2025.5.29
European Championship 2025、最終日
2025.5.29
European Championship 2025、最終日
(校長先生のインスタから)
練習時は雨でスタート時は晴天。風は予報で11メートル。体感はそれより弱いかな。ハットは紐をギュギュに締めれば飛ばないぐらい。これでも息子の技量だと攻めれるわけがない。息子も「いやぁ〜、これで中止にならないんだ… 手前ゴルフだな。ドライバーはマン振りしない」とスタートホールで高々と宣言。キャディとしては一安心。自然環境のおかげ。
最終日、最終組はイギリスとアイルランドのジュニアさん。イギリスのジュニアさんは風への対応が息子と違って高低調整して攻略されている。息子の今の技量だと運の要素が強すぎる。タダで勉強しまくり。アイルランドのジュニアさんはハードめのジュニアドライバーを使っていましたが完璧に振り抜いていました。スイング的に無理してるところは皆無でめっちゃ飛んでる。ジュニアのクラブであの音でんの。半端じゃないパワーとスイングレベル。ホットバンカーに入っても動じない。同い歳なのか…
昨年の世界大会2位のジュニアさんは前の組。世界ジュニアでは1つ年上を相手に上位に食い込んでいる。こんなコンディションでもオーバーでは回らないはず。同組も前の組のジュニアさんも気になってしょうがない。昨日の段階で秋以降のステータスは確保できたので、最終日は気楽にと思っていましたが、やはり親子で欲が出てしまう。息子はそうでもないかな。他のジュニアさんを気にする父に向かって「こっち見てよ!」と注意されましたから。すでにホールアウトされたジュニアさん家族がギャラリーとして付いてこられたので人目を気にしてイライラ父キャディの様相は生じず。
試合後は直ぐにみんなでパター合戦。表彰式の後もパター合戦。自分たちでルールを決めて楽しんでいる。試合はおまけに見えるほど。友達が増えていく。ライバルも見つかる。焦りも感じる。わたくし父は息子のおかげで沢山の親御さんから祝福を受けて繋がりが広がっていく。話が色々聞ける。息子に感謝。
試合としては良い結果に繋がりましたが機械的に打たないトップレベルのジュニアさんを見て考えさせられるものがありました。もちろん一概には言えませんが、スイングをこの時期に固めることを最優先していないというか。色々な考え方があるのでしょう。おそらくその代表格でそのスイングに圧倒された初日同組だったイギリスのジュニアさんは最終日にバーディ4つ。ノーボギー。あの風であり得ない。昨日の状況ならまだしも。この時期には正確性ももちろん大事だけどそれよりも… ? パパともたっぷり話しました。18ラウンドだったら完敗した可能性大。涼しい(<冷える)けど暴風のなか歩き。気だるくなる。体力も集中力もまだまだ足りない。キャディさんも。
ラウンド後には、イギリスにお住まいでBoy10に参加されていたジュニアさんファミリーと食事しました。風が強すぎてティー位置を前にずらしたそうです。そんなことあるのか。それでも最終日はアンダーで回れたジュニアさんはおらず76がベスト。上のカテゴリーだと飛距離がのびるのでよりスコアに影響が出そう。
息子の力は確実についてきていることを確信しました*1。U6の時ほどの練習量には戻していないものの美浦での予選大敗以来、ゴルフに対する息子の姿勢は180度変わりました。2年前の世界ジュニア大敗時も完璧に180度変わったので、アンパンマンのプラスチッククラブを振り回していた原点に戻るかのようで変わってないのかな。螺旋階段型の進化か。
ほっておいたらゴルフ時間で埋め尽くされてしまう。今週は学校がハーフブレイクで休みなのでそれを利用して日程を組みましたがゴルフ漬け… 学校に良い報告ができそうです。ゴルフクラブやラウンドイベントがあるほどゴルフ愛に溢れた学校。ノンプレッシャーじゃないんですよね、息子。来週学校に戻ったら「どうだった?」と先生や友達から確実に聞かれますから。ゴルフをガチで取り組んでいる同世代の生徒さんも沢山いるし。
もうすでに校長先生には報告済みでして、校長先生自らのインスタで共有してくれました。先生のお知り合いで年上のカテゴリーで参加されていたジュニアさんがいたそうでビックリ。ハーフブレイクの前の週は数日学校を休んでのスコットランドだったので参加すべきか悩みました。学校のサポートがあっての今回のゴルフライフ。スコットランド話を共有して皆さんに少しでも良い影響がもたらされると嬉しい。
今回はこの数ヶ月の中でショットの質が練習時から最も高かった。インサイドアタックの傾向が自然と抑えられていてダフリが少ない。ちょっとでも不調だったら跳ね返されたことでしょう。年によってはもっとコンデションが悪い場合もあるそうです。でも我々親子からしたら事前の予想を遥かに超えた海風の強さとフェアウェイの硬さでした。よくこの自然環境のなか耐え抜きました。ゴルフの先生からは、悪天候のなか良く耐えた、とお褒めのメッセージが届いて親子で喜んでおります。ラウンドが終わるたびにメッセージをいただいておりました。先生ゆかりの地、スコットランドでいい結果が出て良かった。コースを堪能しながらも親子で淡々とラウンド。一打一打を丁寧に。これが今回の試合上のテーマだったので。
安定系スタイルが吉と出れば3日間スコアに反映されても、心配は残ります。バンカー、急傾斜、グリーン奥、いっちゃいけない所。それらを視野に入れずにベストルート&ベストショットだけを考えてピンを狙う息子の「攻める」ゴルフ。今回は自然環境とUSkidsのステータスを上げることがそれを封じ込めました。でもこんなゴルフをしていたら消極的なゴルフを強化してしまいそう。最終日同組ではなく初日ご一緒した、バーディ4つを超強風の最終日に叩き出したあのジュニアさん。あれは息子のスタイルに瓜二つ。8歳でスコアを3日間まとめるなら違うゴルフになるんでしょけど、長期的に見て叩いたとしても勝ちたい試合でやり続けることが後々ゴルファーとして効いてくるんじゃないかと感じました。息子はあの子のレベルにはないけれど、同じ8歳で最終日のコンディションで同学年が4アンダー出せるのを知っていたら息子は自分のゴルフをしたでしょう。あの子は出せると思ってたから3日間突き通せたのもあったはず。親子の脳裏にしっかりと刻まれました。
*1 最終日、最終ホール(パー5)で今回の集大成。60度ウェッジで低く止めるアプローチ。硬くても、嫌な傾斜をキャリーで越して止めることができた。私には絶対無理。ギャラリーから歓声。最終組の醍醐味。このあと少々癖のあるラインでパターが入らずパーであがる。
(まだ高いか… )