2025.5.21
スコットランド・スタイル?
2025.5.21
スコットランド・スタイル?
(異国の地で3世代ゴルフ)
今日はBoy8の試合会場でラウンドしてきました。予想通り、私と義父はレンタルクラブでプレー。美しいコース&想像力を掻き立てられるコースを見てしまうと、そこはシリアスゴルファーなので居ても立っても居られず。
私が借りたクラブは、TitleistのGT2ドライバー、GT1のフェアウェイウッドとユーティリティ、T300アイアン、Vokey SM10、パターはTaylorMadeのGhostという組み合わせ。プロショップのセレクト。こちらから選ぶ余地はありません。でも愛用のクラブに比べると断然、楽。自分の力量に合っている。シャフトに関して言えば、元祖DG使いの私がカーボンの70g、Aフレックス?なんて打てないよ〜と思っていたら、バチンといい音出して気持ちよく振れる。プロショップのお兄さんは私の身体を見て一発で見抜いたのか。帰国したら考えないと、父のクラブセッティング。ウッドは打感もいいしスライスの幅を抑えてくれる。アイアンはミスヒットに強い。球が前に行く。自分が上手くなったんじゃないかなと錯覚させられているようで、いやいや、あなたの愛用クラブは身の丈にあっていませんよ、との忠告を受けているようで…
Longniddry Golf Clubは1921年設立*1。USkidsは他にも4つ、歴史のあるコースを貸し切っている*2。メンバーさんはその間、プレーを楽しめない。それを同じクラブで継続的に開催している運営サイドの力と意志。脱帽。
11時過ぎのスタートだったので朝ゆっくりとしていたら、朝5時に起きた息子に「ダラダラしてる今の時間、無駄だから早くコースに行きたい」とせがまれて、3時間前に到着してひたすらパッティング。やる気満々なのか、時差ボケなのか、日照時間のなせる技なのか。
ラウンド後は、疲れて果てた父の「帰って休もうぜ」という声がけを無視してアプローチエリアとショットエリアで2時間あまり練習。若い20代と思われる地元のお兄さんも同じ感じ。これぞスコットランドのスタイルか。サクッとラウンド、ではなさそう。みなさん担ぎプレー。追加ラウンドしているお兄さんもいました。プレーは早くてスロープレーとは皆無。まだまだ外は朝のように明るい。
周りには息子と同世代のジュニアさんたちの姿。みんな硬いフェアウェイとグリーンにうまく対応している。地元あるいは近隣国のジュニアさんたちかな。自然を存分に活かしたコースで、息子との差を感じます。転がしたり、危ないところを避けたり、ホットバンカーの対応も慣れている。Boy8の距離はかなり短いけれどアンダーで回るのは今のままだと難しそうです。息子がキャディの助言を聞くかどうかは別として私は今からヤーデージブックと睨めっこ。
手押しカートで18ホール、スループレー。海風も浴びて、流石に息子も疲れたようで、宿に着いた瞬間に横になる。そんな時にふとインスタを開けると、海外経験も豊富で世代を代表するお兄さんのパパからメッセージが届いている。日照時間の違いに起因する体調の管理に注意するようアドバイスをいただきました。本当に身に染みる。明日から考えないとダメだな、親子で試合前にダウンしてしまいそう。インスタでは大日向の宿でお会いした、こちらも海外経験豊富な、というか海外ご出身で英語ペラペラのお姉さんのママから激励のメッセージが。ありがとうございます。
ラウンドの内容は反省点が多かったです。距離が短く転がるのでミドルでワンオンしたり2打目は60度ウェッジ、ロングホールは全て2オンできる感じですが、キャリーするところを間違えると(or 意図せずそこに行ってしまうと)マウンドや全体傾斜でボールが果てしなく転がっていき、長い番手を持たされたりラフやホットバンカーに吸い込まれていく。スイング的にはナイスショットしたのにマウンドに弾かれてグリーンからボールがどんどん離れていくと精神的にダメージを受けて次のショットに悪影響をもたらしてしまう。グリーンも転がっていきそうで強めに打てない。そこに立ち向かう技量も足りない。もちろん私も。
しっかりと落とす範囲を確認してから打たないと、えらいことになる。明日はそれを2番目の優先事項として頭に入れ、最重要事項としては体調管理。ただ夕食後にママ&義父と一緒にゲーセンに行く元気がある。まだ8時になっても明るいですから。そのスキにカチカチ、キーボードを叩いております。宿に帰ってきたらホームワークして寝させます。
*1 History: Longniddry Golf Club. スコットランドのゴルファーというと、Colin Montgomerieプロと並んで、私の中ではBernard Gallacherプロの名が浮かぶ。ライダーカップでトロフィーを掲げた写真を何度か目にしたことがあるので。クラブの公式サイトには"The Longniddry Open"の初代優勝者がBernard Gallacherプロ(当時はアマチュア)だったそう。そんな歴史の重みを感じながら明日からラウンドしたい。これが私にとってのゴルフの醍醐味でもある。"Longniddry GC Junior Open" もあるそうなので、いずれ、大きくなった息子が今回のU.S. Kids European Championshipを振り返って自ら参加したりして。父を誘ってくれるだろうか。
*2 Location Information for European Championship 2025, U.S. Kids.
(歴史の重み)