2024.2.26
最強アマチュア & 起業家
2024.2.26
最強アマチュア & 起業家
(コースでは、そろそろお別れ)
現在、父の私は新たなクラブセッティングを準備中です。メーカーからカスタムクラブが届くのを首を長くして待っています。変えようと思ったそのきっかけは、中年競技ゴルファーが憧れる最強アマチュアのクラブセッティングに触れたこと。
アマチュア競技ゴルファー界のスター、豊島豊さん。学生ゴルファーを除いた社会人最強アマを決める日本ミッドアマチュア選手権で3年連続5度目の優勝を昨年飾りました*1。豊島さんは大学ゴルフ部ご出身。40歳手前でゴルフを始めた私とは背景が全く異なるので参考にならないのですが、その日本一の腕前を持っていてもウッド系はアベレージゴルファーが使うようなクラブを選ばれている。ステレスグローレ・フェアウェイウッドやパラダイム MAX FAST・ユーティリティ。4,5番アイアンではなくユーティリティを2本。さらに7Wも。寛容性が高く、球が上がりやすい仕様。アマチュア競技ゴルファーのトップだからドライバーのロフトは9度ぐらいかなと思いきや、私よりも寝ている10.5度。私のアイアンはマッスルバックで、最強アマはキャビティ...
豊島さんはゴルフイベント運営会社を経営され、プレーヤーとしても競技運営者としても活動されておられる。会社を自ら起こされているのでアントレプレナーの顔も。自分の好きなことを徹底的に追求してエンジョイしている感じがポッドキャストを聞いているとビシビシと伝わってきます*2。
息子はゴルフ場に行くたびに、「ごはんが高すぎる。これじゃ、また来ようと思わない」「カートがあまってるじゃん。減らせばいいのに」「なんでヤマハはピアノもカートもクラブもつくれるの?」「(料金を支払った後)このお金はどうやってみんなで分けるの? 誰が一番多くもらえるの?」「誰が最初にこのゴルフ場をつくろうと考えたの?」「ゴルフ場をつくるためにはいくら必要? どうやってそのお金を集めるの?」「PGAツアーをつくった人は誰?」「お金欲しいならPGAツアーに出るんじゃなくて自分でツアーつくればいいじゃん」「ジョーダン・スピース(プロ)はタイトリストからいくらお金もらってるの?」「なんでアメリカは賞金が多いの?」などなど。
息子はアーティスト(バレエダンサーを含む)か、Uberみないなものを作る人になりたいと小さい頃から言っておりまして、最近はElon Muskさんに憧れている様子。現在は、プレーヤーというよりも、試合を開催したりゴルフ場を作って運営する側に興味がある。ゴルフというテーマで2つの顔(3つ?)を持つ豊島さんの話をすると熱心に聞いております。ゴルフをケーススタディにしてビジネスを学ぶというのも良いかなと感じます。
残念ながら私はゴルフそのものは教えられませんが、商売なら色々と話ができますし微々たるサポートは可能です。でも、プレーヤーとしての腕をとことん磨き極めて欲しいという私の願望もありまして、どうプッシュすれば良いのか。ゴルフ場に行くとスイングやコースマネジメントの話よりもビジネスの話が大半を占めてしまう。ゴルファーとして私を捉えていないのでしょう。それを打破するためには私自身が圧倒的なスコアを出すしかない。寛容性の高いクラブを使って。「それ、やさしいクラブでしょ」と息子から言われる気がしますけども。そうなったら、「そのゴルファーの技量に合ったモノがやさしいクラブだよ」と、へりくつを交えて返したいと思います。
本日は久しぶりに我々のホームコース、東宝調布スポーツパークで薄暮ラウンド。レギュラーティーから打って、最近私は勝てなくなりました(9ホール, 1400ヤードほど)。マッチプレーで、私の 4 down。寛容性の高いクラブセッティングに変えて私のゴルフに劇的な変化が訪れることを期待して。
*1 「日本ミッドアマ3連覇の豊島豊さんはステルス グローレなど”やさしいヘッド”でスコアを作る」, みんなのゴルフダイジェスト, 2024.1.18. ゴルフ始めたての頃は超一流プロのクラブセッティングをYouTubeで見ていました。ただ最近は、競技アマチュアのセッティングばかり拝見させていただいております。特に同世代のアマチュア競技ゴルファー。
*2 「アマチュア社会人ゴルファーの頂点に君臨 豊島豊さんはなぜ強いのか? GDO.PYLポッドキャスト第6回」,ゴルフダイジェスト・オンライン, 2023.10.16. 豊島豊さんがゴルフを始められたのは15歳。私みたいに学生時代にゴルフをしておらずミッドアマ優勝とか上位に入られているゴルファーがいらっしゃるなら直接お話を聞いてみたい。それこそ中年の星。学生ゴルファーが社会人になって試合に出てこられると、私みたいなゴルファーは勝てないでしょ、と正直思ってしまう。今後も息子がプロを目指さずにゴルフを続けたとして、大人になってミッドアマなんかに出場したら、私のようなゴルファーが勝つ余地はないかと。