2024.4.27
次の子にはこうしよう
2024.4.27
次の子にはこうしよう
(打つ場所が違うかな)
日に日にルーティン化する親子ゴルフの日常。これやったら、次にこれして、〇時〇分までにあれして、その後は... 作業みたいになってしまう。仕事でも子育てでもルーティン化した方がダレなくて長期的に見たら良いのではと思いつつも、面白みに欠けるというか、もったいないというか。毎週同じ時間帯に同じ場所でほぼ同じ事をしているという… コンビニで買うスナックすら同じ。
先週土曜日と同じスケジュールで本日も終えようとしております。明日になったら、この2つの日の違いを見分けることもおそらくできなくなる。
ただ先週と異なるのは、午後のラウンドで息子の球がかなり散らばっていたこと。スイング上の原因は私でも分かったのですが、口に出しませんでした。技術的な指導は余程のことがないかぎりしません。自信がないのもその一つ。加えて大きな理由があります。ゴルフ指導者としての経験がゼロだから。故に自信がないとも。今ここを指摘したら他にどこが変わってとか、長期的に見て今改善すべきなのかとか、掴めません。仮にスイングに対して専門的な知識があったとしても、教える経験がないと、しかも因果が長い時間軸で掴めていないと、自信が持てない。
ひとつ特徴的な例をあげると、プロゴルファーを育てコーチングもされておられる三觜喜一プロ。これまで運営されてこられたジュニアスクールを振り返り、こう述べられておられます*1。
「最初の10年ぐらいは…全員潰しました」
ゴルフの世界ではありませんが、教える仕事にも携わっている身として完全に腑に落ちます、このお話し。教える経験なしに1サンプルで上手くいった例もあるわけですが、運・ツキが必要。豊富な経験をもとに指導したらもっと伸びたんじゃないか、と思うこともしばしば。経験 “も” 必要。
毎週同じ時間帯に同じ場所でほぼ同じ事をしていても、違うことを考えられれば有意義で面白い日になるのでは、と思った土曜日でした。
*1 「新年第1弾は三觜喜一プロとの本音トーク「聞きにくいこと全部聞きました」」, YouTubeチャネル; HIGH SPEC GOLF, 2022.1.28. 開始6分50秒あたりから。ジュニア指導のケーススタディを積み重ねて10年。ようやく指導の形が出来上がったとのこと。アスリートを育てること。球はバンバン打たせない。100球以内。身体のしなり。「親にやらされて」という話も。次の動画でも、初期のジュニアを潰したと語っておられます。「辻梨恵プロ×三觜喜一プロ・師弟トークイベント【能登半島地震チャリティーイベント】」,YouTubeチャネル; 三觜喜一MITSUHASHI TV 2024.1.20. ジュニア指導について。「怪我をさせないゴルフスイングの指導」を最重要視されてきたとのことです。またジュニア時代の成績がそのままプロに反映されている側面も女子ツアーでは結構見られるととのこと。ジュニア時代にゴルフを親からやらされていた、というジュニアのお話も。ジュニア時代は子どもに順位を気にさせず、試合に出るよりも練習していた方が良いと。「プロテストは就職試験」。