2025.1.22
ゴルフライフ、質の低下
2025.1.22
ゴルフライフ、質の低下
(こちらも行きたかった)
昨年に引き続き、今年のIMG世界ジュニア予選もスキップしようと思っていましたが、募集開始と同時にエントリーしました。エントリー当日の朝、息子の気が180度変わり、その意見を渋々尊重して。
それから2週間あまり。やはり目先の試合を意識すると日々の時間が作業で埋め尽くされてしまう。ショットの精度とか安定性とか、この低年齢期にそこまでやらなくても、と思うことを息子に押し付けることになり、一緒にゴルフしていて楽しくありません。息子も自由が制限されて楽しくない様子。現場ではパパの意見というか厳しい苦言を軽快に受け流しており、ゴルフ自体は変わりませんが。私も楽しくなく、さらに息子に無視されて気分がすぐれないので、ここに書くのが久々となりました。
楽しさ前提で、仮に技量向上だけを考えたとしても他にやるべきことがある。要するに、長期的にみて技量向上の鈍化&日々のゴルフライフが崩壊。テストを控えた一夜漬けならぬ瞬間漬け。それで得るものある一方で失うものがデカすぎる。
そんなことを考えながらお昼をとっていたら、片山晋呉プロのYouTube Liveが始まったので見ておりました*1。ランチタイムに合わせて配信された模様です。前半は、片山晋呉プロがひたすらバンカーで右手片手打ち。それを勝俣陵プロが30分近くずっと眺めている。そして後半30分ほどは勝俣プロと一緒に左手打ちも含めて練習。そのなかで片山プロは、ツアー期間中、ラウンドを終えたプロたちが練習している光景に触れ、その多くのプロたちがナイスショットばかり求めて練習に励んでいる点を取り上げながら、「ナイスショットだけじゃない何かをつかまないと」と苦言を呈されておられました。
ここ2週間、私は息子のナイスショットばかりを追い求めて、ラウンド、レンジ、アプローチ練習場にて時間を過ごしてきました。それは3月に予選があるから。上位に入らないと決勝にすら出れない。さらに4月の決勝で1位にならないと世界大会でプレーできない。とにかく球を安定させねば。必要とされる距離とかショット、アプローチなどを想定して入念に取り組んできました。ピリピリしながらも今振り返ると中身が濃い。楽しさは横に置いといて。
試合を通じて、課題を見つけたり、友達を増やしたり、いつもと違う時間を過ごしたり、それでいいじゃんという話は息子には伝わらず。負けてもいいや、という気持ちで息子は試合に臨みたくないようなので。同じく父も。負けられない戦いがここにはある。別にジュニアの試合じゃん、とは私的にはならない。
2月の大日向と美浦での合宿、3月と4月の試合直前の連続練習ラウンド。宿もラウンドも全て予約済み。予選のある3月末は息子の学校が通常運転なので、4月の決勝も含めて試合に流れる形で練習ラウンドを組み込むと学校を連続で休むことになる。USkidsヨーロッパに参加したら、こちらはさらに長期なので、いくら配慮してくれているとはいえ学校に行かなくなる日が増えてしまう。
試合に出れば出るほどお金がなくなるし、ゴルフ以外にもやることがあるだろうと。まだ(もう?)、7歳ですからね。
ここには書きづらい理由(5つ)も踏まえると、結論は明確。IMG世界ジュニア日本予選を開催してくださっている井上透プロご自身が、「ジュニアの時代の大会なんていうのは...」とおっしゃておられるわけでして(6つ目)。
息子を参加させたくない5つの理由はそれとは全く性質が異なります。匂わせ感、満載ですみません。
*1 「勝俣陵プロと基礎練習【2025年合宿ライブ配信】」, YouTube; 45 GOLF - 片山晋呉チャンネル, 2025.1.22(現時点ではアーカイブはされていないようです)。ハンドファーストの本質についても説明されおられました。バンカー、左腕片手打ち。左腕が胴体から外れない具体的な意識づけについて。「こんなしゃべっていいのかしら」と片山プロ。「道具だから使い方があるんだよ」とも。この話を引き出した勝俣プロはすごい。ちなみに、ライブの途中、有名ジュニアさんが片山プロのところにご挨拶のため登場。配慮してか、カメラはそちらに向かわず、声のみ。