2026.9.20
ジュニアと超一流プロ、道具に求めるもの
2026.9.20
ジュニアと超一流プロ、道具に求めるもの
(この後はちゃんとルーティンで)
今日は早起きして車をノンストップで北に走らせること2時間ちょっと。場所は初めてのロックヒルゴルフクラブ。来週、PGAジュニアリーグの東日本大会の会場となっております。クラブハウスはなぜか懐かしさを感じる。その昔、父親と一緒にスキー場に行った時の光景が蘇る。
到着後、カートに乗って立派なレンジに向かい、整える。続いて、パッティンググリーンで時間を過ごす。日曜日、しかもシルバーウィークなのにお客さんが少ない。高速も混んでいなかった。台風が迫っているからなのか。ただ、台風の影響はまだ感じられず。スタート時は無風で雨はポツポツ。途中、雨足が強くなった時も一瞬ありましたけど(詳細は後述)、まったく前が詰まらず、最終組で後半は後ろもいない。前半、3,4ホール後ろに早朝スタートの組が見えたぐらい。優雅にラウンド。昼はカツカレー(父)と生姜焼き(息子)。
白ティが長すぎなので、息子は赤ティから。5400ヤードほど。INスタート。アンダーは出ず。雨が一瞬強くなった時にドライバーで滑ってボールが木の下に潜り込み、さらに急いでしまったのか、パッティングでドカーンと一発... その後に出たバーディの数では完全に取り返すまでに至らず。やはり、まだ白ティは早いな。標準的な赤ティの距離で10回中10回アンダーが出るまでは赤だな、と息子に伝える。では、わたくし父は? その基準だと赤でも良いかもしれない。さらに前か?
前にも記した通り、週末親子ラウンドではストックさが影をひそめ、楽しさ全開でラウンドしている。今日の1番ホールでは、なにやら息子がドライバーを野球のバットに見立てて縦に上下フリフリしている。「まさき〜!」と。ソフトバンクの正木智也選手のモノマネをしている。まあまあ似てる。これを平日親子ラウンド@東宝調布でやったら私はキレる。週末はキレない(注: 私のスコアと精神状態による)。もちろんゴルファーとして限度がありますけど。メリハリということで。
ラウンド中、野球の話ばかり。で、私もつられて話に乗ってしまう。なぜなら最近、野球関連本に目を通す機会が格段に増えたから。力が入りすぎて、スポーツ新聞まで目を通すようになってしまった。そのひとつ、今週水曜日刊行のデイリースポーツの一面に、道具に関する記事がありました。タイトルは "名クラフトマンが証言 輝 森下 超一流" *1。タイトルにあるタイガースのお二人だけでなく、イチローさんや松井秀喜さんなどのバットを手がけてきたミズノの名和民生氏が、超一流選手が手にするバットの形について説明しておられる。
「いろんなケースがあるので一概には言えないですけど、一流と言われる選手は(バットの)形が変わらないことが多い。シーズン途中でもいろいろ変える方は、あまり成績に直結していないのかなと」
記事には佐藤選手と森下選手がバットに求めるものやその共通点が記されている。変えても微調整、自分の意見を強く持っている、などなど。詳細についてはぜひ記事を手にしてみてください。
そんなことを息子とも話していたわけですが、タイミングよく、本日の阪神 vs DeNA 戦の中継(DAZN)で、森下選手のバットの話が出てきました。6回裏、森下選手の4打席目。1,2,3打席目とはバットを変えておられた。いつもと同じですね。実況・解説席では、「気分転換的な意味合いもあるのか」と。そう思うし、別の意味もあるのかと思いました。
オフシーズン、森下選手は先ほど触れたクラフトマンの名和氏と今季使うバットについて熟考されていた*2。グリップ(テープ)で調整して気分転換を図るそう。加えて、重さは軽くして「形状はあまり変えずに」と森下選手。「基準はこの太さでいきたいですね。自分の感覚で今日はちょっと違うなと思ったら細いグリップのも作っておきたい。2種類」。
競技人生で最も早く振れるときに道具を軽くする野球選手たち。ゴルフだとなかなか... ヘッドがボールに当たり負けしないか否か。そこが分かれ目のような気がする。その当たり負けをジュニア時代に求めるかどうか。重いヘッドなら打点がズレても軽ヘッドより影響は少なく感じる。スピードがそんなになくてもある程度重さで押していける。
軽いバットを手にされながら、「それを扱えるように体が反応していったら軽いバットに変えてもいいかなというのは...」と森下選手。
今日の息子。ジュニアドライバーで打点がズレた時の飛ばなさが、タイトリストGT1ヘッドを使った時に比べると可哀想なほど出ている。重さだけではないけれど重さも影響している。でも今はそれで良いと考えております。話が細かくなるので、注で。
こんな名クラフトマンと超一流選手との動画を息子に見せたら欲しくなっちゃうだろうな、ミズノさんの "クラフトマンオーダー" バット。
*1 デイリースポーツ, 2026.9.9. イチローさんのバットといったら、バット職人、久保田五十一さんを思い浮かべるが、組織の知としても蓄積されているのだろう。
*2 "森下翔太選手、26年さらなる進化を求めたバット製作に密着!悩みに悩んだ末に…," YouTubeチャネル: MIZUNO BASEBALL JP, 2026.3.7. 重さの配分、バランスを変えたバットについて、森下選手「持った時の感覚は違うんですけど、実際はそんなに変わっていないというか(注: 振った時)。逆に軽すぎて打感がない感じになっているので...」。この動画の冒頭はバットの重さについて。軽いバットの利点、例えば自分のスイングスピードをあげて飛ばせること。コンタクトしやすいこと。始動を遅くできるからある程度見てから振れること。佐藤選手はものすごい軽いバットを使っているらしい。一方、デメリットもあって、ピッチャーの球が速ければその分当たる衝撃が大きくなる、と名和氏。TPIのワークショップで、ヘッドが軽いと当たり負けする場合があるとの話があったが、ヘッドスピードが早いのにジュニア用クラブでヘッドが軽いと条件によっては当たり負けする。ただ、その条件を潰せば当たり負けしない。その条件を満たすようなスイングを道具が使い手に教えてくれる、という。道具だけでは限界があるが。名和氏の話を広げすぎか... 私としてはそう思わない。ごまかせない、軽量クラブ。ハンド、グリップスピードも必要。
(160円、学びの宝庫)