2024.6.19
Non-Routine
2024.6.19
Non-Routine
(最終ホール、いつもより力が入る)
今日は久しぶりにホームコースで平日薄暮ラウンド。素敵な出会いがありました。いつものようにレンジで打ち込んだ後、パッティンググリーンに向かおうとしたところ、“JAPAN”と日の丸が刺繍されたポロシャツを来たジュニアの姿が。一昨年、昨年と引き続き、今年も日本代表としてIMG世界ジュニアに参加され、Instagramでそのお姿を拝見していた小学生のお兄さんでした。
一緒に回っていただけるということで、図々しくも息子と私、3人でラウンドすることに。ママさんに感謝です。小学生高学年のお兄さんとラウンドするのは初めてなので、どんな感じなのか、興味津々でした。ゴルフ場や練習場で小学5,6年生と思われるジュニアを沢山見てきましたので、ある程度、スイングのレベルとか球筋とか、ショートゲームのレベルはイメージしておりました。が、スタートホールからその予想を遙かに超えていました。特に弾道が凄まじくて、最高到達点がかなり遠くでフワッと落ちる球筋。グリーンを狙うショットはほとんどピンに付けていて、一緒にプレーしている私は恥ずかしくてたまりませんでした。比べるのも失礼ですが、大の大人である私とインパクトしたときの音が全然違う。パー4でのアプローチも、えっ、て声が出るほど上手い。
最終ホールも当然の如くピンそばに付けて、息子は短い番手で左足が浮き上がるぐらい力みまくったスイングでなんとかグリーンにオン、私は1番手上のクラブを手にして芯にあたらずショート。息子の世代とは全く異なり、競技人口が増えて、さらに求められる技量も高まるなかで、最上位にいるというのはこういうことなのかと思い知らされました。
息子がバンカーショットした後、2つのカートを引きずる私の姿を見てレーキをかけてくれたり、息子がミスショットしても良いところを見つけて誉めてくれたり、グリーン上でボール同士がぶつかったときにその処理の仕方を教えてくれたり、焦る私にも励ましの言葉をかけてくれたりと、なんだか私が小学生みたいな感じに。将来息子もお兄さんみたいなゴルファーになってくれたらなぁとラウンドしながら思いを馳せておりました。
ラウンドの途中から息子は私に言い寄ってきましたが、帰りのクルマのなかでも、「なんであんな球が打てるの? 早く振ってもああならないでしょ? ヘッドの入り方でしょ、どうやればいの?」と。私はその正確な答えを持ち合わせておりませんけども、小手先でどこをどうしたからといってあの球筋が出るわけではない。「積み重ねた質の高い膨大な練習量とセンスじゃん」と答えておきました。「センスってなあに?」と聞いてきたので、今日のお兄さんと、この前の日曜日に一緒にラウンドさせていただいたお兄さんの名前をあげて、「ああいう感じ」と伝えると、「なるほどね」と息子。なんとなく感じ取っていることでしょう、ゴルフに向いている身のこなし、というものが。
息子より遙かに上手な年上のジュニアさんと時間をともにすると学ぶべきことが沢山ありますし、この何度も訪れた東宝調布で打ったことのない球が5番ホールで出まして、息子の能力を引き出してくれたような気がしております。ラウンド終了後にはママさんからスナックまでいただきまして、なんだか最初から最後まで一方的に与えていただくばかりで...
日曜日は半年ぶりにジュニアさんとラウンドして、その数日後にまたジュニアさんとラウンドできました。いつも同じような場所で同じような時間が過ぎ去っていきますが、この2日間は全く違う。なんだか運が良い6月です。