2026.1.14
形なんでもありだけど…
2026.1.14
形なんでもありだけど…
(ターゲット意識)
今日のラウンドでは、我々親子の前組がジュニアレッスンをされていた。笑い声あり、叫び声あり、とても楽しそうな雰囲気でした。息子より小さな子、5人。途中、ヘッドカバーやジャケットが落ちていて、息子に走らせ届けさせる。昨日は打って変わって、我々以外、誰もいない...
最近、平日ラウンドの内容が変わりつつあります。元に戻っているというか。本能任せと形の意識。ここ2年あまり、当初の計画は崩れかけ、コースでスイングづくりに励む息子。同じ熱量でレンジにおいてそれに励む父。息子もそれにつられてか、ほぼ本人任せですけど、自らレッスン内容を振り返って形を意識。要するに、形だらけ。
最近はラウンドでの楽しさとそこでしか得られない(得られづらい?)ものを大事にして、なるべく形にこだわらないように心がけてきた。ターゲット意識を明確にして球をそこに運ぶ。原点に戻りつつあります。今日もそう。地味練での素振りを除いて、球を打つことだけを考えると、ラウンドでの球数が昔ほどではないにせよ、多くなってきている。こちらも原点回帰しつつある。ただ高学年?中学生?になっていけば、レンジでの球数が多くなるのは確実です。
小学校に上がり、レンジでのスイング量が増えていってしまったのは、試合で勝とうと、球を整える作業が重視されてしまったから。でも身体に負担がかかるし、見せかけの玉揃い、にしか私には見えなかった。超短期思考とその実践。
ラウンドでもスイングづくりになったら役割分担が崩れると感じて、本人も同じような気持ちが生じたようで、コースではとにかく球を運ぶ意識で過ごす。レンジでのスイングをコースで再現する意識は持たずに。スイングに意識を出来るだけ向けずに。
その一方でラウンドの前後に行うレンジ練習ではより一層、形にこだわるようになってきた。レンジはライがフラットなのでそれはそれでスイング形成に良い面がある。集中できる。コースはライの影響なのか、なんだか曖昧になるので。しかも、東宝調布では、前と後ろからスイングが撮影され、画面で確認できる。鏡のような使い方も可能。
形に意識が強く向き始めた背景にはジャンボ尾崎プロの存在が大きい。これまで私は、YouTubeチャネル、ジャンガーゴルフchannel jumgeを最初から最新の動画まで通しで何度か見てきました。特に、ジャンボ尾崎プロが直接指導されているところはピンポイントで繰り返し見て学んできた。最近、息子のいるところで故意に動画を再生している父。まんまと動線にのっかってくる息子。
指導の対象は、プロ、研修生、大学生、ジュニア。レベルは違えど、ジャンボ尾崎プロの指導内容は一貫しておられる。あれもこれも教えておられない。これだけは外せない、というものが確実にある。身体能力を高めることに加えて、その根幹にあるが、形。徹底して形にこだわっておられる。
具体的かつそれ顕著にあらわれているもののひとつが、藤本佳則プロと皆本祐介プロを指導されておられる動画です*1。40分近い動画で、途中休憩を挟んでカットされているところはあるものの、ほぼ最初から最後までお二人を指導されるジャンボ尾崎プロの姿。他の動画でも形に対するジャンボ尾崎プロの考えに触れられますが、こちらはプロ相手にかなり厳しいお言葉を交えながら伝えておられる。さらに、ジュニアゴルファーの親として、ゴルフ道を歩み続けるなら息子もこのように成長して欲しいなと思うようなお兄さん、そしてそのうちのお一人はアメリカでも息子と一緒に時間をともにしたお兄さん。そのお二人の名前を挙げられながら、グリップなどに触れ、次のように形について考えを示しておられます。
「どんな形でもね、やっちゃいけないっていうのはない。…なんでもありなんだ。なんでもあり。だからよく、これもあり、タイシみたいに、これ、あれリンタロウみたいにこれもあり、これもあり、これもあり。やっちゃいけいないというのはない。ただ球を、同じ球を続けるためには苦しいっていうだけの話なんだ。それはやっちゃいけないことないといったって、揃える力がない限りはプロには無理だよな」
その後、雑誌に掲載されたスイング連続写真をお二人のプロに見せながら、細かく形について触れておられる。「…小学校からこうですもん。…ジュニアのときから..」と藤本プロがご自身のスイング動画を見て笑いながらおっしゃっていて、そこにジャンボ尾崎プロが「ひでえ。…うわっ…. ほんとかよ、これ。…これは相撲、相撲取りのインパクトだよ。…もうお前、諦めろ」と形について触れておられる。腰、肘、肩、手などなど。私如きだとその形について理解できないところが多いのですが、とにかくジャンボ尾崎プロは打席の後ろから形について細かくフィードバックされている。意識について指導されていることもあるけれど、殆ど形について。
この動画を見ていると、形、以外にどう指導するのかと思ってしまう。形は結果、とは思いづらい。低年齢ジュニアであればなおさら形にこだわった方が良いのではと。「性格直すより難しい」のだし。本能過多で大丈夫かと。ジュニアが上手くなるプロセスにおいて形にこだわらず本能で叩く、引っ張るなんて… うちの息子が違うだけなのか。いや違うな。
藤本プロと皆本プロに対してジャンボ尾崎プロは、球が曲がらない左腕の使い方を指導されている。これは本能じゃ無理だと、私も思う。子供がインパクトバックを叩いても素振りしてもこうはおそらくならないじゃないかなと。形なんて気にするな、というのは低年齢ジュニアこそ当てはまらないと思う。ましてや、ジュニアを見習え、というのは… グリップひとつとっても。トップジュニアやプロですら、ジャンボ尾崎プロが理想とする叩きたいポジションに身体がいかない。したがって、ジャンボ尾崎プロがそのボジションを教える。自然と、とはいかない*2。息子だけかもしれませんが、低年齢ジュニアも、そうならない。
ジャンボ尾崎プロがご指導されているお姿をずっと見ていると、改めて、こう思う。
形を意識して本能を刺激する。形に対する先人たちの知見に敬意を表して。
*1 "ドキュメント動画【スイングの本質を知る⁉️藤本佳則プロ・皆本祐介プロ】レジェンド尾崎将司プロが本物のスイングへ導く❗️," YouTube: ジャンガーゴルフchannel jumger, 2023.6.25. 開始10分30秒あたりから。「だからこのカタチでだったらユウスケ10年近くやっていける。ただ直らない。直らない。性格直すより難しい」、「バックスイングもフォローも直さなきゃ、全部直さなきゃいかん」とジャンボ尾崎プロ。「スポーツしてなくても打てちゃう」。運動力学の重要性についても述べておられる。
*2 形を意識せずに自然と直るなら、ジャンボ尾崎プロがここまで熱心に形を教えることはしないと感じる。一方で、素振りの重要性をこれまで何度もジャンボ尾崎プロは強調されてきた。スピードやパワーをつけるとか、身体の使い方を覚えるとか、その対象に応じて本能任せ、活かす部分があるはず。ただ、それは道具の動きに任せることを意味しない、ジャンボ尾崎プロにとっては。