2024.1.4
息子によるチャリティー?
2024.1.4
息子によるチャリティー?
(実家にあるSNAG golf)
能登半島地震により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
ツアー中継でプロゴルファーの手を見ると、皆さんショット時にグローブをしていらっしゃる。よって私はもちろんグローブ派。理由はともあれプロがそうしてるんだから、迷いもなく私もと。ただ息子はゴルフを始めた当初からグローブをしていません。「気持ち悪いから」と息子。
プロの世界でもノングローブ派は少数ながらおられまして、国内では不動裕理プロ(グローブをしていらっしゃる時期もあり)、横尾要プロ、堀川未来夢プロ*1*2。海外勢では、佐渡充高さんの説明によると、Fred CouplesプロとRobert Strebプロぐらいで、特にPGAツアーでは極めて少ないとのこと*3。グローブをしない理由は、皮膚感覚を大事にしたい、ジュニア時代から素手で慣れている、外すのが面倒くさい、など。Annika Sörenstamプロもグローブをされていない時期がありました。
タケ小山によると、Jack Nicklausプロは「ただの習慣で、今度生まれ変わってゴルフするなら手袋はしない」と言っていたそうです*4。いつどの場所でのご発言なのか、調べても出てこなかったので、その発言の前後の文脈が追えません。解釈の幅がありそうです。ただ、スコットランドという寒い環境でグローブをするということではなくて、力が入りすぎないように、雨で滑らないように、両手の一体感を得るなど、多くのメリットを感じてグローブをしはじめたのがJack Nicklausプロがご活躍される時期から、ということを踏まえると*5、 Jack Nicklausプロのこのご発言はとても意味深いと思います。ショットで多少飛距離が出るということだけなら、パッティングとアプローチでグローブをしないゴルファーだと一貫性が得られて良い感じもします。
Jack Nicklausプロがそうおっしゃられている一方で、PGAツアーや国内の若手プロの皆さんはそろってグローブをされている。客観的にみてグローブをするメリットが大きいのは分かるのですが、Jack Nicklausプロのご発言をどう捉えれば良いのか。あのJack Nicklausプロです。受け流すわけにはいきません。ご本人にその発言の真意を確認したいのですが、そんなことできそうにありません。
息子の話に戻ると、ノングローブ派になってしまったのは、アンパンマンのプラスチック製クラブとSNAG golfでゴルフを始めたときにグローブをしていなかったことが大きいかと。正月に私の実家に戻ってそのクラブを久々に触りました。おもちゃのクラブですがグリップのところがギザギザになっていて、滑らない丁寧なつくり。SNAG golfも素材を工夫した五角形のグリップで、滑りづらい凝ったつくり。どちらも皮膚感覚を磨くグリップ。これでゴルフを覚えましたので、グローブをすると「気持ち悪い」ということになるんでしょう。USkidsのグローブも丁寧なつくりでいつもキャディバッグに入れているのですが、今のところ出番はなさそうです。
実家には、これまで息子が使用してきたクラブとキャディバッグを保管しています。私が研究用としてありとあらゆるジュニアクラブを購入し息子にも触れさせました。その多くは身近なジュニアに譲ったり、メルカリに出品したりしました。しっかり使い込んだクラブのみ手元にとってあります。SNAG golfとU.S. Kids Golf(Yard Club 白・赤、Ultralight 赤・黄・青)です。キャディバッグもありまして、最初に私が息子に用意したのはNIKEのバッグ。保管している理由は、息子が大きくなったときに、これら愛用したクラブやバッグをどう活用するのか考えてもらいたいからです。記念として残しておくのか、チャリティーするのか、その他...
2024年、初振りは実家。素振り。クラブはSNAG golf。もちろんノングローブ。今年はグローブをする機会が訪れるかどうか。
*1 「堀川未来夢はノーグローブ派。はて手袋の効用とは?」, 『週刊ゴルフダイジェスト 2018年12月25日号, ゴルフダイジェストオンライ社(オンラインバックナンバー, 2019.1.15)。この記事の最後に、Jack Nicklausプロの現役時代の発言が記されています。“ニクラスは「ほとんど習慣でやっているだけで効果があるかどうかわからない」と言っていた”。契約もある現役時代のご発言ということで、重みがあります。
*2 「ノーキャップ、ノーグローブの横尾要が3位タイに浮上!」, ゴルフダイジェスト・オンライン, 2012.10.27. その横尾要プロであっても、土砂降りの際にはグローブをされるそうです。
*3 「小祝さくらは「外さない」派。グリーン上でグローブを外す? 外さない?」, 『週刊ゴルフダイジェスト』2022年7月5日号(オンライン, my ゴルフダイジェスト by ゴルフダイジェスト・オンライン, 2022.6.27) 。羽川豊プロもこの記事でお考えを示されておられます。羽川豊はグローブ派。その理由について、そのまま引用させていただきます。“グローブはグリーン上でも外しません。外してどんな意味があるのかわからないし、第一、面倒くさいじゃないですか。アマチュアの人が4人でいちいち手袋を外していたら、スロープレーの原因にもなりかねないんじゃないかと……。素材は革オンリーです。しっくりくるというのがその理由です"。打数が多く時間が掛かりがちな父の私は、アプローチとバッティングの時はグローブを外すので、そのまま付けてプレーするか、ショットの時も素手でやるか、グローブ派かノングローブ派か、どちらかに振った方が良さそうな気がしております。今年のテーマになりそうです。
*4 *3と同じ。
*5 *1と同じ。