2024.7.10
学生から社会人へ
2024.7.10
学生から社会人へ
(今日はひたすらパッティング)
クラブの話ばかりですみません。本日、お問い合わせ(インスタのDMです)がありまして、こちらでもその内容を共有させていただきます。一部だけ、との条件でご本人様からは了承済みです。
ご質問のひとつは、"FlynnのLTXって、140センチ以上身長がないと組んでくれないのに、どうしてR君は作ってくれたの?” というもの。以前、本ウェブサイトで、息子用にLTXで組んでもらおうとしたところFlynnに断れたことを書きました。 “絶対つくらない”と。その理由は、身長120、130センチ台のジュニアにとってはヘッドが重たすぎるから。悪い癖がつく、というのがFlynnからの回答でした。
実は、身長が140センチに満たなくても、Flynnに要望すれば組んでもらえます。ヘッドだけ購入することも可能です。Flynnに断られた背景には、かつて息子がFlynnを使用していた時期に私があれやこれやと質問攻めにしていたことがあります。大人用のマッスルバックのヘッドや、7番でロフト角が32度前後のヘッドを使ったらどうなるのか、そのようなヘッドにFlynnのシャフトを刺して試したいなどと、やりとりする過程で、LTXを含めて “使うことを薦めない” となりました。6,7歳の平均的な体格のジュニアにとってはヘッドが重すぎるのです。なので別のシリーズが用意されているわけでして。あの重いヘッドをダウンブローに打ったり、ダウンスイングでヘッドをプレーン上に乗せるのが難しい。仮にそれが出来ていても、どこかで身体的に無理をしている。よって、“使うことを薦めない” となるわけです。
何の前置きもなく、Flynnのウェブサイトから身長と体重、腕や手の長さ、ヘッドスピードなどを入力すれば、スムーズに組んでもらえます。実際、息子のスイングを見ていると、私の個人的かつ素人的な感覚からして、重たすぎとは感じず、ちょっと重い程度です。ライ角が合っていないこと、7番でロフト角が立ちすぎていること(32度とか)、ヘッドだけに焦点を合わせばそちらの方が問題かと。インスタでLTXを使いこなしていたお兄さんはヘッドスピードがかなり早いので適正弾道となっている。ある程度は予想しておりましたが、Flynnのアドバイス通り。息子のヘッドスピードは足りないのです。筋力もスイングレベルも。
私に影響を受けた息子には FORGED信仰がありまして、はやく使いたいとの考えがあります。シャフトに関しても、これまで数多くの大人用・ジュニア用のシャフトを賢人たちから渡されて試打させてみましたが、Flynnのシャフトがなぜか息子には合っておりました。それに並ぶのが、USkidsのUltralightの柔らかシャフト。本人は、LTXかUltralightで悩んでおります。試合まであと3週間。LTXを使うなら、流れを考慮して迷いもなくドライバーのヘッドはかつて愛用したTitleistのTSR1かTSi1。さらに最軽量の重りに変えて。
Titleistといえば、偶然にも本日、ゴルフメーカーさんとも長らく関わってこられたお方とお話しをすることができました。学生のキャリアを支援されながら、キャリアデザインの授業を担当されている先生。その超人気授業に、私の教え子がゲストスピーカーとして登壇され、久々にお会いすることに。先生は博報堂時代にゴルフツアーのスポンサー周りのお仕事をされておられまして、Titleistとも親密な関係を築かれておられました。授業後は、卒業生そっちのけでw、ゴルフ話に花が咲きまして、スポンサーやメディアを中心としたゴルフ業界の構造、ジュニアゴルファーや大学ゴルフ部の現状と課題などなど、ご教授いただきました。博報堂がバックアップしているJTカップの裏話も。40年近く広告代理店に身を置かれていた賢人。ツアーを含めたゴルフ業界の構造について、このような賢人からプロゴルファーが直接学べる機会があったら、ファンやメディアへの接し方に深みが増すのではないかと思いました。特に海外志向の強いゴルファーにとっては。アマチュアからプロ、その過渡期にいるゴルファーも。
賢人と同じ業界でキャリアを積み重ねておられる卒業生。学生時代からゼミのみならず課外活動にも積極的でした。先月お会いした二人の卒業生もそうですが、なんでこんなに前向きな学生で、そして社会に出てからもその姿勢を維持しておられるのかと、子を持つ親として考えさせられます。姿勢を維持されているどころかさらに磨きがかかっておりまして、授業後には教室で現役生の悩みにも丁寧に対応され、そしてそもそも業界の賢人と共演、先生の授業それ自体にも貢献されている。ここは彼女にとって仕事とは別の場所。しつこいですが、子を持つ親として考えさせられます。