2024.8.21
自分より上のレベルのプレイヤーと時間を過ごすということ。
2024.8.21
自分より上のレベルのプレイヤーと時間を過ごすということ。
(こちらはビシビシとは寄らず)
USkids World Championshipの反省を踏まえて、ここ最近はラウンドを控えてアプローチ練習に徹しております。私も一緒に。息子のアプローチは、とにかくピンそばまでキャリーさせて止めるスタイル。転がしに比べるとチップインする確率は圧倒的に低くなります。でも練習のほとんどはそれです。毎回好き放題やらした後は、「これが試合の状況だったらどう打つの?」と息子に問うて、スタンダードなチッピング、ピッチングをさせています。
バンバン自由に遊んだ後にこれをやると意外と寄ります。今日は締めとして4球やってもらいました。3フィート以内に全て寄りました。まあ、ピンまでかなり近いですけども。同じ距離でも私はほとんど寄らないので、我が子ながら上手いなと思います。
今日は一学年上のお兄さんとアプローチ練習しました。熱い中、二人の練習量が半端じゃない。ハウスでの休憩を挟みながら、そして日陰を探しながら、65ヤードのショットを1箱ちょっと(1箱60球ほど)、お兄さんが合流した後に40-50ヤードの距離から2箱、バンカー2箱、10-20ヤードを2箱ちょっと。私は二人について回って全部で1箱ぐらい。球拾いもあるので疲れ果ててしまいます。お二人は夕方になっても帰る様子なく... (ただ、私よりも上の世代のアスリートゴルファーが、私たちとほぼ同時に練習場に来られたのにもかかわらず、私たちの方が先に帰るという... ジュニアよりシニアの方が練習量が多い。背中で教えてくれます)
私と息子だけですと、こんな感じにはなりません。ただお兄さんといると自分たちで工夫して、例えばゲームの要素を取り入れたり、教え合ったりして、相当な量を取り組みます。質も高い。単に数をこなしているだけではありません。息子も試合を想定すると寄りまくりますが、さらにお兄さんは高低左右、安定した弾道でバンバン寄ります。前にも本サイトで賢人の声を紹介しましたが、親子だけでゴルフをしていてもダメだなと改めて感じた次第です。
自分より上手な人とプレーすることが技量向上にとって良い、という点は賢人たちも力説しております。例えば、ジュニアゴルファーに向けてXander Schauffeleプロは、自分よりも上手なゴルファーと回れ、とアドバイスしており、それを受けてRory McIlroyプロは「自分よりも上手な人を見つけて一緒にプレーするというアドバイスはいいね、次のレベルに達するには何が必要かを示してくれるから」と語っておられます*1。
息子は日常的に自分よりも下手な私とプレーしているので、お二人のアドバイスの逆をやってしまっているわけです。視点を変えると、私としては自分よりも上手な息子と回っているので悪い話ではないのですが、息子優先となると、そうともいかないわけでして。
明日22日は美浦GCで息子と二人でラウンドします。直接ピンポイントで身近な人に声掛けするのに躊躇しまして、一緒にプレーしてくれるジュニアさんがいらっしゃらないかなと期待して、先週、Instagramのノートで告知したのですが... 10時半スタートです。まだ間に合いますのでご連絡ください、当日でも。ジュニアさんだけでOKです。もちろん息子より年下のジュニアさんも。私がお供します。
*1 Marksbury, Jessica (2019), "Rory McIlroy’s advice for how amateurs can improve is practical and brilliant," GOLF.com, 2019.10.31. Rory McIlroyプロは、ホームのゴルフクラブや競技において一番若いプレイヤーだったそうで、常に自分よりも上手な人たちとプレーされていた。それが成長の根底にあったと。どのレベルに到達する必要があるのかを把握できたから。こんな話を聞くと常に父とプレーする息子が可哀想です。