2024.1.31
子どもの美的感覚
2024.1.31
子どもの美的感覚
(私が使いたい)
インスタのフォロワー数とは異なり、本ウェブサイトへのアクセスユーザー数が急増しております。少々、大袈裟ですが。まだ始めたばかりの試みも、見ておられる人は見ておられまして、スポーツ好きなら誰もが知る某スポーツ雑誌を編集するお方から「応援していますよ」とダイレクトメッセージをいただきました。でもインスタはフォローしていただけていないという...(この記事も見ておられることを願って)。まぁ、会社で動かれておられますから。他にも、お会いしたことのないジュニアの親御さんからもメッセージをいただくことも。もう少しちゃんと書かないとなと思います。ただ、今日は所感になります。いつも所感みたいな感じですけども。
息子は、世界ジュニア@サンディエゴ以降、ジュニアクラブでも最も軽い部類に入るU.S. Kids Golf Ultralight に戻して使い続けています。ただ、昨日もレンジで息子のスイングを見ていると、ド素人の私が見ても軽ーく緩やかに振っている。聞いてみると、「半分ぐらいのスピードだよ。これより早く振るとボールをコントロールできない」。確かにシャフトは柔らかすぎ。
そうなると、またクラブを変えようかなと悩んでしまいます。昨年のUSKIDSローカルツアー@シンガポールの1戦目だけ、世界ジュニアのセッティングに戻しました。Ultralight よりも寛容性が圧倒的に劣るウッドとアイアン、ウェッジであっても、スイングスピードが今よりも断然早く、ボールコントロールできていて、スコアが5戦で1番良かったということもありまして。ただ、ヘッドがあまりにも重い… 今のプロたちはこんなに重いクラブをジュニア時代に使っていたんだなと思うと頭が下がります。
最近、色々なクラブを息子に見せても、本人は手にした途端、「これ使いたくない」と。なんで?、と聞くと、「美しくない!」。大きいヘッドやグースが強いヘッドも嫌。私の影響もあってか「このクラブ、左向きすぎ」「音がうるさい」などとも。
本日のラウンドでは久々に全取っ替えして元に戻してみたのですが、タイトリスト718AP2ですら、「この辺(注釈;ヘッドのトップライン)が太すぎ(注釈;分厚すぎ)」と言い出すほど。こだわりが日に日に強くなっている。かつてこのアイアンを使用していたJordan Spiethプロ、今も愛用しているPatrick Cantlayプロ、そしてタイトリストさんにも申し訳ない限り。こうなるとペラペラの軟鉄鍛造アイアン(複合素材は除く)を削って軽くするしかないと思いながらも、悩みがより深まるばかり。
そこで指針としての選択肢は3つ。
①現状の身体に合ったクラブを選ぶ
②将来身に付けたいスイング(技術)に合わせてクラブを選ぶ
③美的感覚に合ったクラブを選ぶ
ちなみに、①は王道、②タイトリストのツアー担当者さんに一部否定された考え、③は小学3年生時の久常涼プロ
①は結果が一番出る選択肢でしょう。怪我の予防の点からも当然良い。②は現状のスイングにクラブを合わせる弊害を取り除けます。「無理のない範囲で」という限定付きではありますが、その範囲が明確にはつかめません。③はさらに打感が澄んでいるクラブだと感性が磨かれそうな気がします。アイアンだとマッスルバック。ただ難しそうだしスイングが崩れる可能性も。結果も出ない。
じゃあ、今の息子はどれなのかというと、どれにも当てはまらない。強いて言えば、④ジュニアゴルフの本場アメリカで揉まれてきたクラブを使う、ということになりますが、これだけでは全く説得力がありません。①を満たしながら②から④を高次元で実現する選択肢があるのかどうか。稀に低学年の小学生が“いわゆる”難しいアイアンを使っているところをお見かけしますが、振り切れている子は今まで一人もいません。技術を磨くためにそれが必要だと確信するためには、久常涼プロの小学3年生時のスイングを見ないと… 仮に久常涼プロは別格だと確認できたとしても私のある仮説が一部否定されてします。長くなりますのでそれはまた別の機会に。
本日のラウンドでは、スイングも弾道も、そして結果も良い。でも小さな身体に蓄積させたくない負荷。ということで、中々答えが見いだせない父でございます。