2024.10.7
企業姿勢
2024.10.7
企業姿勢
(博物館でもある)
本日はPINGの日本総本山、武蔵浦和に行って来ました。新しくなったProdi Gに触れたく、PINGフィッティングスタジオにも。近くにある武蔵野グリーンゴルフで身体を整えてからフィッティングへと向かいました。
スタジオに入るとすぐ目の前にはPING契約プロのキャディバックが飾られ、奥にはPINGの歴代アイアンやパターが展示してあります。私が実物を見てみたいなとずっと思っていたEYE2がそこに。結論を急いで、なぜ、EYE2に惹かれたかというと、Tiger Woodsプロがジュニア時代にスペックをあえて落としてスイングを形成するために使用したクラブがこのEYE2だったからです*1。
キャビティアイアンのEYE2は見た目がすごく優しそうです。ロフトは7番で36度*2。要するに今のタイガーロフト。寝ているクラブを立てて打つスイングが身につきやすい(ちゃんと意図して練習すれば)。無理に球を上げようともしない。ジュニアにはもってこいのアイアンです(小学2年生の息子にとっては重すぎですが)。
となると、時代が違えどTiger Woodsプロの幼少期を徹底的に調べて真似している我々親子からすると、ミーハーな私は特に、息子にPINGを使わせたい、となるわけです。どことなくProdi GのアイアンはEYE2の思想を引き継いでいそうですし、EYE2の軽量版だ、と感じていましたので。ちなみに、Prodi Gの7番も36度。
息子が未就学児の頃、前モデルのProdi Gをレンタルして試打しましたが、長くて&重くて振れなかったこともあり(他にも事情がありました、現行モデルでは改善されたようですが)、「使うなら、小学校にあがってからだな」と思っておりました。
早速、フィッティングルームで現行モデルを試打。ウッド系はおそらく軽くなっています。息子のパワーが増した点を考慮しても、かなり振りやすくなった印象です。シャフトはジュニアクラブにしては太く若干硬めな感じがしますけども(理由があるそうです)、ヘッド特性と相まって球はあがるし、明らかにミスに強いヘッドです。フェアウェイウッドとハイブリッドのボールの拾い具合はピカイチです。見た目も綺麗。そしてアイアンは、Tiger Woodsプロのジュニア時代を想起させ、テンション上がります。私だけかもしれませんが。
アイアンヘッドのネックのところに好きな文字を入れられるそうです。クラブに愛着をもってもらう細かい配慮。ミスショットしても地面に叩きつけることは絶対にしないでしょう。
じゃあPINGで、となりそうですが、お値段もそれなりでして... 息子に試打した感想を丁寧に聞きたいと思っております。
*1 Barath, Ryan, "#TigerTuesdays: Every 2-iron Tiger Woods has ever used," Golf WRX, 2020.5.19. 1992年、17歳でPGA TOURデビューした際の写真があります(Facebook; PGA TOUR, 2024.2.17)。手にはおそらくEYE2。17歳でもキャビティです。マッスルではなくキャビティ。この腕を持ってしても。明確な意図があってのことでしょう。お父様のEYE2、しかも1番で練習していたという話も(Romine, Brentley, "Tiger Woods learned to hit the stinger after stealing dad's 1-iron," Golfweek,USA TODAY, 2018.5.8)。「僕が低いショットを打ち始めたのはかなり前のこと。...父が持っていたベリリウム・カッパーのPing Eye 2の1番アイアンを奪って使ったんだよ、父には難しかったし。父はスピードが出せなかったから、それを高く打てないんだ。それで "じゃあ、僕が使うよ” と言ってそれを何年も使ったんだ」。1番アイアン... それを打つことで、スピン量を減らしたり、低く打つ技術を身につけたそうです。できるだけ早く地面に落ちるボールを打つために。
*2 改めてEYE2を調べていたところ見つけた、かわせみ!さんのゴルフブログ。30年以上前に販売されたEYE2のライ角調整にも対応するPING GOLF Japan について書いておられます。恐るべし、PING。