2025.8.20
大学ゴルフ部、夏合宿2025
2025.8.20
大学ゴルフ部、夏合宿2025
(初、どこでもドア)
昨年から大学ゴルフ部の顧問(部長)をしておりまして、今日は夏合宿。1955年創部で長い歴史を持つ体育会系の部です。レンジ練習には息子を連れて行ったことがありますが、合宿は初めて。息子にとって良い機会になるかと思い、レンジでの練習同様、息子を引っ張り出して那須小川ゴルフクラブまで。
今年1年生が沢山入部してくれて41人の大所帯。監督さんがおらず、学生主体の運営が続いてきたので私はこれまで何もしてこなかったのですが、大学の資源はあるし、大人の知恵も必要かと思うので、そろそろ積極的にサポートしようかなと考えております。
この1年間、部員で私のゼミナールに参加している学生から話を少しずつ聞きながら、なるべく口は出さずに、国内外のゴルフ部の運営について調べ、その道のプロの皆さんに話を聞きました。そして第一歩は、大手広告代理店HでJLPGAツアーの仕事をされてきた賢人にお声がけさせていただき、アドバイザーを務めていただくことなったこと。ゴルフだけではなく学業ならびに就職、その先についても学生にとって大きな学びの機会になる。
ただ現場に口出すことは控えてきました。強豪校のゴルフ部みたいに大人が上から(前から?)引っ張っていくスタイルもあるけれど、それは採用せず、押し付けも絶対しない。なぜなら、それは部の伝統に反するから。学生から求められたことに対して案を出し、必要ならば学生の意思を最大限尊重する形で実行する。責任は私がとる。責任の主体も曖昧な状態でキャプテンをされてきた先輩方に敬意を表したい。キャプテンに重責を負わせてはご本人のゴルフに集中できないはず。次期キャプテンが決まったようなので上手く引き継ぎを行なってキャプテンに負担がかかりすぎない体制が必要かな。学生からの要望として日々の練習場の確保が喫緊の課題。
合宿に今回ご同行いただいたコーチのプロにもご挨拶。日本ジュニアでお忙しいのにもかかわらず来ていただいている。こうした恩に学生は気づいているかな。本来なら私が合宿の現場を見続けるべきだと思うのですが、そもそもゴルフに精通していないし、大学の諸事情を考えると、学生との距離感が難しい。
さて親子ラウンドの内容ですが、私は前半ダボなしでスムーズに80切りへとホールを重ねていたのですが、後半、スループレーで疲れたのか、お腹が空いて力が入らなくなったのか、はたまた前半がうまくいきすぎたのか、途中バンカー絡みの往復ビンタを喰らいまして… イライラと。これが実力。
息子の方はグリーンがばっちり合っていたようで、白ティから80切りを目指す父を横目に、5500ヤードほどの赤ティでも何のその。ただパープレーにはまだまだ距離が長すぎる。トーナメントコース。やはり罠が色々とある。まぁ、私とレベルが違いますけど。週末のラウンドレッスンでこのゴルフをしたら難コース、セッティングでも楽勝で80切れるんじゃないかなと。私とのラウンドだと緊張感なく力が出し切れるのか。先生を気にすると力が入ってしまうのか。
昨日は早朝、会長のところで練習。暑すぎて一昨日同様、貸切状態。そこからクルマを走らせること2時間半、こちらも親子で初の真岡ゴルフ場のショートコースで1周。10ホールのショートコース、とウェブサイトで記してあるのに、280ヤードのホールがある。打ち上げ打ちおろし、ドッグレッグに、極狭の並木通り。バーディがなかなかとれない。これまで訪れたショートコースで我々のなかでは1,2位を争う面白さと難しさ。家の近くにあったらな...
ラウンド後は、「反復練習したい!!!」との息子の意思を尊重して併設のレンジで3箱。なんとコースボール。御年90歳になろうかというおばあちゃんから無料でボールを追加していただき、おばあちゃん、支配人?、常連さんお二人が後方の椅子に座って見つめるなかで、ドライバーをマン振り、5番アイアンのドローとフェードの打ち分け、50ヤードの看板を狙う60度ウェッジでひたすら同じ動作で反復。「こりゃうまい! 当てかたがいいよ」と常連さんに褒められ、ご褒美にグリコ "かるじゃが" をもらい、さらに振りこんでいく。良いスピードトレーニングにもなりました。
ジュニアイベントを定期的に開催しているそうで、強く勧誘される。帰り際に、おばあちゃんから「また来てね」と10回以上言われて、ジュニアにあたたかいなと思っていたら、そのおばあちゃんのご親戚?がなんと女子プロゴルファー。「プロになったんだけど、勝てなくて... すごく厳しい世界だけど坊ちゃんなら大丈夫よ」と。息子「プロは目指していない」ときっぱり。「でもまた来てね」とおばあちゃん。栃木、その近郊で試合があったら前後に必ず行く。試合がなくても近いうちに必ず行きます。「いっぱいまわりたい」「ちょう楽しい」と息子。居心地の良さはわかる。子供は正直。
はま寿司で夕食を終えて、近くのHOTEL R9 The Yardで即寝、今日の那須小川へ。大学生から声をかけられても息子は物怖じしない。態度がデカいだけか。毎回、息子を連れて行こうかな、迷惑にならない範囲で。息子が現場で見て感じるもののデカさは計り知れない。
それにしても、真岡ゴルフ場の1番ホール横にある三角屋根のレストラン(下記の写真参照)。今は閉鎖中?
むかし、家族と来たような気がしてならない。私が今の息子の歳ぐらいのときに。当時ゴルフはしていないので、ゴルフ場の駐車場の奥にあるレストランに行くことは、まずないはずなんだけど。温泉とかスキーの帰りとかかな。
レストランの前で記念撮影したあと、黙ってずっと二人で眺めていた。父と母と私。私には思い浮かぶ、三十年ほど前の我々家族の光景が。息子も何かを感じたはず。
(今後、何度も訪れるであろう真岡ゴルフ場。 2025.8.19)