2025.7.8
次、頑張ればいい?
2025.7.8
次、頑張ればいい?
(この地、初ホールは木に当たる)
今日も初コースでラウンドしてきました。場所は千葉ショートコース。千葉土気練習場併設の9ホールです。2年前までは10ホールだったそうですが、最終ホールがアプローチ練習場に変わり今の形に。
ハウス内のゴルフパートナーでオデッセイ#9を息子が見つけて、これいいな、と。状態が良くて6000円ほど。私も使いたいなと思って買う寸前までいきましたが、ショートコース巡りでお金がかかっているので棚に戻す。中古ショップは息子にとってもクラブへの造詣を深める場となっております。
インスタで連日、世界ジュニアの模様を指をくわえて見ている私。ブツブツ言っている父の姿に、息子は「またか…」と呆れ顔。先日親子で観戦した日本アマで上位中の上位に入られたゴルファー大先輩の親御さんからは、「(美浦でRが)パープレーできず勝てなかったのはパパのせい。U6でアンダーで回れた子が今回のセッティグでアンダーが出ないのは問題だ」と忖度なく?言われておりまして(キャディ力でなく)、反省しつつ、日々のゴルフ環境を整えている最中です。
その環境再整備の一つが原点に立ち返ること。そう、息子が未就学児の頃に。その原点の一つがラウンドを重ねること。そしてラウンドしながらスイングを磨くこと。要するに、ラウンドでスイングが削られながらも現場でそれに立ち向かうこと。
本日はラウンドワンでラウンドした後に(注: ボーリング)、時間切れで今日は1周だけサクッと。パー4もあるけれどほとんどがパー3。美浦の大叩きのパー3が蘇ります、というか5月以降、グリーンまでの短い距離をひたすら合わせることに取り組んでおります。多様なライから。ピンをどんどん狙う。
パー3の大叩きに限らず今回の世界ジュニア日本予選での大敗は、次の試合、USKids European Championship でスコア上は活かされたと思うし、日々の練習にも良い影響をもたらしたと感じるのですが、親子でそうとも限らないよね、という話をラウンド中もクルマのなかでもしています。心配事はまた次の機会に。明日、明後日ぐらいに。
引きずる私が息子に何を言っても素通りされてしまいそうなので、息子には一流ゴルファーのお話をそのまま伝えております。ゴルフに限らず、他の分野、世界でも通ずるものがある。申智愛プロの姿勢*1。
「これまでは『ミスしても経験だ。次にがんばれば良い』という考えでしたが、その1回のミスで一生、後悔するという事実を知りました。後回しにせず、目の前のことをしっかりすると決めたのです」
息子はいろんな意味で後悔はしている。もう取り戻せない、ということも深く理解している様子。そもそも息子の場合はミスというより実力というか、2日間のゴルフ全体に言えることなので、申智愛プロのミスとは次元が圧倒的に異なるもの。それに、息子云々の前に、わたくし親自身はどうなのかと考えると辛いものがありますが、我々親子にとって申智愛プロの姿勢は大変学びがあります。
帰りのクルマのなかでiPad「みんゴル」をしている息子にブツブツ言っていると、「日本アマと全英アマと全米アマに勝ちたい。それ以外の試合で負けても後悔しない」と息子。話が伝わっておらず... まだ難しいかな、8歳では。私も理解できているか怪しい。続けて息子「ドラゴン世界一にもなりたい」。アマとドラゴンを制したらこれは間違いなく歴史に名を刻むことになる。
ドラゴンの文脈はさておき、日本アマを観戦して本当に良かった。この夏、最大の収穫、いや今後のゴルフ人生でトップ10に入る経験になるのではと思います。
*1 Myung Wook, Kim (2025), “「最愛の母を交通事故で亡くし…」韓国の生ける伝説・申ジエ(37歳)が“下り坂”でも賞金14億円に到達できた理由「日本永久シードまで“あと1勝”」,” Number Web, back number, 2025.5.15. 本当の強さはゴルフスイング以外のところにある。"プロゴルファーの鑑"となる人は数少ない 。"下りの中での優勝" という言葉に凄みを感じる。次はない、という姿勢だと、じゃあどうするのよ、となるわけですが、ゴルフ人生を "山"に例えられた申智愛プロの説明に凝縮されているような気がする。