった」「あー楽しかった」「時間が足りないな」「明日はパパとかぁ...」と父にメッセージを発信する息子。他のジュニアさんと回ると、私が自制してイライラ感がでない。それ以前に純粋に楽しい。明日もジュニアさんとご一緒したいけれど。ストイック日になるのか。