2024.4.3
自分でコースを設計する
2024.4.3
自分でコースを設計する
(難しそう)
昨日ラウンドしたGDO茅ヶ崎ゴルフリンクス。巨匠、上田治さんの設計です*1。私は初見でコースの設計意図を感じるレベルにはないのですが、設計家の意図を事前に頭に入れてコースに出ると、設計家と対話しながらラウンドしているみたいで楽しいです。最近は、訪れるゴルフ場のヤーデージブックがあれば事前に購入して、「このバンカーを超えてグリーンを狙うチャレンジングな者には報酬があるな」なんて、自分なりに考えてコースに出る姿勢を確立しつつあります。
家でヤーデージブックを眺めていると、息子も興味津々。ヤーデージブックには、グリーンの情報だけでなく、バンカーや木まで何ヤードとか、フェアウェイの形状などが詳細に記されています。息子は自分の距離に当てはめて、「ドライバーでここにいって、次は7番アイアンでここに打って、ウェッジで手前につけて上りのパットだな」なんて語っております。
ヤーデージブックはThe Golf Memoを愛用しております*2。グリーンを狙う場面の写真もあり、事前に色々と分析できます。The Golf Memoには、形がヤーデージブックで、中身は全ページ白紙の “わたしめも” という商品があります。おまけで付いてくる場合もあるのですが、我が家では大量購入しております。何に使うかというと、息子がコースを描くためです。色鉛筆を使って、うねりまくる極小の全体傾斜グリーン、ハザードだらけのコースなどを設計し、プロでもパープレーできないだろう、とニヤニヤしながら書いております。パー2のホールもあったり。親馬鹿ですけど、これはもうコースマネジメント云々ではなくアートのレベル。最近は時間をかけずラフに描くスタイル。
最初はお絵かきの延長として私は捉えていました。ただ、自分でコースをイメージして描く能力は実際にコースに出たり、ヤーデージブックを眺めるときに活かされるのでは、と最近思ってきました。なぜあそこに縦長のバンカーがあるのか、グリーンの左に落とすにはどこから打った方がとめやすいのか、自然に考えるようになってきました。昨日のラウンドでも、「あのバンカーは入れても大丈夫なバンカー。逆に左に落ちるとピンを狙いづらくなる」などと、大きな声で私に助言しておりました。
3月から始まったラウンドレッスンの影響も当然ありますけども、このコース設計ごっこはゴルフの楽しみ度とスコアの向上に効果大だと確信しています。“わたしめも”に独自のコースを描いたり、既存のヤーデージブックを横に置いて模写したり。さらには、その日ラウンドしたコースを思い出しながら、18番ホールまで描いてみたり。クリエイティブな力も、コースマネジメントの力も、記憶力も磨かれる。ヤーデージについても考えるので計算力も。ドリル以上の効果を期待しております。
*1 「コース紹介」,公式ウェブサイト;GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス. ウェブサイトではコースの3D映像が楽しめます。株式会社アビックシステム社さんの技術力。ちなみに、本コースには随所に広告が配置されております。それが場に溶け込んでいて、上田治さんによる素晴らしいレイアウトに現代風の華を添えている感じがしました。
*2 「The Golf Memo:完璧を求める人のために」, 公式ウェブサイト;wowshop. ヤーデージブックのあるゴルフ場は限られています。我々親子のホームコース、東宝調布スポーツパークのヤーデージブックをぜひ作っていただきたいです。声は届かないと思いますので、息子に作ってもらおうかなと考えております。