2024.12.18
大学ゴルフ部の監督業
2024.12.18
大学ゴルフ部の監督業
(ガッツポーズ)
昨年『週刊ゴルフダイジェスト』で特集が組まれた「大学ゴルフ部・新進気鋭の監督に聞いた! 育つ力」(2023年12月19日号)。ウェブ版では、強豪校の監督さん3人、それぞれお一人ずつ記事が再構成されています。前回は早稲田大学の斉野恵康監督。今回は日本体育大学の木原祐二監督への取材記事です*1。
記事によると、木原監督はPGAのティーチングプロで、20年ほど前に日体大で非常勤講師として教壇に立ちながらゴルフ部の監督に就任。当時は部員が1, 2名だったそうです。今の部員は30名ほど*2。人数でいうと私が部長を務めるゴルフ部と同じ規模です。体育大学のゴルフ部なので厳しさあふれる環境かなと想像しておりましたが、実際は違うようです。次のお話にあるように、超強豪校なのに初心者も迎え入れている。驚きです。
「物理的なこと。クラブの構造や人の動きからすると、君たちの動きはおかしい、ということは伝えることもある。ダウンでシャフトを寝かせなきゃいけない、などは言いません。もちろん、初心者には持ち方から教えますよ」
初心者もいる一方で、中島啓太プロのようなゴルファーも同時に所属しているゴルフ部。木原監督によると、学生時代の中島プロは朝練一番乗りとのこと。プロを目指す部員と初心者が共存する理想的な環境をこの目で見たいです。
昨日に引き続き本日もアプローチ練習場に行きました。Hプロが早朝からいらっしゃいまして、メンバーさんのラウンドレッスンに行かれる前に少しお話を聞きました。高校時代、そして日大ゴルフ部時代もキャプテン業を務めていたプロ。いくつかアイディアをいただきました。知らないことが多すぎる...
ゴルフ部の監督業には、必ずしもティーチング経験やゴルフの技量は必要とされないと思います。木原監督は違いますが、強豪校の監督さんでも環境づくりに徹して、ご本人は教えない(教えられない)という方々もいらっしゃる。技量に関してはコーチに、というスタイルのゴルフ部が多い印象です。
そうは言っても、現段階でひとつ確実に言えるのは、私が監督業を兼任してはダメだということ。それは自分が一番わかっている。でもHプロは私のことを “監督” と連呼される。学生時代、あの日大ゴルフ部を引っ張ってきたプロに言われるとなんだか嬉しさ倍増です。
*1 「「自由」と「自己責任」が強さを作る! 賞金王の中島啓太や河本力らを生んだ日体大ゴルフ部【大学ゴルフ部の教え②木原祐二監督】」, みんなのゴルフダイジェスト. 「リーグ戦で勝つことではない。入学時の夢を叶えられること」。高校の部活環境とはまた異なる難しさ。
*2 公式ウェブサイト;日本体育大学ゴルフ部. 大学内にゴルフ練習場がある。うらやましい。ちなみに早稲田大学ゴルフ部も初心者歓迎のようです(「新入生の皆様へ」, 公式ウェブサイト;早稲田大学ゴルフ部)。