2026.4.18
ゴルフが好きじゃなくなる背景には何があるのか
2026.4.18
ゴルフが好きじゃなくなる背景には何があるのか
(久しぶりの左打ち)
今週は新クラブに慣れるためラウンドを控えております。新クラブとは言っても同じシリーズの次のサイズに移行しただけなのですぐに慣れそうな気はするのですが、フルモデルチェンジと重なりましたので…
今日もコースには行かず、会長のところで過ごす。レフティ用の7番とウェッジも新調したので試してみる。こちらは長さと重さは移行しつつ、コスト削減のため旧モデル。なかなか打てず。小さい頃は左でも結構な量、打っていましたが、思うことがあってここ2年ほどはスロー素振りだけに留めておりました。すぐにバシバシとは打てないけれど、プレーンには振れてるし、かつての動きを思い出したのか、徐々に当たり出す。
今日は中学1年生のお姉さんと、体験で来ていた小6のお姉さんがいたので、途中から一緒に混ざって練習する、父も入れて4人で。中学生のジュニアさんは息子のレフティ用7番アイアンでなかなか良い玉を打っていた。スイングも綺麗。でもほとんど左で練習していないらしい。才能か。クラブも短いのに。小6のジュニアさんはグリーン周りのアプローチで落とし所が集まっていた。ショットもうまい。親御さんからPGAジュニアリーグの話などを伺う。今年も活動されるそうで、息子の所属するチームの監督さんがマネジメントする別のチーム? 対戦することになりそう。ぜひ会長のところのメンバーになっていただき、息子と時間を過ごしていただきたい。年上のお姉さんたちと息子は楽しそうに時間を過ごしていた。こうして親からどんどん離れていくんだろうな… ただ最近、年上のお姉さんと過ごす機会も増えてきて、どことなく態度のデカさが年齢、性別かかわらず一貫してきたような感じがする。今後、お二人のお姉さんに囲まれて過ごすことができたら、完璧なまでに物怖じしなくなるだろう。
話を元に戻して、新クラブについて。大金を払って購入したので事後的な正当化は避けられない点をご了承いただいて、私見を述べさせていただくと、やはり息子のスイングレベル、スピード、言い訳ではないが、それら9歳男子の平均ぐらいにはいるであろう息子からしても、大人用のヘッドは弾道はさておいて、スイングを崩壊させる。崩壊までいかなくても、比較してしまうと技量向上は鈍化する。先っぽが重いが故に特に手、そしてそこから連動して身体のあちらこちらの動きが悪くなる。5歳の時点でマッスルやハーフキャビティ、そして大型ヘッドのドライバーを数カ月試し、そこから抜け出し、ジュニアクラブ一択になり(注: パターは除く)、並行してほんの少しだけそうした夢のある大人のクラブを試打する感じで時折握らせて、その都度一瞬で「こりゃダメだわ」となり、またその数ヶ月後にシャフトを伸ばしてまた握らせて「こりゃないわ」となり、それを何度も繰り返して今日に至る。で、今回も、「こりゃ悩むまでもないわ」となる。
マッスルはヘッドスピードいらないとする賢人のお言葉に対面でも間接的にも何度も触れてきました*1。反論する気はありません。ただド素人同然の私にとっては、それでもロフトが立ちすぎに思えるんです、ジュニアにとっては。わたくし父が愛用しているArtisanの720MBは7番で35度あります。昨今、マッスルといえどもロフトが立つ傾向が強くなってきていて今は33, 4度前後が多い。息子の愛用しているアイアンの7番は36度。その前まで使っていた同シリーズの推奨身長54インチ(137センチ)までのクラブは37度ありました。QUADで何度も計りましたが、良いあたりを比較しても、マッスルの方がスピン量が少ないのです。要するに大人用のマッスルとUSKidsのキャビティを比べると、ロフト差とその他要因があって後者の方がスピンが入り、球が上がるのです。大人用のマッスルをさらに寝かせる(注: すでに実施済み、作る段階から35度にして)以外は、USKidsのアイアンの方がロフトが寝てるんです。7番アイアンを5番アイアンのつもりで、とは息子をごまかせない。番手の数字があるから意識的にも、長さ的にも。
どんな頑張ってもマッスルは息子の技量にとっていわゆるオーバースペックで、良い球を打とうと変な動作が入る。これは比べないと分からないと思われます。マッスルだけ手に取っていれば気づかない。マッスル打てるじゃん、となる。AP2もそうでした。めちゃくちゃ玉いいじゃん、早く振れてるじゃん、と。弾道を比較するのではなく(それもある)、スイングを比べるのです。ジャンボ尾崎プロもジュニアのクラブ選びについて、長さと重さに関して触れておられますが、軽量化したところでマッスルはそもそも大人用なので重い。スピードが明らかに落ちます。そして、重たいヘッドが落ちないように身体が明らかに反応している。それを避けるならシャフトを硬くする。悪循環。バランスよく綺麗なスイングが身につくなんて到底思えない。要するに、マッスル云々より、大人用のヘッドが重すぎるのです。アイアンに限らず、ドライバーもしかり。大型ヘッドに早くから慣れるというのもジュニアにとってメリットよ、と賢人から直接アドバイスいただいたたこともあったけど、ジュニアからしたら400CCですら、まあまあデカい。いや許容範囲内か。身体と道具との関係性。そしてウェッジ。かつて息子はボーケイを使った時期が一瞬ありますが、ジュニアの軽量ヘッドを持った時の身体動作と比べれば、ボーケイは100%ないです。9歳にとって重すぎです。仮にミスが少ない、スピン量が一定、とかあったとしても、技量を養うという点でいうと、圧倒的な差が出るかと思われます。
限度があると思いますが、長くて重いクラブの方がスイングが綺麗になるのは当然のこと。ジュニアでそれを13本のクラブでやってしまうと完璧なまでにスイングスピードが磨かれないし、綺麗に見えるスイングだけど、長いので横振りになりがちに。それが身体に染み込んでいく。練習の一つとしてホウキを振るのとは話が違う、と私は思う。
話を元の次に移して、会長のところで練習して再びジャンボ邸のことを思い出す。1週間ほど前、YouTubeチャネル、ジャンガーゴルフで、宮下さんが最初のジュニアレッスン会に触れた上で、ジャンボ尾崎プロがアカデミーを立ち上げた想いを紹介されておられました*2。
「ジャンボさんの方から、小学生もいますし、高校生もいるんですが、やはり厳しく教えることができないっていうのはプロを育成するにあたってかなり難しいと、難しいというか、小学生、中学生っていうのはゴルフが好きに、好きにさせてあげなきゃいけないということで、まずボールが当たること、スイングができることを褒めてあげなくてはいけないということでプロを目指すという段階のものではないので、高校生以下は俺はちょっとレッスンできないぞっていう話になりまして、ちょっと方向転換をこの時期でジャンボさんから言葉をいただいたので方向転換しまして、この後にですね、3月にですね、この2018年の3月に改めてこのジュニアレッスン会に参加したジュニアたちの中からジャンボ邸で練習したい、要はのちにアカデミーになるんですけど、アカデミーで練習したい人間を募って3月にセレクションを今度はジャンボ邸の練習場で開催されたというのが1番の立ち上げの始まりでしたね」
なんと第1回目のセレクションは「全員合格」。ジャンボさんの優しさと厳しさを感じる。
今日は夕方からお爺じゃんお婆ちゃんと一緒に卓球で汗をながす。2時間ぶっ通し。むちゃくちゃ楽しそう。卓球やれ!、とは私から一度も言っていない。息子は、私の父母とも卓球、今日のように義理の父母とも卓球。卓球の世界において、このままだと上には行けないと思う。そこには厳しさがないから。ただ楽しいだけ。どうしてもゴルフの時と比べてしまう、息子の表情を。親はどう関わるべきなのだろうか。
*1 "【マッスルバックは難しくない!】トッププロ御用達のマッスルバックアイアン。ふつうのアマチュアが使ってもいい?," みんなのゴルフダイジェスト, 2022.11.30. 息子用ではなく、私自身がマッスルを使いたかったので、スピードは関係ないだろう、初心者でも使えるんだ、技量向上のためにはマッスルなんだ、と自分を言い聞かせて、それに合う記事や動画を探していた時期があった。直接教えていただいた賢人の名を出すのも気が引けるので、一般的なメディアで多くの人が触れられるものの中からひとつ。宮城裕治さん。「マッスルバックアイアンもハードヒッター専用だと誤解している人が多いけれど、実はロフトがあってスピン量も多いのでヘッドスピードは必要ありません。使いこなすのに唯一条件があるとすればミート率が高いことです。理由は芯に当たらないと飛距離が出ないからです。その点、とくにシニアの人たちなんかは当てるのが上手なので、マッスルバックをおすすめできます。球が上がるし、グリーンで止まりますから」。さらに続く。「マッスルバックが上達に導いてくれます。...ロフトが立っているクラブはおすすめしません。マッスルバックのメリットである上がりやすさとスピン性能を消してしまうからです。飛ばないからといって飛び系アイアンに飛びつくと、ミドルアイアンで球が上がらず、かえって飛ばなくなるのと同じです。飛ばしたければ番手を上げればいいだけの話です」。後段のお話に絡めて、私見を。大人用のマッスルはロフトが寝ているからまだ救いがあるが、マッスル以外だと、大人用は基本、ロフトが立ち気味になる。ジュニアにとっては... 寝たものを立てて打つ技術を養うこと。
*2 "真実の証言(アカデミー開校の経緯や育成方法)," YouTube:ジャンガーゴルフchannel jumger, 2026.4.12. 小中学生を厳しく指導できない。だからその時期は親が、と私は一瞬考えてしまうが、ここでジャンボさんがおっしゃっておられる「厳しさ」をわたくし親が実現するのは100%できない。単に感情的に怒っているだけに私はなりそう。それじゃ、ゴルフを好きになることすらなさそう。だから外の師匠と親。この動画で紹介されている過去の映像については本サイトでも取り上げさせていただいたが、何度見ても琴線に触れる。
(今日も、ジャンボ邸を背景に)