2025.5.20
はじめてのスコットランド
2025.5.20
はじめてのスコットランド
(日の入りは21時30分)
東京からドーハ(カタール)経由でエディンバラ。わたくし父は夜の羽田に着いただけで疲れ気味ですが、息子はこちらに到着早々、ラウンド。息子「遊びに来たんじゃないから。はやく連れていって」。宿のあるゲート(ゲーテッド)コミュニティ内に若干距離が長めのパー3コースがあるので、まずはそこを2周。前の組も後ろの組もいないので思う存分、球を打つことが出来ました。父は担ぎのキャディで。「美しいだろ?」と犬と散歩中のおじ様に声をかけられながら。
第一印象、そりゃ美しいってなんの。第二印象、とにかく下が硬い。芝がふさふさ生えているフェアウエイに手でポンっとボールを上から落とすとコンっと甲高い音を立てて跳ねる。「なんで芝があるのにこんな音すんのよ?」と息子。カチンカチンの硬い土を除いて今までゴルフ場で聞いたことがない音。平日ホームコースの東宝調布と比べると、ランを含めて2,3番手違います。ドライバーショットは跳ねて転がり、ちょっと多めに見積もって中学生ぐらいの飛距離に。手前ピンまで180ヤードは軽々超えて、奥に勢いよく転がり落ちていく。ピンに寄らずとも、大喜びの息子。これなら飛ばない父も距離が稼げるはず。夢が広がります。でもグリーン手前からのコロコロ作戦だと周りが凹凸だらけでどこにボールが転がっていくのか予想がつかず&強い全体傾斜のところもあってどこまで転がっていくのか予想がつかず、とにかくピンに寄りません*1。
さらにグリーンが薄くてガチガチ。下見した限り試合会場のグリーンは自然を残しつつも若干整備され、おそらく止まるでしょうけど、ここのパー3は難しい。大叩き… どこかで見た光景が浮かび上がりそう。でもそんなレベルじゃない。グリーンにキャリーしてグリーンに残ったのがあったっけ?、と思うぐらいに止まらない。全ホール大叩き? 高く上げてしまうと止まらない。
コースに隣接したフットゴルフ場。小さい子供たちがサッカーボールを大きな穴に目掛けて蹴っている。その大穴ならピンに勢いよく入るかもしれない。
攻めまくることが持ち味の息子ですら、自らの意思でグリーン手前からコロコロ作戦を実行。この1日で息子のゴルフの引き出しが増えたかも。父がガミガミ言っても聞き入れないのに、自然環境と対峙&受容することで変わる息子の姿。環境はやっぱり大事だなと強く思う。
事前に聞いていた通り、午後7時になっても8時になってもまだ明るいスコットランド。9時でも普通にラウンドできます。7時ぐらいにぶらっと来てサクッとラウンドされていたシニアさんがいらっしゃいました。後ろの組の様子を見ながら、いろいろなライや距離からグリーンに向けて数十発打って、その球が散乱したグリーン周りで寄せアプローチの練習をされている。いや、練習というよりは、これがゴルフライフ、どうだ! と言わんばかりに楽しみ、我々親子の前で披露されておられる。ここに移住したい。日本じゃ絶対に打たないショットが要求されるし。
サンセットが遅すぎて意識しないとボーっとしそうで怖い。ただ我々親子がここに住んでしまったら、学校終わりにひたすらゴルフをするだろうな、サンセットまで。それはそれで…
*1 “【衝撃】「全英は日本人が勝ちやすいメジャーではないです」。日本ツアー30勝・倉本昌弘がリアルな全英を語り尽くす!【PGAツアー】【全英オープン】【ポパイ】#golf #倉本昌弘,” YouTube:U-NEXT ゴルフ公式, 2024.7.12. 全英オープン(1982年)で4位タイの倉本昌弘プロ。整備されたゴルフ場に慣れたアメリカのゴルファーにとっては全英オープンは良くなく、日本人が有利ではないかとかつて言われていた、と倉本プロ。ただなかなか勝てていない現状。倉本プロ曰く、「片一方の傾斜ではなくてマウンドがいっぱいあるんですね。だから当たったところによって全然違うところに行ってしまう」。他にも難しさについて語っておられる。やはり自然環境。